初心者
もーりー
『人に教える』ことで気づかされるコト【その2】~アドレスでのボールの位置は一定に!編 ~
最近、毎週のように初心者にレッスンをしている“なんちゃってインストラクター”ライターのもーりーです。
「今は自身が100切りがやっとな状態なのに、人に教えている場合か」と自責の念に駆られっぱなしなんですけどね……。
なので、今回も『教える』というよりは、初心者くんと一緒に上達のための『気づき』を見つける心構えで挑んだ次第です。
先週までが嘘のようにトップのオンパレード
今回は初心者二人組のうち、B君とマンツーマンで練習です。
このB君、近々社内コンペに出なければならないので、はじめに練習グリーンに向かいます。
そこで、以前に記事でも紹介したことのある、私の超オートマチックなパットの距離の打ち分けをみっちり1時間伝授!
(これでコンペで10打は縮まるはずさ!笑)
その後、ピッチショットのアプローチ練習も行いましたが、いかんせんコンペまで時間がなさ過ぎる!
ということで、“ゴルフはゴロフ”よろしく、手本を見せつつの「グリーン周りはできる限りパターで転がし上げるように♪」の説明で、アプローチ練習は切り上げました(雑な説明かもと思いつつも、超初心者にはパターのアプローチが一番無難なのです!)
ということで次は打席に入り、先週までのおさらいで7番アイアンのショットを練習開始です。
B君には悪いけど、オイラも近々ラウンドがあるのよん。
なので、少しだけ自分の練習をさせてね♪と、20球ほどアイアンショットの練習をしてから振り返り、後ろの打席のB君の様子を確認してみます。
あれー?
マ、マ、マ、マズイ (ーー;) 。
先週までは出ていなかったトップのオンパレードではないですか。
B君も首をかしげています。
いったい何が起きたのでしょうか……。
原因は『アドレスでのボールの位置』
せっかく先週までイイ感じだったのに……。
すぐに原因を見つけないと、B君がまた自信を失ってしまいます。
自分の練習は中断して、B君のスイングのチェック開始です。
うーん……。
見る限りでは悪いところはないし、先週までの課題である『胸を回す』と素振り段階での『フェースの開閉』についても悪くはないし。
トップするということは、クラブがボールの上半分に当たっているはずです。
それならば、ダウンスイング以降で上体が起き上がって、アドレス時より手元が浮き上がってインパクトを迎えている可能性が高い。
ボールの行方が気になってルックアップでもしてるのね、と納得しながらB君にその旨を伝えます。
これで大丈夫……と思ったら、それでもトップは止まりません。
こうなってしまったら迷宮入り。
しばらくの間、後ろからB君のスイングを凝視してみましたが、“なんちゃってインストラクター”はなす術なしです。
すまんB君よ、オイラの実力はこんなものなのサ……。
半ばあきらめて、気分転換に自分の練習をしようと、自分の打席に戻り、B君の正面に回り込んだ時でした。
突如『気づき』が舞い降りたのです!
B君、アドレスでかなり左足寄り、ドライバーを打つような位置にボールを置いています。
「でもトップしてるんだからなー。ボールを右にしたらもっとひどくなるかも……」と、半信半疑でボールの位置を右寄りの体の真ん中にセットして打ってもらうことにしました。
するとどうでしょう。
今までのトップが嘘みたいにナイスショット連発です!
いったん足を閉じてから最後にスタンスを取りましょう
B君やったね! 私も面目躍如で一安心です。
原因はやはりボールの位置。
知らず知らずのうちにボール位置が中央より左にズレていました。
ボールの位置がかなり左なのに、クラブは中央に降りてくるもんだから、マット(地面)にいったん跳ね返されてボールに当たってトップしていたのかなと。
後ろからばっかりでチェックしていたので、私もまったく気づきませんでした。
でもB君、クラブがマットを滑らずに当たっているということは、ダウンブローにスイングできているということだから、練習の成果は出ているってことサ!
原因がわかったところで、B君にはアドレスでのボールの位置を一定にする方法を教えることに。
クラブへッドをボールの後ろにセットしたら、両足をぴったりくっつけて、その両足の真ん中(体の真ん中)の延長線上にボールがくるようにします。
あとは両足を広げてスタンスを取ります。
このとき、左足はグリップエンドが左足太ももの内側あたりにくるように、右足はクラブに合わせてスタンス幅を広げれば、アドレスでのボールの位置は常に一定になります。
さっそくB君にも試してもらいました。
面倒くさくても、毎回この手順でアドレスをすれば、安定したショットが打てるはずです。
ゴルフはアドレスが狂うとスイング自体が修正が効かなくるんだからね、頑張れB君!
それはそうと、アドレスでのボールの位置は大事で、練習場では意識しても、ラウンド中は舞い上がってしまい毎回バラバラなことって、けっこうあるんですよね。
よし、次回のラウンドではオイラもボールの位置を気をつけるぞー!
といったところで、今回はこのへんで!
それでは。