Gride

gettyimages/936965862
getty

初心者

おっ3

【選択と集中】自分に合ったスイングを探す!

世の中には、スイング理論やレッスン書、レッスンの動画など、ゴルフに関する情報は溢れるほどあると思います。

全部を試す訳にはいかないので、何よりもできるだけ早く自分に合ったものを探したいですよね。

そこで、今回は上達には欠かすことができない、自分に合ったスイングの選び方について考えてみます。

合わないもの

getty

写真のネジは、隣にあるナットとは絶対に合いませんよね。

クルマの燃料も、ハイオク・レギュラー・軽油など、エンジンの種類に合わせたものを入れないといけませんよね。

間違ったものを給油すると、性能を発揮しないばかりか、故障や廃車の原因になってしまいます。

目指すスイングやスイング理論にも同様のことが言えると思います。

身体が硬いうえに、筋力不足のアマチュアが、ローリー・マキロイのスイングを目指しても絶対に到達しません。

この具体例はすぐに理解していただけると思います。

また、スイング理論についても同じように合わないものがあります。

合わないものは、どんなに一生懸命に取り組んでも成果が出難い、あるいはまったく成果が出ないこともあります。

その見極めは絶対に必要です。

【基準】体型と身体能力

getty

写真左のノッポな男性と、右側の普通の男性が、同じスイングでベストなパフォーマンスを発揮できるのでしょうか?

左の男性は、軸ブレをさせないこと、ゆったりとしたタイミングでスイングすることが大切になると思います。

右の男性は、回転スピードを上げる工夫が必要です。

最近のプロゴルファーは、身体能力向上のために、かなりハードなトレーニングをしています。

鍛え上げた身体をベースにしたスイングをお手本にするならば、筋力や柔軟性もそれに応じたレベルまで引き上げる必要があります。

日々ビールの魅力に引き込まれているだけの生活を継続しながら身体能力の高いプロのスイングを真似すると、上達するどころか、ケガをしてしまいます。

【基準】感性

getty

野球の読売ジャイアンツの長嶋終身名誉監督の指導方法は、まさに感性に訴えるものだったそうです。

野球解説者で、横浜DeNAベイスターズの中畑清元監督は、現役時代には長嶋監督から直接指導を受けていました。

畳の部屋で全裸で素振りしたり(ナニかの振り方がスイングにつながるという信念をお持ちだったとか……)、具体的な身体の使い方を説明口調で教えるよりも、『そこでビュッと』とか『グローブをサッと』など、擬態語による雰囲気指導が多かったと言われています。

昔は野球少年だった『おっ3』は、なんとなくわかります。

でも、キャッチボールも満足にしたことがない方に『グローブをサッと』と言ってもわかるはずがありません。

ゴルフも同じと思います。

『切り返しでグッと左足を踏み込んでから、パッと腰を切る』なんて言われても、ピンと来ない方も必ずいると思います。

その反対に、言葉数が多い説明口調が苦手な方もいると思います。

どちらも、それを我慢して遠回りする必要はありません。

感性が合わない理論やレッスン、コーチは止めたほうが良いと思います。

【基準】ボキャブラリー

getty

『肘をたたむ』
『腰を切る』
『股関節に乗る』

ゴルフ特有の表現は多々あります。

でも、この表現はわかり難いと感じる方は少なくないと思います。

『肘をたたむのと、肘を曲げるのは何が違うの?』

そんな質問に対して、言葉を言い換えたり、実際にやって見せてくれるようなレッスンは素晴らしいと思います。

同様に、こうした専門用語を初心者でもわかるような文章に置き換えているレッスン書やレッスン動画もとても好感が持てます。

ゴルフのスイングを表現するのに使われている言葉がわからない場合は、言葉を噛み砕いたり、身体で感じることができるようなアプローチが向いていると思います。

【基準】継続期間と頻度で判断

getty

「これ!」と決めた目標とするスイングや、スイング理論を習得しようと取り組んでも一朝一夕には上達はしないのが通例です。

しかし、週末には練習場に必ず行き、平日も2~3回は素振りなどの努力を3ヶ月継続しても上達の気配がなかったらどうしますか?

『おっ3』ならば、「このスイングは自分には合わない」と判断します。それ以上、努力を継続しても遠回りするだけです。

「継続は力なり!」とは言いますが、『おっ3』はこれに一言付け加えたいですね。

「適応した継続は力なり!」としたいのです。

合わない方法の継続は、苦痛にしかなりません。

読者の皆さんは、どうかそんな不幸な継続はしないでください。

何度でも繰り返すことができるスイングを習得しましょう

getty

体型や身体能力、腹落ちする表現など、自分に適したスイングを習得すると、何度でもその動きを再現することができると思います。

『憧れのプロだから』
『最近話題のスイング理論だから』

などという理由で目指すスイングを選んでしまうと、本来の目的である『スコアアップ』や『飛距離アップ』を果たすことが難しくなります。

そんな遠回りはせずに、自分に合った方法を探すことが大切と思います。

情報が氾濫している時代だからこそ、自分自身で適したものを選ぶことが大切です。

自分に合ったスイングを探し出して、正しい努力を継続しましょう。