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mariko

グリーン周りのお助けクラブ!?チッパーでアプローチを簡単に

チッパーというクラブを使ったことはありますか?

チッパーはランニングアプローチに特化したクラブで、特にグリーン周りで力を発揮します。

この記事では、チッパーについての特徴や利点をご紹介していきますね。

チッパーの特徴(1)ロフト角

チッパーは、ロフト角は35度~55度程度ですが、一般的なウェッジのように細かい刻みでロフトが設定されているわけではなく、ほとんどの場合、10度刻みで売られています。

チッパーはランニングアプローチ(転がし)に特化したクラブですが、ある程度ロフトに角度があるのには理由があります。

グリーンは、コースで一番芝が短いのが通常で、ボールが転がりやすいです。

それに対してグリーン周りはグリーンよりも芝が長く、打ち出しでボールを浮かさなければ芝の抵抗を受けて転がりが悪くなります。

そのため、チッパーにはある程度のロフト角が設定されているのです。

チッパーの特徴(2)滑りやすいソール

チッパーはソール幅が広く、芝の上を滑りやすい形状のクラブです。

そのことでどんな恩恵があるかというと、多少ボールの手前を打っても、滑りがある分ボールにヒットしやすくなるのです。

例えば、グリーン周りでSWを持ってアプローチした場合、クラブが地面に鋭角に入っていわゆる“ザックリ”状態になるというのは起こりがちなミスですよね。

ソールに広さがあるチッパーには、このようなミスを軽減してくれるという利点があるわけです。

チッパーの特徴(3)パターのように打て、方向性がいい

チッパーは、グリーン周りの難しい局面からのランニングアプローチを得意とするクラブ。打ち方はロングパットに似ています。

通常のショットよりもボールの近くに構え、パターと同じように地面と平行に引いて打てば、簡単にロフトなりの上がりが出て転がるというのがウリです。

普段のショットでは、スタンスやスイングのちょっとした乱れで方向性を誤ることがありますよね。パターの場合はどうでしょうか。

打ちたい方に向かって直角にクラブを合わせることさえできれば、初心者でもある程度の方向性を担保することができると思います。

パターのように打てるチッパーは、パターのようにターゲットに直角に合わせることで、同じように楽に方向性を出すことができます。

4.ルール違反には注意!

“チッパーはルール違反”という情報を目にすることがあります。しかし、ほとんどのチッパーはルール上違反に当たるということはありませんので、安心して使用して下さい(打面が2つあるものなどは違反)。

1点注意したいのはグリップ。ルール上、チッパーはアイアンに分類されます。パターのようなストロークで打つため、パターグリップを装着すれば…と考える方もいるかもしれませんが、ルール上、パター以外のクラブにパターグリップのような一部平面のグリップを装着するのはNGなので、通常の円形グリップを使用しましょう。

いかがでしたか。アプローチを劇的に簡単にしてくれるチッパーは、グリーン周りに苦手意識がある方の心強い救世主になってくれるはずです。

1万円以下のリーズナブルなものが多いので、試しに使ってみては?