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初心者

TeruさんGolf

レディースティーから回ったらどのようにゴルフが変わるのか?

男性ゴルファーであれば一度は考えたことがあるでしょう。

「レディースティーから打てばゴルフは楽だろう」ということ。

確かに、レギュラーティーと大きく差があるロングホール(パー5)であれば、およそ100ヤードほど距離が短くなるケースもあります。

では、実際に一般的な男性ゴルファーであればどのようにプレーが変わるのか、シミュレーションしてみましょう。

ぜひ想像力を働かせてみてください。

1番パー4 260ヤード

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少し打ち上げのミドルホール(パー4)。

通常レギュラーティーであれば323ヤードのこのホールですが、ドライバーで1オンチャンスが十分にあるホールと言えます。

さて、あなたはどのクラブでティーショットを打ちますか?

当然ドライバーで、という方はミスの可能性が非常に高いと言えます。

まだ体の硬い1番ホールでドライバーを打つのは上級者でも難しいこと。さらに260ヤードという距離がより無駄な力を入れさせてしまいます。

結果、ドライバーを選択した方はOBなどのミスショット。

アイアンを選択した方はナイスショットを打ち、残り100ヤード前後の距離につけることができました。

6番パー5 388ヤード

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レギュラーティーでは495ヤードのこのホールですが、レディースティーだとなんと388ヤードと、パー4並みの距離です!

比較的平坦なホールですが、左右は狭く、すぐにOBになります。

また、セカンドはグリーンを越えてしまってもOB。距離よりも安全性が重要視されるホールです。

さて、あなたはどのクラブでティーショットを打ちますか?

ここでもドライバーと答えた方は、非常に危険なゴルフになりそうです。

2オンが十分狙えるホールだからこそ、間違ってもOBを出したくはありません。

そう考えると絶対にミスしないクラブでショットし、セカンドもグリーンオンを無理して狙わないほうが得策です。それでも十分にバーディーは狙えます。

レディースティーでもレギュラーティーでも、同じことは?

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勘のいい方ならもうお気づきだと思います。

そう、レギュラーティーでもレディースティーでも変わらない、重要なことは「マネジメント」なのです。

近いから飛ばせばグリーンオンできる、などといった考え方、欲はミスショットを誘発します。

近いからこそ、確実にミスをしないショットを選択する、ということが大事なのです。

逆も然りで、レディースティーからプレーしている女性の方がレギュラーティーから打ったとしてもびっくりするほど悪いスコアにはなりませんよね。

それはしっかりとしたマネジメントができている証拠なのです。

今回の想像を実践する機会はなかなかないかもしれませんが、いかにマネジメントが大切なのか、自分が打とうとしているクラブを打った時にどのような結果が起こりそうか等、想像してから打つようにしましょう。

ゴルフはイマジネーションのスポーツでもあるのですから。