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【パターの形状編】失敗しないクラブ選びのヒント
ゴルフクラブ工房の店長である私が、日々お客様とお話しする中で感じるアレやコレやを元に、クラブ選びのヒントをお伝えします。
今回はパターについてです。パターってスコアの約40%を担う重要なクラブなのに皆さん案外、ドライバーに目が行きがちじゃ無いですか?
『パターに形無し』なんて言葉がある位、一番感覚重視なクラブですが実はこのパターいろいろな種類があるんですよ!今回はその種類についてご説明をさせていただきます。
目次
ボールの位置でネック形状を選ぶべし!【クランクネック】
皆さんボール位置によってパターのネック形状も変わる!って知ってました?(絶対!って訳じゃないですよ。ベターな話し)先ずはクランクネックのご紹介をさせていただきます。
こちらは画像のように、シャフトの延長線上よりも後ろにヘッド(フェイス)があります。こうしたパターでは、ボールの位置は中央もしくはやや右足よりがよいでしょう!
なぜか。。。それは、ヘッドがボールよりも後ろにある為に球を捕まえ易い形状にあるからです。逆を云うと、左足寄りにボールを置くとヘッドが返りかけたタイミングでボールに当たる為、引っかかり易くなります。(左に転がる)
ボールの位置でネック形状を選ぶべし!【センターシャフト】
センターシャフトはその名の通りシャフトがヘッドに対して真ん中にしかも一直線上にささっているのが特長です。こちらのパターはクランクネックに比べて引っかけニクいことが特徴です。
ボールの位置は左足寄りがベストで、クランクネックとは逆の特性でフェイスが真直ぐ出易いのでこの位置に置く事で転がりのよい球が出ます。
ボールの位置でネック形状を選ぶべし!【ベントネック】
ベントネックはクランクネックとセンターシャフトの中間でオーソドックスなタイプですね!初心者の方やパターが苦手な方におススメです。
パターの位置は中央がいいにおくのがいいと思います。実際に出る癖でネック形状を選んでもよいかも知れません。また、その際ご自身の構えた時のボールの位置にも気をつけてみて下さい。
パターの形状も重要ですよ!【ピンタイプ】
さて、ネックの形状を選んだら次はヘッドの形状です。種類は3種類あります。先ずはピンタイプのご紹介です。
パターのスタンダードとも云われ使い手の打ち方を選ばず扱い易いです。形状がブレード(棒状)である事でターゲットに向きを合わせ易く操作性にも優れているのも特徴です。
パターの形状も重要ですよ!【マレット型】
続いてはマレット型のご紹介です。マレット型は安定性が非常に良く、ヘッドがストローク方向に対して常に真直ぐ向こうとする性能も備えています。
このような特性からマレットはオートマチックタイプと呼ばれヘッドがボールを転がしてくれるイメージで、『迷ったらコレでしょ!』的な感じと私は思っております。
パターの形状も重要ですよ!【L字型】
L字型ですが、最近では石川遼プロがこれを使った事で人気が出ましたが、ちょっと前ではジャンボ尾崎プロが使っていたり名手が多く使っていた事で有名です。
利点はアイアンのアプローチと同じ感覚でストロークし易く、"パターもアプローチの延長"と考える方におススメです。ボールから伝わる感覚も感じ易く②のマレットとは逆で操作性重視といった具合です。ボールをパチンッと打つ人にもおススメです。
まとめ
結論としてヘッド形状は色々ありますが、カップに対してどうセットアップしてどのように打つかが重要です。人それぞれ打ち方がありますから、その辺を考慮して選ぶ事を薦めます。まさに『パターに形無し』です。