初心者
sakabeeee
スチールシャフトについてある節(ステップ)って何?
ゴルフクラブ、特にアイアンを見ているとスチールシャフトのところに節(ステップ)がついていることに気づいていましたでしょうか?
ただ意味もなくついているわけではなく、ちゃんとした理由があるのです。
そんな節(ステップ)について知っておいて欲しい情報をまとめましたので参考にしてみてください!
スチールシャフトの歴史について知っておこう!
今でも普通に使われているスチールシャフトですが、その歴史は古く、1928年まで遡ります。
スチールシャフトで有名なトゥルーテンパー社によって開発されたスチールシャフトですがこの時に採用された工法がステップダウン工法と呼ばれるものでした。
節(ステップ)をつけることによってシャフトの均一性や強度を安定させることができたのです。
こんなに昔から発明された工法が今現在でも採用されているということは、当時の発明がいかに優れていたものだったかがわかるかと思います。
節(ステップ)がついてある理由その①!
スチールシャフトの歴史がわかったところで続いては節(ステップ)がついてある理由、メリットについて紹介してみましょう。
まず大きなメリットとして挙げられるのが調整が自由になるという点です。
節(ステップ)の付け方でフレックスも硬くすることも、柔らかくすることもでき、さらにそのことでキックポイントの位置までかなり自由にできます。
結果、製品化するのも理想通り、求められている通りのものが作れるようになっているわけですから欠かせない存在と言えますよね。
節(ステップ)がついてある理由その②!
性能的に節(ステップ)が有効だと言うことはお分かりいただけましたね。
実は性能だけではなくもっと大きなメリットがあるのを御存じでしょうか?それはスチールシャフトのコスト面に関してなのです。
節(ステップ)があることで格安でスチールシャフトを作ることができるのです。
節(ステップ)がない場合、だんだんと先を細くしていかなければならないのですがこの加工には高度な技術と時間が要します。
となると我々が負担する費用、つまりは販売価格が上がってきてしまうのは用意に考えられますね。
節(ステップ)のおかげで私たちは用意にスチールシャフトを手にすることが出来ているのです。
節(ステップ)がない製品も昔はあった?
スチールシャフトに節(ステップ)をつけるというのが当たり前になっていたのですが、その概念を打ち消そうとして1995年に発売されたのがライフルでした。
節(ステップ)がないことでスチールシャフトのメリットとカーボンシャフトのメリットの両方を兼ね備えたものとしてプロの間では非常に評判となっていました。
しかしながらあまりにも重い重量と硬さでアマチュアでは到底使いこなせなかったのです。
その結果人気は陰りをみせ、今ではやはり節(ステップ)付きのスチールシャフトが定番となっています。
ただ何となく使っているかも知れないゴルフクラブですが、歴史を知るとさらにゴルフが好きになってきます。
スチールシャフトにもいろいろと歴史があってここまでたどり着いたのです。
新しく購入を検討するときにはそんな歴史も頭に入れて自分に合うシャフトを選んでいってくださいね。