初心者
LITTLE RED BOOK
「四ないゴルフ」を知っていますか?
皆さんは「四ないゴルフ」という言葉を聞いたことがありますか?
「飛ばさない、(グリーンに)乗せない、(ピンに)寄せない、(カップに)入れない」というゴルフです。
日本プロゴルフ協会の元会長である倉本昌弘プロは、以前からアマチュアのゴルフとして「四ないゴルフ」を提唱しています。
でもゴルフって、本来「飛ばして、乗せて、寄せて、入れる」までの回数を競うスポーツですよね。
「四ないゴルフ」と言われても、何だか矛盾しているように思えます。
そこで本日は「四ないゴルフ」の真意について考えてみましょう。
なぜ「飛ばさない」ことが大切なのか
ゴルフでは、飛距離が出たほうが圧倒的に有利です。
2打目の番手が小さくなると、ショットの精度が上がり、グリーンオンする回数・確率が増えるからです。
そのため、多くのゴルファーが自分の最大飛距離を出そうとして、ドライバーを振り回しています。
その結果、球を大きく左右に曲げてしまい、OBになったりトラブルに見舞われているのです。
つまり、「飛ばさない」とは「コースでは自分の最大飛距離は狙わない」という意味なのです。
グリーンに「乗せない」ほうがいい場合とは?
ゴルフは、基本的にグリーンに端っこでもしがみ付いていたほうが有利です。
なぜならパターが使えるからです。
そのため、多くのゴルファーが、何とかグリーンに届かせようとします。
そして、ロングアイアンを振り回して、グリーン手前のバンカーにつかまっているのです。
一般のアマチュアは、150ヤード以上残っている場合、無理にグリーンを狙うとトラブルになることが多いと思います。
「乗せない」とは、状況によっては「グリーンに届かないクラブで刻むことも必要」という意味なのだと思います。
ピンに「寄せない」ってどういう意味なんでしょう
アプローチがピンに寄るとラッキーですよね。
ワンパットで済めばスコアもグッと良くなります。
従って、ゴルファーは基本的には「ピンに寄せること」を第一に考えます。
しかし気負い過ぎると、ピンをオーバーして下りの難しいパットが残ることがあります。
つまり「寄せない」とは「無理に寄せようとしてオーバーさせないように」という意味なのです。
「入れない」の真意、これはちょっと深いです
ゴルフの最終目的は、言うまでもなく「カップに入れる」ことです。
しかし、強気に「カップに入れにいく」と、思わぬトラブルに見舞われることがあります。
皆さんも、バーディーチャンスで強気に入れにいって、返しのパーパットも入らず、痛恨のボギーにしてしまったことはありませんか?
つまり「入れない」というのは「無理に入れにいって3パットにしない」という意味なのです。
以上が「四ないゴルフ」の真意です(だと思います)。
皆さんのご感想はいかがでしょうか?
私は(言葉を多少補う必要はありますが)、かなり実戦的な教えが詰まっていると思いました。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。