初心者
LITTLE RED BOOK
【126切り講座】池の多いコースでスコアを崩さないための注意点とは?
「126を打たないゴルフ」を目指している皆さん、調子はいかがですか?
先日、池や小川の多いコースで毎年開催されているコンペに参加してきました。
私は昨年、このコンペで球を4つも池に入れてしまい、スコアも低迷しました。
今年は、絶対に球を池に入れない決意でこのコンペに臨みました。
結果は池ぽちゃはゼロ、そして幸いにもベスグロ(※)が取れました。
※ベスグロ……ベストグロスの略。ハンデを考慮に入れない実打数のスコアでもっともよかったスコアのこと
そこで今日は、「池の多いコース」でスコアを崩さないための注意点について考えてみました。
池が効果的に配置されているゴルフ場の特徴
「池の多いコース」といっても全ホールが「池越え」という訳ではありません。
3~4ホール毎に「池越え」のパー3や「池絡み」のパー4が登場します。
9番や18番などイン、アウトコースそれぞれの最終ホールは、池を活用した難しいレイアウトになっていることが多いです。
これらはゴルフ場のホームページに「名物ホール」として紹介されています。
ところで、皆さんはパー3とパー4ではコース設計者の「池の使い方」が少し違うことに気づいていますか?
池越えのパー3は思い切って打つしかない
池絡みのパー3ホールは「池越え」になっていることが多いと思います。
つまり「池越えのショットを打たざるを得ない」ような設計になっているのです。
池越えのパー3では、小細工は無用で、思い切りの良さが求められます。
ティーアップを高めにして、1つ番手の大きなクラブを思い切って振ってください。
池を越えればラッキー。グリーンオーバーした時の事は後で考えれば良いのです(池ポチャした場合は「救済の前進ティー(もしくはドロップゾーン)」が用意されています)。
池の絡むパー4は熟慮してルートを選択する必要がある
一方、池の絡むパー4ホールは「迂回路」が必ず用意されています。
つまり「ボギーを取るための安全なルート」があるということです。
例えば図の9番ホールで、私がどのルートを選択したのかご説明します。
ティーショットはランを含めて240ヤード、池の手前30ヤードで止まりました。
ピンまで残り150ヤードなので、7番アイアンで十分届く距離です。
しかし私は敢えて池越えは避けて、一旦池の左の花道に球を置くことにしました。
そこからピンに向けてアプローチ、2パットで計画通りのボギーに収めました。
池越えは「左足下がり」のライに注意しよう
この9番ホールで、私以外の3人は第2打でグリーンを狙い、全員池ぽちゃでした。
表彰式パーティーの席で、同伴者の皆さんに聞いてみました。
「なぜあのシチュエーションで、グリーンを狙ったの?」
(答1)自分のショットの成功率を忘れて、グリーンに届くと思い込んでしまった。
(答2)ここで狙わないのは男じゃないと思ったが、球が全然上がらなかった。
(答3)池の手前が「左足下がり」のライだということに気が付かず、ダフってしまった。
そうなのです・・・池の手前は池に向かって下り傾斜、つまり左足下がりになっているのです。
そして左足下がりのライは球を上げにくく、右側の地面が高いのでダフリやすいのです。
このコラムを読んだ人は、次回のラウンドで池越えになった場合は「左足下がり」のライに注意してください。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。