初心者
宮下芳雄@プロゴルファー
初心者の悩みNo.1!?バックスイングの上げ方について!
こんにちは、宮下芳雄です。
今回は初心者の人に読んでほしい記事を書きました!
それは「バックスイングの上げ方」です。
レッスンをしていてお客さまから一番多い質問が「バックスイングがわからない」「クラブの上げ方がわからない」です。
今回はそんな質問にお答えします。
目次
バックスイングの始動はどうするの?(テイクアウェィ)
まずはバックスイングの始動です。
ここで気を付けてほしいことは、クラブヘッドからバックスイングをせずに、骨盤の回転からバックスイングを始動させることです。
ゴルフはゴルフクラブを手で握っていることもあり、無意識でクラブからバックスイングをしがちになります。
実はこれにより肩の回転角度が浅くなってしまい、結果として、理想的なフォームができず、さらにボールが飛ばなくなるのです。
バックスイングの始動は骨盤から行うことをお忘れなく!
腰の高さでは何に気を付ければいいのか?(ハーフウェィバック)
ここで気を付けてほしいことは「両腕を伸ばす」ことです。
具体的には腰の高さまでは両腕が曲がらないようにしましょう。
まだゴルフに慣れていない人や腕の筋力が弱い人は、ゴルフクラブの重さに腕が負けてしまい、肘が曲がってしまうことが多いので注意したいですね!
普段の練習では腕の筋力を高めるために、素振り用のバットやゴルフクラブを2本持っての素振りなどがお勧めです。
クラブはどこへ向けて上げればいいの?(トップポジション)
実は私もジュニアゴルファー時代にバックスイングをどこへ上げればいいのかとても迷った経験があります。
ズバリ言います。
両手を右肩へ向けて上げていきましょう!
違ったイメージですと、バックスイング時に左腕の上腕があごに少し触るくらいで大丈夫です。
上腕をあごの下へ無理に入れようとしたり、上腕で口が隠れないように気を付けたいですね!
その他、バックスイング中に何に気を付けたらいい?
その他に私からのアドバイスが2つあります。
1つ目は肩の回転角度についてです。
理想的な肩の回転角度は90度と言われています。
しかし、もともと体が硬い人、あるいはシニアゴルファーさんは90度ではなく肩の回転角度は80度でも70度でも大丈夫です。
自身の柔軟性に合わせてバックスイングをしていきましょう。
なぜなら無理をするとケガの原因になったりするからです。
2つ目は左肘についてです。
バックスイングでの左肘は曲げないことが理想です。
しかし、多くのゴルファーはこれを意識すると肩が回らなくなってしまうことが多くあります。
ここで大切なのが肩の回転と左肘と、どちらを優先すれば良いのかです。
ズバリ、肩の回転を優先しましょう。
多少、肘が曲がってでも肩の回転を重視したバックスイングをしてくださいね!
フォームが固まる効果的な練習方法ってあるの?
バックスイングの上げ方がわかってきたら次はフォーム固めです。
そのための方法を私の体験も踏まえて紹介!
私がまだ研修生の時に、中島常幸プロのオフ合宿に参加させていただいたことがあります。
その時に見た光景がとても衝撃的でした。
そこで見たのはバックスイングだけの素振りを地味に何時間も続けている中島プロの姿です。
しかも重さ1キロを超える硬式のバットを使っていたので、体力的にはかなりの負荷だったと思います。
それを見て私は「こんな地味な練習をコツコツ積んでいるんだ!」「こんな練習をしないと賞金王にはなれないんだな」と感じさせられました。
そしてアマチュアゴルファーの方に参考にしていただけることは、「素振りを多くする」ことだと考えています。
何時間も続けて素振りだけをするのは無理だとしても、素振りと打球練習を同じくらいのバランスにして練習してほしいのです。
これがフォーム固めの近道だと思います。
バックスイングが良くなるとスイングの70%が完成すると言われています
ゴルフスイングはバックスイングがとても重要です。
実はアメリカの某有名ゴルフコーチが「バックスイングが良くなるとスイングの70%が完成する」と著書の中でもそのことを書いています。
正しいバックスイングを身に付けて良いフォーム作りをし、結果として良いショットを打てるようになってほしいと願っています。
ではまた次回Gridgeでお会いしましょう!