Gride

初心者

今日一

revue!初心者向けスイングチェックリスト14「ヘッドアップせずに頭を残しているか?」

みなさんこんにちは! ライターの今日一です!!

今回のチェックポイント。数ある中でも常に「アリ」なポイントになっています♪

「ヘッドアップ」初級者、初心者にとっては「ミスの素」!

getty

初級者、初心者にとって、インパクトの瞬間からボールを目で追ってしまい、頭(顔)が上がってしまう「ヘッドアップ」は避けるべきものという認識で、OKだと思います。

「今日は100以上叩いてしまった」というラウンドの後、原因分析してみると「ヘッドアップしていたか……」なんてことが今でもよくあります。

最近のラウンドでも、不調の理由は「ヘッドアップ」というケースがありました。

まぁそのおかげで、ラウンド帰りに練習場へ寄って確認しようなんて気持ちになったので結果オーライでしたが(「上達間違いなし!ラウンド帰りに練習場へ!!」をご参照ください)。

ヘッドアップしないことにこだわり過ぎると、それはそれで弊害が生じる危険性がありますが、まず初級者、初心者レベルの間は「ヘッドアップ禁止!」でいいと思います。

「ボールを見過ぎない」というアドバイスがあります。確かに、ボールを見過ぎると、インパクトがゴールになってしまい、結果飛ばない(この点、後ほど詳細に書かせていただきます)。

でも、初級者、初心者の場合、「ボールに上手く当たらない」「最悪の場合空振りもありえる」ということを考えると、まずは「きちんとボールに当てること」がスタート地点ですよね。

そう考えると、我々レベルだと「ボールをしっかり見る」ことが大事だと思います。

インパクト直後にボールの行方を気にして「ヘッドアップ」

getty

インパクトまで「ボールをしっかり見る」ことにした場合、一点注意点があります。

ボールを見るのはインパクトまでで、その後もボールを目で追い続けてしまうと……はい、ヘッドアップしてしまいますね。

そうすると、初級者、初心者を最も苦しめている(と私は思っている)「大スライス」を誘発してしまいます。

インパクトまでボールを見ていてOK。インパクト後はボールではなく、ティー(ティーが飛ぶことも多いので、正確には「ティーのあったあたり」)を見続けるようにしてほしいんです。

こうすることで、ヘッドアップを抑えることができます。

ヘッドアップを抑えると、

・ボールをしっかり打つことができる
・スライスなどのミスを抑えることができる
・スイングが安定してくる

というメリットを感じられるようになると思います。

今考えると恥ずかしい……「ヘッドアップしない意識」が強過ぎた弊害その1

getty

スイングチェックリストをrevue(フランス語で「見直し」「評価」の意)していると、チェックポイントを意識し過ぎるあまり生じる「弊害」があったというケースに気付きます。

どんなポイントも「やり過ぎ」には注意ということですかね。今回の「ヘッドアップしない意識」にも弊害がありました。

一番分かりやすい弊害が「ボールの行方を見失う」ということ。

私は視力が異常に良いので、同伴者のボールを誰よりもよく見ていますし「え、落ち際のそんなところまで見えたの? おかげでロストしなくてすんだよ」と言われることもしばしば。

しかし、自分のボールはひんぱんに見失っていました。

最初の頃は同伴者から「ボールの行方は気にしなくていいよ、見てるから。それよりボールをしっかり見て打ちなよ」と言われて、それこそティーショットのボールを着地まで一切見ないようなこともありました。

まぁ、初心者が空振りする姿を見たら、ほとんどの同伴者はこんな風に声を掛けますよね。でもそれから、ボールの行方を追うのを人任せにして、自分で見ないクセがついてしまったりしました。

「初心者は同伴者にボールを見てもらうもの」と誤った認識をしてしまったんですね。

指摘されるまで気づかなかった……「ヘッドアップしない意識」が強過ぎた弊害その2

getty

最近は、さすがにボールの行方は自分で追うようになりましたが、相変わらず「可能な限りヘッドアップしない」という意識は持っていました。

その結果、弊害その2として「飛距離が出ない」という状態に陥りました。これは指摘されるまで気づきませんでした。

練習場で上級者の友人に「もっと飛距離が欲しい! 特にドライバー!!」と相談した際、「スイングしてみて」と言われ、目の前でいつも通りスイングしました。

すると、「なんでそんなに頭を固定しているの? 『絶対にヘッドアップするな!』って教わったりした?」と聞かれました。

素直に「ヘッドアップ禁止」をチェックポイントにしていると答えると、「なるほどね。でもそろそろ『インパクトの直後まで、ヘッドアップ禁止』に切り替えてもいいんじゃないの」とのこと。

どういうことか聞くと、「今日一君は、『ヘッドアップしない!』と意識し過ぎて、身体が全然回っていない。インパクトで止まってしまっている感じ。それじゃ飛距離は出ないよ」と。

なるほど、なるほど。「フォローで右腕を振り切れているか?」「しっかり捻転できているか?」といったことをチェックポイントに上げていながら「ヘッドアップ禁止」を意識し続けたことで、「振れないスイング」を作り上げていたとは……。

どう「ヘッドアップせずに頭を残しているか?」とつきあうか?

getty

大事だけどやり過ぎ注意の「ヘッドアップ禁止」。ある程度打てるようになった頃にどう改善すればよかったのか??

答えは出ていました。

前述の友人からのアドバイス。「インパクトの直後まで、ヘッドアップ禁止」、これですね。

確かにプロゴルファーだってずっと元ボールのあった位置を見続けている訳ではありませんもんね。

この「インパクト直後」のタイミング、私はこうして身につけました。

インパクトの直後、右肩がアゴに当たる。そこから、目はボールを追ってOK。そのまま身体が飛球方向を向くのに合わせて顔を上げていけば自然なスイングの完成。

どんなにスイングに慣れても(というほどベテランではありませんが)「インパクトの直後まで、ヘッドアップ禁止」は最重要チェックポイントと意識します!!