ゴルフクラブ
モハメドアリモト
【クラブの顔編】失敗しないクラブ選びのヒント
ゴルフクラブ工房の店長である私が、日々 お客様とお話しする中で感じるアレやコレやを元に、クラブ選びのヒントをお伝えします。 今回は、クラブの『顔』についてご紹介!
クラブの顔って実は一番重要なポイント
皆さんが、クラブを購入しようと思った際先ずは何を第一優先されているでしょうか?
例えば、ヘッドスピードによるシャフトの固さ・重量・etc、、、、、色々とあるとは思いますが
筆者が、思うにアマゴルファーが購入した後、納得して長く飽きずに愛用出来るクラブに巡り合える重要な選択ポイントは、まず1番にクラブの顔つき・好みで選ぶことです。
初心者の方が上級者向けクラブでも気に入れば良いのか・・・と云われれば難しい所はありますが、それでもプレイヤーがそのクラブでなら自分の思う弾道や安心感が持てるのならばいい結果が出るはずです。
逆にコレが一番と薦められたクラブに違和感を感じたら、そのクラブは貴方の愛用クラブにはきっと、成らないでしょう!いや、成らないなっ!絶対に!
クラブ選びも恋愛と一緒!愛情を注ぎ込めなければ長続きや愛着は生まれないのですよ。
顔つきによる性格の違いも判断材料に!
上記では、先ず好みの顔つきを選びましょう、、、と書きましたが、では顔つきによる性格の違いも考慮して自分のプレイスタイルに合わせられれば、よりよいものが選べます。
今現在、どのメーカーさんでも①小顔なアスリートタイプ(操作性重視)と②大顔な易しいタイプ(ミスヒット軽減)の2モデル展開が主流です。では、①小顔モデルの特徴は操作性重視と云うだけありスイング中ヘッド(顔)が敏感に反応します。
という事は、意図した方向にヘッドは動かし易いがミスすると敏感にヘッドが反応します。②大顔モデルはその逆で、ヘッドの動きは鈍感です。
となると、ミスにも鈍感でヘッドの反応がゆっくりでミスに影響しにくいです。まぁ、この辺を考慮して選んでおけば愛用のクラブ性格を理解出来 納得を得られるでしょう。
打音・打感も判断基準に入れましょう!
打った時の感触(柔らかい・固い)、打球音にも気を配ってみましょう。打った時の感触・音は、芯を外すか?
外さないでも大きく変わりますが気持ちいいショットを実現する上で欠かせない要素の一つでしょう。
音や感触は、感覚的な判断でプレイヤーの感性による所ですので選ぶ人によって各々、異なるものです。
しかし、打感や音が悪いとナイスショットしても消化不良なイメージを長く引きづりその後、ミスヒットを誘発する材料にもなりかねません。
では、素材の違いによる音・感触の違いは軟鉄・フォージド等の表記があるモデルは打感は柔らかく音は多少曇りがち、表現するなら『クシャっ』逆にチタン素材に代表されるいわゆる『はじき系』、『飛距離追求モデル』などは打感は固く音は『キーン』という金属音が強くなります。
練習場でも、他人の打席を気にして聴いてみると十人十色ですよね。
これも、その人それぞれの個性とでも云えるでしょうね。僕の心の師匠、ブルースリー氏の有名な言葉にもあるように『Don't Think,Feel!』です!
最後はスタンス(構え)した時に伝わる感覚です
皆さんが、クラブを購入しようと思ってゴルフショップを訪れた際に店員さんから声を掛けられた経験はありますよねぇ?
その時だいたいが『どんな、クラブをお探しですか?』とか、『今日は、1wですか?アイアンですか?』な〜んてのがお決まりのパターンですよね。
でも私は、『どんな顔のクラブがすきですか?』と合わせてお聞きするようにしております。この時お客様の中で『別に好みもハッキリしないなぁ。。。』なんて方には、先ずクラブをソールして構えてもらいます。
ご自分の好みがハッキリされてる方にも先ずは構えてもらいます。何故か?、、、、、クラブって微妙に構えた時の顔が違うんですよ!
それに、この時の第一印象が結構重要なクラブ選びの重要な第一歩です。人と付き合う時も最初の第一印象が肝心っていうのと一緒です。
今回のまとめ
どうですか?雑誌や、参考書にはよくクラブの構造上の数値やプレイヤーのスイングパターンによって"お薦めのクラブはこれ!
"アスリート派、楽ちん派"なんて区分けで各メーカーさんのクラブ紹介がでていたりしますが、先ずはクラブを気に入るか?否か?なんですよ。
ゴルフは、他のスポーツと違い道具に影響される所が多いスポーツです。だからこそ、一番気に入ったクラブをトコトン探す事が上達の一つの要素であり他のスポーツにはあまり無い、ゴルフの楽しみの一つではないでしょうか?