初心者
レッスンプロ・クラフトマン 河野
100を切るための方法 パター編(その1)
こんにちは。
レッスンプロ・クラフトマンの河野です。
今回のお話は、100を切るための方法・パター編(その1)です。
カップに入れる技術、狙った場所に運ぶ技術をまず学ぶ
100を切るか切れないかレベルの方が一番練習をしなくてはいけないのは、パッティングです。
しかし、ショットがまともに打てないうちは、パターの練習に気持ちが向かわない方が多いと思います。
100を切れない方は、経験と練習量が圧倒的に足りません(長年ゴルフを続けていて100を切れない方は理論に足りない物があると思います)。
コースに出て、満足なショットが打てるようになるのには、相当の練習量をこなさなければなりません。
しかし、その練習をするためには練習場に行かなければいけませんが、パッティングの練習は自宅でできるのです。
ゴルフの練習方法は、海外では、カップ近くのパッティングから始めて次にチップショット……と、段々距離を伸ばしていき、ドライバーの練習は最後にします。
しかし、日本では、練習場でボールを打ってボールを飛ばす練習から始めます。
普通の初心者がドライバーを真っすぐ飛ばすのは無理です
初心者にとって一番難しいドライバーを最初に練習することは、数学で言えば、最初に方程式を解くことに挑戦するのと同じです(私は、算数でお手上げでした)。
算数を理解して、基礎がわからないと、方程式にたどり付きません。たどり着いても簡単には解けません。
「1+1=2」をゴルフで言えば、パッティングの小さな動きです。
そこから始めて、9番アイアンが真っすぐに飛ぶようになれば、ドライバーの練習もできるようになり、100を切るために必要な条件をクリアーできます。
ゴルフは、カップにボールを入れて終了します。30センチでも外せばもう一度打たなくてはなりません。
ですから、カップに入れる方法を学ばねばなりません。
30センチを10回確実に入れられたら50センチを10回入れるというように徐々に距離を長くしていく方法で挑戦していけば、どこかで外します。
その時になぜ外したのか、理由を考えてみるという行為が上達を生みます。
インパクトの時にフェースが開いたのかもしれません。または芯に当たらなかったのかもしれません。
あるいは、アウトサイドインのヘッド軌道だったのかも知れないのです。
テークバックでパターヘッドが波を打ち軌道がズレたのかもしれません。
それに、入れ続けられるリピータブル(再現性)という要素も必要です(スイングと同じです)。
パターは方向性や距離感、インパクト時のフェース向きを理解しやすい
パッティングならば、体を大きく使わないので、道具であるクラブの動きも少なくヘッドのすべての動きを目視できますので、理解しやすいのです。
なぜミスをしたのか推理しやすく、修正も簡単です(初心者には簡単ではありませんが)。
しかし、7番アイアンで打った場合、なぜミスをしたのか、なぜ真っすぐに飛ばないのか理解することは容易ではありません。
体の動きが悪いのか、クラブの扱い方が悪いのか判断できません。
これは、90を切れるようになっても残る疑問だと思います。
ですので、扱いやすいパターでパッティングの理論を理解することが、ゴルフ理論の理解にもつながり、上達への近道だと思います。
次回パター編その2は、練習方法と効率的な打ち方を解説させていただきます。
レッスンプロ・クラフトマンの河野でした。