Gride

gettyimages/1134859962
getty

初心者

つじかずや

プロドラマーが考える100切りへの道#5「不調の時は素振り!」

私はティーチングプロドラマーとして活動をしつつ、2年前にゴルフを始めて昨年コースデビューをしました。

年に4回ほどのラウンドで、ベストスコアは「86」でしたが、先日のラウンドでちょびっと更新して「84」。

「ドラムとゴルフ」。

ドラムとゴルフには共通点があるのではないかと、日々ドラムとゴルフに格闘しております!

第5回目は「素振り」についてです!

打ちっ放しで絶不調

getty

「よし!今日もたくさん打って上達するぞ!!」

そう思って1球目を打つ。気持ちが良いほどのスライス。誰しも経験したことがあると思います。

事前に雑誌やテレビのレッスン番組で見て予習したスイング。頭ではイメージできたのに、いざ打ってみるとイメージ通りにいかない。

「そんなはずはない! 次はアイアンだ。これでビシッとピンを狙うぞ!」

そう思って打つと、ドカーンとダフる。もう1球打つと、きれいにトップしたりシャンクしたり。

おかしいなぁ……この前来た時はそんなことなかったのに。

私もですが、こういう経験をした方はとても多いと思います。

こうなると次第にムキになって何球も打っては悔しい思いを繰り返してしまいます。

素振りを繰り返す!

getty

「素振りは良いのに本番は上手くいかないよね」

こんな会話をよく耳にします。

素振りをする時はボールが目の前にないので、ノープレッシャーでスイングができます。

しかし、実際に打つ時はボールが目の前にあります。これだけでもプレッシャーが自然と起きます。

「さっきはダフったから次こそはパチーン! っときれいに打つぞ!」

こう考えるだけで自然とプレッシャーを感じます。

ドラムでもそうです。

例えば曲中で、何かフレーズを叩こうとした時。

「このフレーズはたくさん練習したカッコいいフレーズ。キメて目立つぜ!」

なんて思うと失敗したり、スティックを落としたり。ミスの確率が上昇します。

あくまでも意識せずに事に当たるのがベストです。

しかし、そうは言ってもなかなか無意識になることは難しいものです。

ドラムの場合だと、止まってるんじゃないかと思うほどにスローで練習します。

そこから徐々に、本当に徐々にテンポを上げて練習します。

これを繰り返すことで次第に無意識的にフレーズを叩けるようになります。

ゴルフの場合で考えると、頭でイメージしてそれを体を使って具現化する。なるべくノープレッシャーで体に覚え込ませる。

それにはやはり素振りが一番だと思います。

練習場で上手く打てない時はボールを打たずに、まず5回くらい素振りをしてから1球打つ。

この繰り返しで不調から抜け出せるはずです。

素振りは経済的!そして練習場から早退する勇気を持つ!

getty

私は室内で振れる短い素振り用の器具を使っています。

練習場の料金も長く通っていたら結構な金額になってしまいますが、素振りならいくら振っても0円ですから、とっても経済的ですよね。

素振り用の練習器具がなくても、タオルやハンガーを使って練習することもできます。

練習場で上手く打てない時。

どうしてもムキになってナイスショットが出るまで打ち続けてしまうことがあります。

そうすると、上手く打てなかったフォームが次第に固まってしまいます。

私は練習場でどうしても上手く打てない時は、勇気を持ってすぐに帰ります。

そしてしばらくは家で素振りを繰り返します。

なるべく悪いイメージを固めないためです。

素振りを繰り返して、その確認のために練習場で球を打つ。

私は打ちっ放しに行った時、ほぼ毎回1球目はドライバーを使います。

特に深い意味はないのですが、コースに出た時にまず始めに使うのはドライバーです。

なので、練習場とは言え緊張感を保つためにドライバーを打ちます。

こうして、イメージと体をリンクさせるためにも、やはり素振りは非常に有益な練習方法です。

練習場で不調が続いている方は、素振りをしてみてはいかがでしょうか?