初心者
LITTLE RED BOOK
ティーグラウンドは平らじゃない!ティーアップの場所を選ぶだけでスコアアップ!?
朝のスタート時間、皆さんはティーグラウンドで、どのような準備をしますか。
多くの人は、素振りをします。念入りにスイングチェックしている人もいます。
しかし、ティーグラウンドの傾斜や凹凸を調べている人はあまりいません。
今日は「打つ前に失敗しない」ための、ティーグラウンドのチェックポイントについてお話しします。
ティーグラウンドはなぜ盛り上がっているのか
ティーグラウンドは、水はけを良くするため、周りの地面より少し盛り土してあります。
そして、雨水が溜まらないように、中央部が馬の背状に盛り上がっていることが多いのです。
ティーグラウンドの右側にティーアップすると、爪先下がりとなるため、一般に球はスライスします。
ティーグラウンドの左側にティーアップすると、爪先上がりとなるため、一般に球はフックします。
ティーグラウンドの左右に寄るほどこの傾向は強くなります。ティーアップする際にはできるだけティーマークの範囲で水平な場所を選びましょう。
ティーマークギリギリにティーアップしない
10センチでも飛距離を稼ぎたいと、ティーマークギリギリにティーアップする人がいます。
気持ちは良くわかるのですが、実はメリットよりもデメリットのほうが多いのです。
ティーグラウンドは造成から年数が経つと、次第に風化して角が取れてきます。
そのため、ティーマークギリギリにティーアップすると、前下がりの傾斜になることがあります。
そのまま何も考えずにティーショットすると、右へスライスしてOBになる危険性があります。
そういう場合はティーマークから少し下がって、余裕を持ってティーアップしてください。
打つ前に失敗しないために、ティーグラウンドを観察しましょう
ティーグラウンドでは一日に60組、240人が激しくドライバーを振り回し、スパイクとティーで地面を掘り返しています。
ですからティーグラウンドは決して真っ平らではありません。細かい凹凸もたくさんあります。
これからはティーグラウンド全体を観察して、一番平坦な場所にティーアップしてください。
打つ前にちょっと気をつけるだけで、ミスショットがかなり減るはずです。
皆さんの明日のゴルフのお役に立てれば幸いです。