初心者
もーりー
冬場のラウンドで気をつけたいこと Part2
今回も前回に冬場のラウンドで気をつけたいことをまとめてみました。
気候や条件の悪い冬のラウンドこそマネジメント力をアップさせるチャンスです!
プッシュスライスにご用心
特にスコア90台でラウンドする中級者に気をつけてほしいのが、ティーショットでのプッシュスライスですね。
持ち球がドローなのにプッシュスライスが出たんだよね? というヒトもいるかと思います。
冬場のプッシュスライスの原因はだいたい上体の起き上がりが原因です。
冬は球が飛ばないから、いつもより高い球で飛ばそう、なんてついつい考えがちです。
そうすると、力んで上体が起き上がります。
いつもなら上体の起き上がりを我慢できても、寒さで硬くなっている体はなかなか言うことを聞いてくれません。
上体が起き上がることでフェースが開き、ボールがヒールに当たり、右にファー…プッシュスライスの完成です。
このようなプッシュスライスを防ぐには、やはり「低い球を打つ意識」を持つこと。
低い球を打とうとすれば目線が下がり、目線が下がれば上体の起き上がりを防ぎやすいってやつです。
あと冬は何枚も重ね着をしているのでスイング中の腕の通り道が狭くなり、それを防ごうとして思わず上体が起き上がっている場合があります。
そういう場合はいつもよりボールから離れて構えてみるのもいいかもしれません。
ボールから少し離れることでいつもより前傾姿勢を取りやすいメリットもあります。
凍ったグリーンは攻略しない!?
冬のラウンドを難しくさせるのは、何といってもグリーンでしょう。
冬のグリーンはカチンコチンに凍っている場合も多く、それが午前中いっぱい続くこともあります。
凍ったグリーンにボールを止めるのは至難の技です。
せっかくグリーンに乗ったと思いきや、跳ねてそのままグリーン奥や最悪OBゾーンまで転がることもあります。
それでは凍ったグリーンをどう攻略すればいいのか。
私は有名クラブアナリストのマーク金井氏の指摘が一番的を得ていると思います。
ずばり“攻略しない”です。
トッププロでも止めることができないコンクリートみたいな凍ったグリーン。
普通に考えてたら止まるはずがありません。
だから攻略はあきらめて逆にグリーンに直接キャリーさせないようにするのです。
グリーン手前に落とせば、上手くいけばグリーンまで転がってくれます(グリーンと同様にグリーン周りもカチンコチンに凍っていることが多いから)。
グリーンに届かなかったとしても、難しいグリーン奥に転がるリスクは避けられます。
なんだ簡単じゃないか、と思うかもしれません。
しかし、いざショットするときにグリーンを狙わないというのは非常に抵抗があるはずです。
これは誰しもが本能的にグリーンやピンを直接狙うことに慣れて、それが当たり前だと感じているから。
はじめは違和感があるかもしれませんが、普段は6~7番アイアンでピンに届くのであれば8~9番アイアンでショットしてみてください。
【番外編】ボールをカイロで温めるのはアリ?
最後は番外編です。
よくカイロでボールを温めてからティーショットを打ったりする人がいますよね。
私も初心者の頃に先輩から「ボールも温かいほうが飛ぶから」と教わった気がします。
ただ個人的には自分の腕前では、ボールを温めてもそのままでもあまり飛距離に影響がない気がしますが…。
ではルール的にはどうなるのでしょうか。
カイロで手を温めるのは問題ないですが、ボールなどの装備品を故意に温めるのはルール違反で2打罰となります。
プライベートのラウンドでは問題ありませんが、競技ゴルフやかしこまったコンペでは思わぬトラブルになるかもしれませんので注意しましょう!