初心者
悩めるSO-RYO
グリーン上で必要なマナーや傾斜の読み方、狙い方について
プロになると勝負はグリーン上で決します。
アマチュアもパッティング次第でスコアも気分も大きく変わります。
基本的な考え方、傾斜の読み方、マナーなどを今回はお話ししたいと思います。
基本的なグリーンのマナー
初心者の方のためにもグリーン上でのマナーについてお話します。
まず心掛けていただきたいのは、当たり前ですが、グリーンを傷めないようにプレーするということです。
グリーンの芝は非常に短く刈ってあり押さえられています。
なので少しシューズの底を引きずっただけでも傷が付きます。
走り回ったり、飛び上がったり、クラブを乱暴に扱うとグリーンがどうなるか理解できると思います。
パットが入る入らないで一喜一憂したい気持ちはわかりますが、騒ぎ過ぎないように注意しましょう。
グリーンは必ず誰もが使うことになります。1人1人の心掛けがないとグリーンはきれいに保てません。
ボールマークもそうです。
セカンドショットやショートホール(パー3)でグリーンオンさせると、ボールが落下した場所にボールマークというボール型の穴がグリーン上にできます。
時間が経って直しても芝の修復には相当な時間を要します。
すぐに直してあげると修復も早いので、速やかに穴を埋めるようにしてください。
グリーンフォークを必ず持っておきましょう。
ティーを使って直している人もいますが、直すのが難しいと思うので。
ボールマークが残っているとパットするときにも困ります。
グリーンは皆さんで守るものでもあるので肝に銘じておきましょう。
プラスアルファの気遣い
ゴルフは一人でやるスポーツではありません。
少なくとも2人、通常は4人で回ることが多いでしょう。
4人がグリーンに上がって、パッティングをする際に気遣いがなければ打ちにくい状況が出てきます。
例えば影です。
パッティングしようとする時にボールに影がかかっていると案外気になって打ちにくいものです。
影がかかりそうな時はその場を移動しましょう。
自分が待っている時もできるだけ直接視界に入らなかったり、動かないということも大切でしょう。
パッティングはゴルフのショットの中で一番集中します。
プレイヤーが集中できる環境作りを心掛けましょう。
またグリーンに乗ればボールの位置にマークをしますが、その際も、もし他人のライン上に自分のマークがかぶっていれば、動かしたほうがいいか尋ねるなどの配慮も必要でしょう。
スコアの良し悪しは回りやすさによって大きく変わることにもなるので、お互いの心配りでみんながいいスコアを出せる環境を作りましょう。
気になることが1つ。これから打とうとしているというのに話をしている人がいます。
これはいただけない。
やられるとわかりますが気になるのでやめましょう。
打つ時ぐらい黙って見守ってあげてもいいのではないでしょうか。
グリーン上で考えること
グリーンでカップインするために考えること。
それは傾斜を読むということです。
どのように打って、どう転がって、どう曲がるのか。
グリーンは速いのか、遅いのか。上りなのか下りなのか。
そのようなことを瞬時に判断しないといけません。これが難しいのでなかなかカップにボールが吸い込まれないのです。
もちろん狙ったところにしっかりと打ててこその話なので、まずパッティングの練習はしないといけませんが。
グリーンを読むのはどのようにするか。
まずはどこに一番高いところがあって、一番低いところがあるのかを見ます。
それがわかればおよそのグリーンの傾斜がわかります。
傾斜は高いところから低いところにあるのでベースがわかります。
この判断はグリーンに向かっている時に確認しましょう。
少し遠くから見るほうが大きなところはわかりやすいので眺めてみてください。
短い時間の中でいろいろなことを考えないといけないので、グリーンに上がるまでに頭にベースとなるものを作りましょう。
グリーンに上がり実際にボールの後ろからカップまでを見て傾斜を読みます。
一方の方向からだけでなく反対側、カップ側からもボールを見てみると、気付かなかったところが見えてくることも多々あります。
自分が打たないといけない順番、時間があるので限界はあるかとは思いますが、丁寧にグリーンを読んで判断しましょう。
いくらパッティングの練習をして上手になってもラインが読めなければ入りません。
しっかりとラインを読むクセを付けましょう。
パッティングの心得
パッティングは距離感が非常に大事になります。
考え方として、強く打ち過ぎるとカップインしなかった時、次が難しくなる。
距離を合わせようとし過ぎると届かず入らない。
この辺りをどう判断して打つのかは、リスクマネージメントの考え方として大切になってきます。
メンタルの面や、スコアの観点からも変わってくるので、その辺りは次回お話ししたいと思います。
これはプロの試合を見ていても感じることができるようなことなので、より面白く見ることができるでしょう。
またそれが感じられたならば深くゴルフを感じられるはずです。
それでは充実のゴルフライフを。