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初心者

もーりー

正しい処置をしよう!勘違いしやすい『ゴルフルール』【第3回】

皆さんゴルフを楽しんでいますか!

こんにちは、ライターのもーりーです。

今回は勘違いしやすい『ゴルフルール』の第3弾です。

数年前に、尾崎直道プロが試合でマウスピースを装着してプレーをしたら、失格となってしまいました。

野球やボクシングはOKなのに、どうしてゴルフはダメだったのでしょうか。

球を打つ前後の問題に関するルール【その1】

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まず最初は競技ゴルフに関するルールからです。

①使用したクラブのデザインが規格外であった

②プレー中にドライバーのヘッドに貼ってある鉛板を剥がしてプレーした

これは①②ともに競技失格となります。

①については、イギリスR&A(ロイヤル・アンド・エンシェント・ゴルフ・クラブ・オブ・セント・アンドリュース)が定める「適合ドライバーヘッドリスト」に登録されていないドライバーを試合で使うことはできません。

日本では、プロギアのドライバーがR&Aルールに抵触して、登録リストから除外されたのが記憶に新しいかと思います。

②については、プレー中に故意に変更や調整をしてはいけない、ということです。

プレー中に損傷したり、鉛が剥がれた場合は無罰ですし、元に戻すこともできます。

同じ損傷でも、怒ってクラブを叩きつけた場合は元には戻せません(当然ですよね)。

また、流行のクラブの調整機能についても同様の処置になりますよ。

「プレー中の損傷」ならセーフ、「変更や調整目的」ならアウトと覚えておきましょう。

球を打つ前後の問題に関するルール【その2】

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③1ホール中に練習ストロークをした

ペナルティーとして2罰打の加算となります。

ただし、次にプレーするホールの待ち時間に、その周辺でチップショットやパット練習をするのは許されています。

④ティー区域の外に球をティーアップして打った

ティーマークを結んだラインの区域外からティーショットをしてしまった場合は、そのショットは取り消されます。

2罰打加算されますから、次の打ち直しのショットは3打目となります。

ちなみに、ティー区域ですが、ティーマークを結んだラインより前、両サイドはティーマークより外側は区域外になります。

意外に知られていませんが、ティーマークを結んだラインから2クラブレングス後方までは区域内、それよりも外側(後方)は区域外となります。

マウスピースを装着で失格!?

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数年前に尾崎直道プロが試合でマウスピースを装着してプレーをしたら、失格となってしまいました。

野球やボクシングはOKなのに、ゴルフはルールが厳格だ…。

いえいえ、実はこれ、マウスピースを装着しただけでは失格ではなかったようです(R&Aの裁定集にも、マウスピースが違反だとは載っていません)。

問題になったのは、「マウスピースを使うと飛距離が伸びるんだよ」という、直道プロのプレー後の発言でした。

これを知ったトーナメントの競技委員会から「人工の機器と異常な携帯品、携帯品の異常な使用」(ゴルフ規則14-3)に抵触すると判断されて、失格となってしまったのでした。

「飛距離を伸ばすための道具」としてマウスピースを使った、という見解ですね。

ですから、マウスピースを本来の目的である「噛み締めの圧力から歯を守るため」や「噛み合わせの矯正」といった理由があって試合で使うのであれば、認められる可能性は高そうですね。