初心者
玉利 ようこ
【第78話】100切りの理由!〜100切れない日記~
ついに100切りをした夫! なぜ、彼はその日、100を切れたのか……。
実は、少し前の話なのですが、夫が私の目の前で100切りを達成しました。
目の前で100切りをされてみると、「おめでとう」と同時に、「悔しい!」と「うらやましい!」の混じり合った複雑な気持ち。
なぜ、彼は100を切れたのか。どうしたら私も100を切れるのか!? はしゃぐ彼の後ろで、私は複雑な気持ちをぐっと堪えて、彼のその日のプレーを思い返してみていました。
まず、前半のパー3。グリーンより奥に飛んだティーショットは、石に当たって跳ね返り、ニアピン!
それに、後半パー5のドッグレッグ。セカンドは、まったく狙っていなかった木の中にボールが突っ込んでいったものの、奇跡的に森を越え、結果ショートカット成功!
そう、この日の彼は、ショットが安定せず、それが逆にミラクルショットを生み出し、妙にスコアがまとまったのでした……。
ふむ、分析すればするほど、あの日の夫のプレーは普段の実力とはまったく違っていた。事実、そのベストスコアが出てから数ヶ月経った今、彼は絶賛スランプに陥ってい……いや、そう考えるとあのベストスコアが出た日だって、彼はスランプ中だったような気もします。
スランプでベストスコアが出るとは、すごい皮肉な話。
しかし、数字は数字。「100を切った」という事実は、やっぱり(どんな形であれ)うらやましい〜! そして、100切り先を越されて悔しい〜!!