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LITTLE RED BOOK

【耳と耳の間で考えるゴルフ01】冬ゴルフでパフォーマンスを落とさない防寒対策

新年あけましておめでとうございます。

リトル・レッド・ブックです。

みなさんは、今年の初打ちを済ませましたか?

冬のゴルフは、気温や芝の状態など、様々な要因でパフォーマンスが低下します。

しかし、ちょっとした創意工夫で、その低下幅を最小限に抑えることができるのです。

今日は、冬の寒い時期にラウンドする際の防寒対策について考えてみました。

無闇に厚着をしないこと

getty

一説によると、重ね着を一枚すると10ヤード飛距離が落ちると言われています。

冬のゴルフでは、むやみに厚着をせず、防寒ポイントを絞りましょう。

人間の体では「首筋、耳たぶ、手の甲」が特に寒さに弱いと言われています。

つまりこの三箇所を上手に防寒すれば、人間はかなりの寒さに耐えられるのです。

それでは「首筋、耳たぶ、手の甲」の上手な防寒方法について考えてみましょう。

首筋は着脱可能なネックウォーマーを利用する

まず首筋の防寒です。これは着脱可能なネックウォーマーを利用しましょう。

タートルネックやハイネックは冬のゴルフにはあまり適しません。

ゴルフではスタート時が一番寒く、2、3ホールで体が温まってくるからです。

また、ゴルフは割と走り回るので、タートルネックでは内側が汗だくになるからです。

首周りが暑くなると、落ち着いて目の前の一打に集中できなくなります。

だから冬のゴルフには着脱可能なネックウォーマーが良いのです。

もしハイネックのセーターを着るのであれば「ハーフジップ」の物にしましょう。

冬のゴルフにおける防寒対策のポイントは、意外にも「放熱対策」なのです。

ウールの帽子を使うなら普段の帽子も用意する

(c)GettyImages/LeszekCzerwonka

次に耳たぶの防寒です。これは耳たぶまで隠れるウールの帽子を選びましょう。

イヤーカバーは大袈裟ですし、耳が聞こえにくくなるのでゴルフには不適です。

しかしここでも注意が必要です。

耳たぶまで隠れるウールの帽子は、途中で暑くなる可能性があるのです。

頭が暑くなると、落ち着いて目の前の一打に集中できなくなります。

従って、ウールの帽子と共に、普段の帽子(ゴルフキャップ)も持参しましょう。

また大きめのネックウォーマーは頭カバー、耳カバーとして使うこともできます。

耳たぶの防寒も首筋同様に「放熱対策」が重要なのです。

右手の甲を守る裏ワザ

最後に手の甲の防寒です。

(右利きの場合)左手はグローブをはめているから大丈夫ですね。

しかし、通常ゴルフでは右手にはグローブをはめません。

右手は素手のほうが、右ポケットからティーやマーカーを出し入れしやすいのです(右手で強く握らないように、右のグローブは着用しないという説もあります)。

ここでは、右手の甲を寒さから守るための対策を2つご紹介しましょう。

1つはオーソドックスに、冬用の「右手の甲カバー」を購入することです。

この製品は右手の甲だけをカバーするので、右手の出し入れに影響しません。

右手の甲カバーを持っておらず、スタート時に右手の甲が寒い場合はどうするか。

その時は「予備のグローブを裏返しにして使う」という裏技を試してください。

気温が上がってきたら、右手のグローブはいらなくなります。

使用頻度の低い右用のグローブを買わなくても、その日の早朝の寒さはしのげます。

考えるゴルフで冬を乗り切りましょう

最初に書いたように、寒い時期のゴルフはパフォーマンスが低下します。

飛距離が落ちますし、芝の状態も悪いので、なかなか良いスコアは出ません。

「ゴルフは耳と耳の間でプレーするゲームである」

球聖ボビー・ジョーンズは、このように表現しています。

みなさんもゴルフをする際に、いつもより少しだけ創意工夫をしてみませんか?

今回は創意工夫として、まず防寒対策について検討してみました。

次回は、防寒以外の対策、プレーする際の対策について考えてみます。

みなさんの明日のゴルフのお役に立てば幸いです。

リトル・レッド・ブックでした。