初心者
もーりー
ロングホールだからといって無理に飛距離を稼ぐ必要はない!~もーりーの実戦リポート その3~
皆さんゴルフを楽しんでいますか?
こんにちは、ライターのもーりーです。
もーりーが実際にラウンドしたホールで印象に残っている(主に失敗した)場面を振り返る『もーりーの実戦リポート』。
前回まではショートホール(パー3)を取り上げていましたが、今回からはロングホール(パー5)をクローズアップしていきたいと思います!
“校長先生の鼻”が行く手を遮る!?
今回私がお邪魔したのは佐賀県にある若木ゴルフ倶楽部。
数年前まで女子ツアー(Tポイントレディス)が開催されていただけあって、コースもとてもきれいに整備されています。
コースがきれいだと自ずとテンションも上がりますよね♪
さーて今日も楽しむぞ! と本日のスタートホールであるインの10番に向かいます。
スタートホールはロングホールで、“校長先生の鼻”というホールネームが付けられているようですが……。
ティーイングエリアに立ってみて、ようやくその意味がわかりました。
白ティーから240ヤード先くらいのフェアウェイど真ん中に大きな出っ張りがあります。
その出っ張りの正体はバンカーでした。
たしかにちょうど二つ並んだバンカーが鼻の穴のように見えます。
これだとせっかくティーショットでフェアウェイセンターにボールを運んでも、バンカーに捕まる可能性が大。
もしバンカーに捕まらなかったとしても、このこんもりした“校長先生の鼻”のおかげで、セカンドショットで長い番手を使うことはできなくなるでしょう。
フェアウェイセンターにボールを打ってはいけないなんて、なんだか不思議な気分ですね。
ということでフェアウェイセンターを避けるルートでティーショットを打たなければならないのですが、左サイドはずっとOBエリアが続いているのでNGです。
反対に右サイドはOBはなく、右ラフの横は傾斜地が続いているので、多少右に曲げてしまっても、ボールは傾斜地をある程度転げ落ちてフェアウェイ横のラフで止まってくれそうです。
『これは右サイド狙いだな!』
そう決めた私は“校長先生の鼻”とフェアウェイ右端の中間地点くらいを狙ってドライバーを振り抜きます。
引っかけのミスがかなり気になっていたことも影響したのでしょうが、ボールは想定以上に右に飛び出してしまいます。
ボールは傾斜地の上のほうに着弾してから傾斜を伝って転がっていったのは確認できたので、フェアウェイ横のラフの近くまで落ちてくれているといいのですが……。
無理に距離を稼がなくてもいいのに……
セカンドショット地点に行ってみると、ボールは傾斜の途中で止まっていました。
あともうひと転がり、いや、ふた転がりでもしてくれたら平らな面から打てたのに……。
グリーンエッジまでは260ヤード、ピンはエッジから15ヤードといったところでしょうか。
セカンドショットはつま先上がりのライです。
ここで選んだ番手は5番ユーティリティー。キャリーで165~170ヤード出せるクラブです。
『コンパクトなスイングで150ヤード先のフェアウェイに運べれば……』
サードショットをウェッジで打ちたいという欲が出てしまいました。
結果はつま先上がりのライの影響をもろに受けての引っかけ球。
ボールは低い弾道でぐんぐん左に曲がります。
『これは残っていないかもしれない……』
同伴者の声にがっくり肩を落としながら、とりあえず暫定球を打ちます。
ライの状況が悪い中で無理に距離を稼ぐ必要はなかったわけで、残り150ヤードくらいから3打目勝負にすれば良かったと、打った後に後悔をする私(ラウンド中によくある話です ( ノД`)シクシク… )。
暫定球は左を嫌がったこともあり、今度は100ヤード先の右の斜面に。
再び肩を落として歩き出した私でしたが、そこに救いの声が。
『1球目のボールがあったよ!』
“4打目勝負”が功を奏したぜ!
OBかと思われたセカンドショットのボールは左のOBゾーンのわずか手前に残っていました。
これは運がいい!
サードショットはピンまで160ヤードで、ミドルアイアンで十分に狙っていける距離です。
しかしここで問題が。
ちょうど前方のターゲット方向に木がせり出しており、ピンはギリギリ見えるくらいです。
少しでも左に曲げるとボールは木に当たるかOBゾーンに入っていくかもしれないシビアな状況です。
7番アイアンを手にしていた私ですが、クラブを持ち替えるか悩んだ末に、そのまま7番アイアンでアドレスに入ります。
そして……ハーフスイングで50ヤード先に転がしました。
そうです、超安全策のレイアップで“4打目勝負”を選んだのです。
そしてフェアウェイの平らなライ、ピンまで110ヤードの4打目はしっかりグリーンをとらえることができました。
10メートルくらいのパットが残りましたが、なんとか2パットでしのいでのボギー。
セカンドショットのトラブルを考えれば上出来でしょう。
ポイントはセカンドショットのミスを受けて3打目を無理しなかったことに尽きると思います。
ミスを最小限に抑え、スコアメイクに徹することで、スタートホールで出鼻をくじかれずに済みました。
ロングホールというのは、プロゴルファーやトップアマにとってはバーディーを狙うホールかもしれませんが、一般的なアマチュアゴルファーはまずは大叩きしないことを優先すべきだと、改めて気づかされたホールとなりました。
といったところで今回はこのへんで。
それでは、また!