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ユーティリティとフェアウェイウッド、同じ距離が残った時はどっちを選ぶ?
こんにちは、ライターのとやです!
皆さん長いパー3やロングホール(パー5)のセカンドショットなど、どんなクラブを選んでいますか? 今はロングアイアンを入れている方って少ないはず。
そのためユーティリティやフェアウェイウッドをチョイスする場面も多いのではないでしょうか。
そしてユーティリティもフェアウェイウッドもどちらも同じくらいの飛距離が出るクラブがありますよね。
こんな時どちらを選んでいますか? またクラブによって弾道やランの出方が変わるってご存知でしたか?
目次
ユーティリティとフェアウェイウッド、それぞれの形状を見てみよう
ユーティリティ(写真右)とフェアウェイウッド(写真左)を見てみると、形状の違いは一目瞭然。
ユーティリティはソールの幅が狭く、重心深度が浅くなっていますね。
そしてフェアウェイウッドは逆。ソールの幅が広く、重心深度が深くなっているのがわかります。
それぞれヘッドの違いだけでなく、同じロフト角のクラブであってもシャフトの長さはフェアウェイウッドのほうが長くなっています。
ロフト角が同じ場合、フェアウェイウッドのほうが飛距離が出やすい傾向にありますよね。
このように、ユーティリティとフェアウェイウッドはそれぞれ違う形状をしているために、同じ距離が打ててもクラブとしての性格は少し変わってくるのです。
ユーティリティの弾道の特徴
ユーティリティの弾道は中弾道です。それはソール幅が狭いため、重心深度が浅めであることが理由です。
逆に言えば高い弾道のボールは打ちづらくなっているんです。
ボールがちょっとだけ低くなる分、強いボールが出やすいのも特徴。その結果としてランを稼ぎやすくなっているんです。
フェアウェイウッドと同じ飛距離が出る場合では、キャリーはフェアウェイウッドに劣り、ランがフェアウェイウッドよりも伸びるため、同じ場所まで転がっていきます。
アイアンに近い使用感のため、アイアンが得意な方はスイングイメージが出しやすく、またライン出しのショットもやりやすい傾向があります。
フェアウェイウッドの弾道の特徴
フェアウェイウッドの弾道は高弾道になります。広いソール幅がフェアウェイウッドの特徴的な形状ですが、これにより重心深度が深くなっています。
ボールをインパクトした時に、重心深度が深いとボールを高く打ち出しやすいのです。
ユーティリティよりもキャリーが出る代わりに、ランはちょっとだけ少なめ。
形状的にドライバーを小さくしたような形状のため、払い打つようなスイングイメージと相性がいい場合が多いです。
また広いソール幅を活かして、ヘッドがボールの手前に入ってしまっても芝を滑ってくれるのでダフりにくいというメリットもあります。
ラインを出して狙うならユーティリティ、高さで止めたいならフェアウェイウッド
同じ距離が残った時、ユーティリティとフェアウェイウッド、どちらも使えるならば自分のやりたいショットを考えてクラブをチョイスしてみましょう。
手前の花道から転がして狙いたい時や、風の影響を受けたくない時には弾道が低めでラインが出しやすいユーティリティ。
ボールの高さを出して、長い距離を残しながらもグリーンを直接狙いたい場合や、グリーン手前にバンカーがあってランが使えない状況なら、高弾道のフェアウェイウッド。
「同じ距離が打てるなら片方いらないじゃん」というわけではなく、状況によって使いやすいクラブが変わってくるということなんですね。
どんなクラブでもしっかり使いこなすにはなかなかハードルが高いかもしれませんが、そこまで考えてマネジメントが組み立てられるようになるとゴルフがもっと楽しくなりますよ。