初心者
もーりー
距離の短いパー4に潜むワナ 【パート1】
ラウンドで18ホール回っていると、必ず1つや2つは短い距離のミドルホール(パー4)がありますよね。
いわゆるチャンスホールってやつです。
でも、ちょっと待って!
チャンスホールといいながら、気づけば案外大叩きしていませんか?
ただ距離を短くしているわけではない
距離の短いパー4。
ほとんどの皆さんが簡単、チャンスホールと認識するはずです。
しかし、本当に簡単なんでしょうか。
距離の短いパー4には一見カンタンそうに見せておいて、コース設計者の思い……言い換えればトラップ(罠)が仕掛けられていると思うんです。
男子プロの試合でも300ヤード以下のパー4が設定されている場合もあります。
プロの飛距離なら1オンも可能なわけですが、少しでも左右に逸れるとハザードに入ってしまったり、罰打が加えられたりするようなシビアな設定になっていることが多いです。
そうです。
飛距離設定が短い代わりにハザードなどのミスを誘発させる仕掛けがなされていることが多いんですよね。
仕掛けの代表的なものてしては、
1.ティーショットを視覚的に惑わせる
2.2打目地点のハザード
3.グリーン周りのハザード
4.異形グリーン
といったものが挙げられます。
1.ティーショットを視覚的に惑わせる
距離の短いパー4のティーグラウンドからの景色ってけっこうトリッキーな場合が多いです。
例えばティーグラウンドのすぐ先に大きな池があり、それを越えるように打たなきゃいけないとか。
150ヤードもあれば十分に越せるはずなのに池にポチャッてパターンに陥りやすいですね。
次はティーグラウンドからグリーンまでひたすら上っているパターン。
距離が短くても上り傾斜の分、思ったより飛ばなかったりします。
あとはフェアウェイがすごく狭くて両サイドがOBゾーンやハザードになっている場合も多いですね。
せっかくのチャンスホール!? でOBを打とうものなら、一気にダブルボギー以上がほぼ確定です。
ロースコアのチャンスと思っているだけにダメージが倍増してしまいます。
これらはいずれも飛距離を出そうと力んでいるゴルファーに仕掛けられた罠です。
全体の距離が短い分ティーショットを飛ばして2打目を楽にしようと考えがちなのがアベレージゴルファーですからね。
2.2打目地点のハザード
距離も短いしティーグラウンドから見た感じも特に問題なさそうだ、と安心してはいられません。
こういう場合に多いのが2打目地点のハザードです。
一番気をつけたいのはバンカー。
ちょうどドライバーで打った距離くらいのところにバンカーが配置されていることが多いです。
フェアウェイバンカーに入れてしまうと、セカンドショットでグリーンに乗る確率が低くなります。
さらにアゴの高いバンカーから無理に出そうとして大叩き、なんてことにもなりかねません。
あとはフェアウェイやラフに大きな樹木がある場合も注意しましょう。
ティーグラウンドからはあまり気にならなくても、いざセカンド地点に行くとその木の枝が効いていてグリーンが狙えない、ということもあります。
特に短いパー4は、セカンドショットはショートアイアンを持つ機会が多いので、ボールを曲げにくいです。
ですので木の枝がせり出している樹木などにはいつも以上に気をつけましょう。
おっと、いつもの調子で長くなってきますので、続きは【パート2】に掲載したいと思います。
お楽しみに!