初心者
おっ3
「レイトヒット」と「振り遅れ」はどう違う?レイトヒットを習得しよう!
『レイトヒット』は、ナイスショットのために必要な技術です。
では、『レイトヒット』とは何なのか? それは、なぜ必要なのか?
習得する方法は?
『おっ3』の解釈をアマチュアならではの視点で表現してみます。
レイトヒットとは何を指すのか?
このセルヒオ・ガルシアの写真が、『レイトヒット』そのものです!
腰はアドレスの位置に戻っていて、胸はまだ飛球線斜め後方を向き、クラブヘッドはご覧の位置です。
ここから、腰がさらに左に回転します。それに釣られて肩、腕、クラブヘッドと動くため、ボールをヒットするのが身体の回転に遅れます。
これを『レイトヒット』と呼びます。
ヒットの瞬間、すなわちインパクトの瞬間は、腰は飛球線方向に向かい、肩も少し飛球線方向に向きかけた状態、そしておヘソはボールを指し、グリップの位置は右太もも近辺にある状態になります。
クラブヘッドの位置は、身体のどの部位よりも『レイト』です。
『レイトヒット』は、パターからドライバーショットまで共通と思います。
レイトヒットはなぜ必要?
グリーンへのアプローチと思いますが、この方は、肩・腹・腰・クラブヘッドがすべて一緒に動いています。
野球でいう『ドアスイング』です。
アプローチの場合は、ザックリもトップも出る状態です。
なぜならば、トップから手先でクラブを操作してしまい、クラブヘッドはどこにでもバラバラに落ちていくからです。
『レイトヒット』は、『左サイドリード』と『下半身先行』という、スイングにとって最も重要な動きを実践できた結果として現れるものです。
そのため『レイトヒット』は、それ自体を目標とするものではありません。
小手先で『レイトヒット』を作ると、単なる『振り遅れ』につながります。
『レイトヒット』は、『作るもの』ではなく、『できるもの』として必要な動きだと思います。
レイトヒットを体感する! そして身に付ける!
少し大き目のタオルをご用意ください。
片方の端に結び目を作ります。結び目がないほうを両手で持ち、最初はトップで全身のポジションを確認します。
両脇は体側に沿い(軽く締った状態)、そこからタオルがまるで棒になったかのようにフィニッシュまで振り切ります。
タオルを棒状にするためには、『左サイドリード』と『下半身先行』が絶対に必要です。
手先ではなく、全身の動きでタオルを棒状にしてみてください。
手先で振っている時には気付かなかったことがわかって来ると思います。
それは、ゴルフのスイングは全身運動であるということです。
トップからのスタートでこの動きをマスターしたら、アドレスからフィニッシュまでの動きに進んでみましょう。
この動きをクラブを持った時にも再現できたならば、『レイトヒット』はあなたのものになったと思います。