「コースマネジメント」の意味を理解してベストスコアを狙いましょう！

こんにちは♪

皆さんは、「コースマネジメント」という言葉を聞いたことがあると思います。

なんとなく、「コース攻略？」のように漠然ととらえている方も少なくないと思いますが、実はこの意味を正確に知っているのとそうでないのとでは、スコアに雲泥の差が出てしまいます。

今回はその「コースマネジメント」とは何なのかをしっかり理解して、ベストスコアを出せるようにお勉強しちゃいましょう！

漠然と「攻めて」いませんか？

ゴルフには「パー72」という基準スコアが存在し、われわれ一般のアマチュアゴルファーが目指すのは、いかに1打でもこの「72」に近づけられるかを競うスポーツです（プロや一部トップアマは当然これより少ないスコアを狙うのですが）。

しかし、自分自身のベストショットの集大成が「72」に近付くと考えてしまうと、実際は思いとは反対にこのスコアからは遠のいてしまいます。

つまり練習場で「10球に2、3球打てる程度」のベストショットを毎回実現しようと試み、またそのベストショットが「たまたま」打てた時に得られる恩恵を毎回求めるこの考え方は、確率の悪い単なる「無謀な攻め」であり、ほぼ8割は失敗に終わり、結果大叩きをして「72」から徐々に遠のいてしまいます。

マネジメントとは、常に確率のいいほうを選択すること！

マネジメントとは、各クラブでのショットの成功確率、ライや風、心理状況などを総合的に判断し、成功確率の高いほうを常に選択するということです。

例えばティーショット。

あなたはドライバーでキャリー約220ヤードだとします。

しかし狙った方向に飛ぶ確率は20パーセント程度。練習場で5球に1球正確に打てる精度です。

ティーインググラウンドに立つと、ちょうど220ヤードで越えそうなフェアウェイバンカーがあります。

多くのアマチュアゴルファーがバンカー越えを狙いそうなシチュエーションです。

ここで問題です。

ドライバーを持ってこのバンカー越えのティーショットが成功する確率は何パーセントでしょうか？

おそらく練習場で20パーセントの確率ですから、本番になるとさらに緊張などがありますので、確率はあっても10パーセント程度かそれ以下でしょう。

ほとんどがバンカーにつかまるか、力んで右プッシュやチーピンでしょう。

ゴルフクラブは長くなればなるほどショットの精度や成功確率が下がります。

この場合、バンカー越えはあきらめ、絶対にバンカーに入らないユーティリティやアイアンなどの「成功確率の高い」クラブを選択するようにします。

こうして、いくつかの選択肢のうち、自分の今の状況を考えてもっとも成功確率の高い方法を選択していくのが「マネジメント」の意味です。

守った結果が「72」に近付く！

プロの試合を見ているとよく「我慢のゴルフ」という言葉が出てきます。

ずっとパーが続いている展開を表しますが、まさしくこれが「マネジメント」にピッタリの言葉です。

1打1打、常にハザードやバンカーなどの危険を回避するためにベストな選択をし、それを愚直に実行する。

まさに「我慢」です。そうです、「72」とは我慢の集大成なのです。

決して攻めた結果ではありません（たまには攻めた結果として好スコアが出ることもありますが）。

こうして1打ごとに2～3個の選択肢を考え、その中からベストなクラブ、方法を選んでいく作業を繰り返すと、ラウンドが終わった頃には頭はヘトヘトになっているはずです。

それくらいゴルフは頭を使うスポーツです。

そして頭がヘトヘトになってクラブハウスに戻ってきた時、きっとあなたにとって好スコアが実現されているでしょう。

目指せベストスコア！！　ではまた♪