初心者
とや
ゴルフ用語をおさらい!「バウンス」って何だろう?
こんにちは、ライターのとやです!
サンドウェッジを選ぶポイントとしてよく挙げられる「バウンス」という言葉、皆さんご存知ですか?
知っていてもバウンスの大小によってどんな影響があるのか答えられますか?
ゴルフ初心者の方には、サンドウェッジ選びの1つのポイントとして、またバウンスについてイマイチよく分からないというゴルフ経験者の人も参考にしてみてください。
さぁ、今週も始まりましたゴルフ用語のおさらいシリーズ、「バウンス」って何だろう? どうぞ!
目次
バウンスとはソール下の出っ張り
まずバウンスとはサンドウェッジなどのソール下、出っ張っている部分を指します。バンス、とも呼ばれますね。
クラブを真っすぐ立てた時、平行のラインに対してどれくらいの角度がついているのかを確認してみます。
この角度をバウンス角(イラストのx)といいます。
このバウンス角に、バンカーショットを簡単にしてくれるための秘密が隠されているんですよ。
このバウンス角によって、リーディングエッジが砂に刺さらず振り抜けるようになっているんです。
バウンスは8度、10度、12度が主力
現在発売されているウェッジでは、バウンス角は8度、10度、12度が中心です。
8度はバウンス角が少ないタイプ。12度はバウンス角が大きいタイプ。10度はその中間と考えても差し支えないでしょう。
なかにはバウンス角が14度とかなり大きなものもありますね。
バウンスが大きいウェッジのメリット/デメリット
バウンスが大きいウェッジは、リーディングエッジが地面に刺さりにくくなっています。
これが大きなメリットで、バンカーショットで真価を発揮します。
ボールの手前を打つバンカーショットでは、バウンスがあるおかげで砂に刺さりにくく思い切って打つことができるんです。
こうみると良いことばかりに見えますが、実はバウンスがあるおかげでちょっとだけ不都合も出てきます。
それは芝が薄いところからのショットでは、バウンスが邪魔をしてトップのミスが出やすくなります。
しっかりダウンブローにボールをインパクトしないとミスショットになってしまうんですね。
バンカー性能は高め、通常のショットはやや難易度は上がるのがバウンス大きめのウェッジです。
バウンスが小さいウェッジのメリット/デメリット
バウンスが小さいウェッジは、薄い芝からでもショットがしやすいメリットがあります。
バウンスが出っ張っていない分、クリーンにボールをとらえやすくなります。
反面バンカーショットで使うにはバウンスがありませんから、リーディングエッジが砂に刺さりやすくなってしまいます。
ボールの下の砂を薄く取るようにスイングしなければザックリとなって、無駄にバンカーでスコアを浪費するハメに。
バンカー性能はやや難易度が高め、通常のショットでは高さが出しやすいのがバウンス小さめのウェッジの特徴です。
バウンス角も適材適所! 得意な場面と苦手な場面
バウンス角は大きくても小さくても、結局良いところもあれば悪いところもあります。
それぞれ「どういった場面が得意なのか」を理解してウェッジを選ぶようにしていきましょう。
1つのウェッジを使いこなすのもゴルフの醍醐味かもしれませんが、その状況に応じて得意なクラブ、得意なバウンス角の道具を選ぶとスコアアップにつながります。
ウェッジを何本もバッグに入れている上級者は、こうしてウェッジを使い分けているんです。
ロフト角ばかりに目が行きがちですが、ウェッジのバウンス角も少し気にしてみてください。