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初心者

今日一

初級者、初心者は「パーオン」ではなく「ボギーオン」にこだわりましょう♪

みなさんこんにちは! ライターの今日一です!!

初級者、初心者のみなさん。ネットや雑誌で「パーオン」という言葉を見かけたことはありませんか?

パー3のショートホールなら、3-2=1→1オン、パー4のミドルホールなら、4-2=2→2オン、パー5のロングホールなら、5-2=3→3オン。

これを「パーオン」といいます。

そう、パットの基準を「2パット」と考えて、「〇打でグリーンオンすればパーが取れる」という数字のことですね。

意識の高い初級者、初心者の方はご存じだと思いますが、私がこの言葉の意味を知ったのはラウンドデビュー後1年以上経ってからでした。

上級者、中級者の友人達の会話の中に登場することはありましたが、「まだ自分には関係なさそうな言葉だな……」と感じていました。

トップ画像は……「パオーン」ですね。

……失礼いたしました。

初級者、初心者には現実味のない言葉?

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「パーオン」いい響きです♪

なぜって、パッティング技術はまだ高くなくても、「2パット」、時には「1パット」で決めること、我々初級者、初心者にもできますよね。

そう考えると、「パーオン」できるようになれば、飛躍的にスコアが伸びるのでは!?

よし、「パーオン」を増やすぞ!!

……でも、「510ヤードのロングホール。3打でグリーンオン!」とか「290ヤードと短めのミドルホール、ただし右ドッグレッグ+極端な打ち下ろし。2打でグリーンオン!」とか、はたして我々が「パーオン」を取ることはできるのでしょうか?

※この「パーオン」した確率を「パーオン率」と呼びます。計算式は、『パーオンしたホール数÷18ホール=パーオン率』です。

私をモデルにシミュレーションしてみましょう♪

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・510ヤードのロングホールの場合

1打目:ドライバーで200ヤード、フェアウェイにナイスショット!
→残り310ヤード

2打目:5番ユーティリティーで160yard、フェアウェイにナイスショット!
→残り150ヤード

3打目:6番アイアンで150ヤード、グリーンにナイスオン!

よし! 「パーオン」です!!

・290ヤードのミドルホールの場合

1打目:ドライバーで右側の林に沿った強めのフェード(実はスライス)で220ヤード。グリーン手前の花道にナイスショット!
→残り70ヤード

2打目:56度のウェッジで70ヤードのナイスアプローチ、グリーンにナイスオン!

なんとこちらも「パーオン」です!!

書いていてワクワクしてきました!!

ですが、我々初級者、初心者レベルで実際こんなにナイスショットが続くことは極々稀です。

しかも、この距離を真っすぐ飛んでくれる訳でもありませんから、上記の「残り〇ヤード」はほぼ間違いなくもっと長くなります。

たまーにこういう絶好調なホールがある。将来的に「こういうホールを増やしたい!」というのが実状です。

パー3のショートホールでワンオンして「パーオン」というのはたまにありますが、我々レベルだと「狙った結果」というより「上手く打てた! ラッキー!」というケースのほうが多いですよね。

では「ボギーオン」なら?

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「たまに出るとうれしい憧れのパーオン」、初級者、ましてや初心者の毎ホールの目標としては超高難度です……。

それでは「ボギーオン」ならいかがでしょう!?

パー3のショートホールなら、3-1=2→2オン、パー4のミドルホールなら、4-1=3→3オン、パー5のロングホールなら、5-1=4→4オン

こちらが「ボギーオン」。

やはりパットの基準を「2パット」と考えて、「〇打でグリーンオンすればボギーが取れる」という数字のことです。

※「パーオン率」同様、「ボギーオン率」という言葉もあります。計算式は『ボギーオンしたホール数÷18ホール=ボギーオン率』です。

ちょっとハードルが下がった気がしますね♪

再度シミュレーション、スタート!

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・510ヤードのロングホールの場合
1打目:ドライバーで180ヤード、フェアウェイ右横のラフ。「まあまあショット」!
→残り340ヤード

2打目:5番ユーティリティーで130ヤード、ラフの影響であまり距離が出なかったもののフェアウェイに。十分ナイスショット!
→残り210ヤード

3打目:5番ユーティリティーで160ヤードのナイスショット! グリーンを狙える位置に!
→残り50ヤード

4打目:練習しておいて良かった! 52度のウェッジのハーフスイングでナイスアプローチ! グリーンにナイスオン!!

「ボギーオン」です!!

・290ヤードのミドルホール

1打目:右側の林が浅い。スライスが出るとOBになる可能性が高いから、最近ティーショット専用にキャディバッグに入れている3番フェアウェイウッドを選択。低目にティーアップして、真っすぐフェアウェイを狙う! 力まず打てて180ヤード! フェアウェイにナイスショット!
→残り120ヤード

2打目:ちょっと得意な9番アイアン。手前から攻めよう! 力んだかな? 少しダフってグリーン左手前の浅いラフに。
→残り20ヤード

3打目:この距離なら無理して56度のウェッジで格好良く打つより、確実に転がしていこう! 9番アイアンでランニングアプローチ! ナイスアプローチ! グリーンにナイスオン!

やった! こちらも「ボギーオン」です!!

「ボギーオン」なら何とか!!

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いかがでしょうか、「ボギーオン」。

シミュレーションしてみると、やはりこちらも簡単ではないことが分かります。

しかし「パーオン」と比べ、「そんなの無理……」という程の「高過ぎる理想」ではなく、「練習通りに打てればいける!!」という「手の届く目標」ではありませんか?

よく「初級者(初心者)でも、マネジメントをしっかりやればスコアアップできる」と言われますが、この「ボギーオン」を意識してラウンドしていけば、

・徐々にダブルボギー以内で回れるホールが増えてくる!

・「狙ってボギーが取れた!」というホールも! 自信がついてくる!!

・練習場で出る最高のナイスショットが打てれば、「ボギーを狙ったホールでパーを取れた!」ということもラウンド毎に何ホールかは出てきた!!

→100切り達成!!

こんなシナリオが見えてくると思います!

「ボギーオン」を意識することから始まるコースマネジメント、早速次のラウンドから始めてみませんか?