初心者
もーりー
距離の短いパー4に潜むワナ 【パート2】
皆さんこんにちはー!
今回も前回に引き続き、距離の短いパー4についてです。
各所に配置されたトラップ(罠)を回避して、できればパーか悪くてもボギーまででしのぎたいところですが、そう簡単にはいかないわけで……。
3.グリーン周りのハザード
距離の短いパー4の場合、グリーン周りのコースセッティングを厳しくしている場合が多いです。
グリーン横や手前に池を配置してあったり、グリーンのすぐ手前にアゴの高いバンカーがあったりもします。
打ち上げのホールになっていれば砲台グリーンになっていて難しさが倍増します。
打ち上げで手前に大きなバンカーがあり、おまけに砲台グリーンだったりしたら、もはやチャンスホールではないですよね!
グリーン周りを難しくしているのは、やはり距離が短い分セカンドショットをショートアイアンで打つヒトがほとんどだからです。
普通に打てばグリーンに乗せやすいショートアイアンのショットを難しくさせるためのトラップということですね。
あとはグリーン周りは難しくなさそうでも、グリーン自体がものすごく小さくてグリーンオンしづらい、という地味なトラップもありますよ(笑)!
4.異形グリーン
これは私がよく行くコースのパー4なんですが、大叩きするヒトが続出するんでご紹介させてもらいます。
ティーショットからグリーンまでひたすら打ち上げの280ヤードくらいのパー4です。
ティーグラウンドのすぐ先は100ヤードほどハザードが広がっています。
このハザードはそんなに苦にならないのですが、問題は2打目以降です。
なんとグリーンが逆U字型になっていて、まん中のUのくぼみに大きなバンカーが口を開けて待っているのです。
おまけにグリーンは両サイド手前から奥まで上りの二段グリーンです。
ピンとバンカーを挟んだ反対サイドのグリーンに乗ってしまったら即アウトです。
たとえピンサイドのグリーンに乗っても、二段グリーンの手前側か急勾配の下り坂のようなグリーン奥目からは3~4パットは覚悟しなければなりません。
私はこのホールを回る度に、距離の短いパー4を甘く見たらいけない! といつも思ってしまいます。
時には“刻む”のも勇気
では距離の短いパー4で大叩きをしないためにはどうしたらいいのか。
有効な対策としては、“刻む”のはありかと思います。
そもそも距離の短いパー4に仕掛けられたトラップは、ドライバーで飛ばそうとしたり、ショートアイアンで狙ったりすることを難しくさせよう、という設計者の意向が反映されているわけです。
それならばその設計者の意図を避ければいいのです。
300ヤードくらいならユーティリティーやミドルアイアンでも、2打目でグリーンを狙える位置まで運べるはずです。
よくティーショットでドライバーを持たないことに抵抗があるし、同伴者から何を言われるか……という意見を聞いたりもします。
ただ、ゴルフはボールを飛ばすのではなく、ボールを狙ったところに運ぶスポーツです。
刻むことは決して恥ずかしいことではありませんし、むしろ立派なマネジメントの一環です。
最後に刻む際のポイントを紹介しましょう。
それは2打目で自分の得意距離を残すようにティーショットを打つことです。
もし120ヤードのアイアンショットが得意ならば、300ヤードのパー4でのティーショットは180ヤードを打てるクラブを持つ、という具合です。
時には“刻む”勇気も必要です。
そして距離の短いパー4を本当にチャンスホールにしてしまいしょう!