初心者
Nick Jagger
グリーンのラインの読み方を覚えてパット数を削減しよう!
トータルスコアの約40パーセントは、グリーン上のパット数が占めています。
データによりますと、75でラウンドする上級者で30パット、100前後でプレーする人の平均は40パットです。
このような数字を考慮すると、無駄なパット数を減らすためには、グリーンのアンジュレーションを読む能力を高めなくてはいけません。
グリーンに上る前に全体の傾斜を把握する
グリーンに上がってからでは、なかなか傾斜のジャッジはできません。
上がる前にグリーン全体を見渡し、傾斜の大まかな特徴をつかんでおくことが大事です。
グリーン手前の花道のように低い場所からだと、傾斜がよくわかります。
例えば、手前から奥に上っている、いわゆる受けグリーンであれば、手前からは上り、奥から下り、右に乗ればフックライン、左ならスライスラインということがわかります。
まずは、グリーンの一番高い場所を探して、そこをベースに全体的な大きな傾斜を把握することが、第一段階です。
ボールの後方からラインを決定
次はボールとカップの間の高い場所をチェックします。
ボールの後方からラインを見ると、右が高かったり、左が高かったり、最初に読んだラインの中にも微妙な高低差があることに気づきます。
基本的なラインからその微妙な傾斜を足し算、引き算することがパッティングの読みなのです。
これで方向性は決定しますが、まだライン読みは終わりではありません。
低いほうから最終チェック
パッティングは方向性だけでなく、距離感も重要です。
次はボールとカップの間を真横からチェックします。この時、必ず低いほうから見なくてはいけません。
フックラインであればカップに対して左側、スライスラインなら右側から見るのです。
ここで見えてくるのが、上りか下りかです。
パターを肩の高さで水平にして持つと、微妙な上り、下りが確認しやすいので、ぜひ取り入れてみてください。
これで初めて距離感と方向性の合ったライン読みが完了です。
40パット平均の人が10減らせば、一気にスコアアップです。
無駄なパット数を減らすには、この確かな読みが必要なのです。
ここまでラインの読み方について書いてきましたが、ラインの読みに時間がかかってスロープレーになってはいけません。
グリーンに近づいていく時からライン読みは始まっています。
他の人のパッティング中などに、邪魔にならないように効率よくラインを読めるようにしましょう。