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初心者

Nick Jagger

不安と上手く付き合うと、ミスは減る

ゴルフから「不安」や「迷い」を一掃することは不可能です。

むしろ不安に付きまとわられるのがゴルフですから、いかに「不安と上手に付き合うか」が、心理的技術の大きなポイントなのです。

「不安と付き合う」とは?

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「不安と上手く付き合う」とは?

・不安を安心感にうまく切り替える
・不安を一時中断させる
・不安を減少させる

その状況、場面に応じた方法をとらなければなりません。

いずれにしてもなんらかの精神的な自己暗示で、不安を和らげるわけです。

不安というのは、「こういうミスをしてはいけないし、出る可能性がある」と感じたときに脳裏に浮かぶものですから、その解決法(自己暗示)としては、

①絶対にナイスショットが出ると信じ込む
②ミスしても被害の少ない場所を探す
③「ミスをしてはいけない」という気持ちでやらない

の3つについて考えてみましょう。

ミスを計算に入れて、心理的動揺を極力少なく

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①は不安の完全否定であり、自信を全面的に出したプラス思考ですので、伸び伸びとしたスイングでミスも少ないかもしれません。

しかし、現実問題として、マイナス思考を拒否できないのがゴルフですから、不安を自信に結びつけるのは難しいことでしょう。

むしろ、②や③のほうが現実的です。

ミスをしても大ケガにならない場所を選んで、結果がその通りのミスになったときの方法を事前に準備しておくのです。

最初から成功してしまえば話は簡単ですが、ミスを計算に入れ、心理的動揺を極力少なくする方法です。

不安を和らげ、気持ちを楽にさせる

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例えば、左がOBゾーンのホールであれば、「左へ打ってはいけない」と言い聞かせるのではなく、「右のラフに入ってもいいや」に変えるのです。

左への不安を中止させ、気持ちを楽にさせるのです。

ゴルフのショットというものは、「恐れる」→「思い切り振れない」→「曲がる」という連鎖になりやすいので、どうしても不安を上手く料理しなければいけません。

スイングに不安なく振り切った時には曲がらないで、スイングに不安があり、中途半端に体が止まってしまって曲がったことは誰にでも経験があることでしょう。

つまり、曲げないためには振り切ることが重要なんです。

それを邪魔するのが不安で、スイングとメンタルコントロールの両方が上手くいかないければ、スコアメイクに結びつかないわけです。