初心者
LITTLE RED BOOK
【初心者脱出講座】なぜ上級者はボールの中箱を捨てるのか?
皆さんは、ゴルフボールを買った後、どのような順番で使っていますか?
普通は1ダース単位で買ったら、3個入りの中箱を一つ開けますよね。
ところが上級者は、1ダース買った途端に、中箱を捨ててしまう人が多いのです。
なぜ、上級者はボールの中箱をすぐに捨てるのか?
今日はそんなお話をしてみたいと思います。
目次
ゴルフボールには番号が印刷されている
皆さんも、ゴルフボールにはそれぞれ番号が印刷されていることをご存知でしょう。
一つの中箱を開けると、通常は同じ数字が印刷された球が3つ入っています。
多くの人はこの中箱を開けて、3つのボールをポケットに入れてスタートします。
ところが競技ゴルフでは、このようなボールの持ち方では、困ることがあるのです。
暫定球を打つ時に、前後の球の番号が同じだと困るからです
暫定球とは、OBや紛失の恐れがある場合、時間節約のために暫定的に別の球をプレーすることです。
プレーヤーは、1球目がOBや紛失の恐れがあると判断した場合、暫定球を打つことができます。
ところが前後の球の番号が同じだと、球が見つかっても、初めの球と暫定球の識別がつかないのです。
ゴルフ規則ではこのような場合、見つかった球が「暫定球」と見なされ、次は4打目となります。
上級者は球はいったん全部中箱から出して、番号順に並べ直します
それでは、上級者はどのような球の番号の使い方をしているのでしょうか(一例です)。
1ダースで球を買うと、いったん全部中箱から出して、中箱はさっさと捨ててしまいます。
そして外箱に12個の球を直接入れて、1-2-3-4と並べ直すのです。
こうすると球を4つ単位に分けて、試合の時に1-2-3-4と順番に使うことができるのです。
暫定球宣言ができると、そろそろ初心者卒業です
いつもは前進4打を使っている人も、たまには規則通り暫定球をプレーしてみましょう。
「暫定球を打ちます。先ほどは1番でした、今後は2番です」
これだけでいいのです。簡単でしょ。
暫定球宣言がスマートにできるようになれば、あなたもそろそろ初心者卒業です。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。