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ゴルフスイング

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半月で20打マイナス!改善のポイントは「リズム」と「腕の減速」

ラウンド中にアイアンのダフリが頻発して、「ゴルフなんてもうやめてやる!」と思ったくらい打ちのめされたのが半月前。

この2つのポイントを意識するだけで、いろいろと劇的に改善しました。

やっぱり、ゴルフはやめられないです(笑)。

前回のラウンド内容

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実はアイアンのダフリ以上にひどかったのはドライバーがプッシュアウト(からのスライス)することでした。

弱々しく右へと吹け上がり、そのままスライスし、冬ラフに助けられてOBゾーンから戻ってくる……序盤はそんなことの繰り返しでした。

そして、せっかくフェアウェイに戻しても寄せのアプローチをダフる……、というスパイラル。

そして、前半中盤のティーショットでの4連続OBで13というホールがあって、完全に心が折れました。

その後もアイアンのダフりがまったく止まらず、久しぶりの100オーバーという屈辱的なラウンドとなりました。

メンタルのせいではない

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これをメンタルのせいにするのは簡単ですが、同伴者からのアドバイスと自分なりの解釈を総括すると、「振り過ぎ」なことと、「リズムが早い」ことの2点でした。

振り過ぎ制限するために、スタンスの幅を自分の中では気持ち悪いくらい狭くしました。

スタンスを狭くすると体重移動も制限されてしまうため、全力を10すると、7も振れません。

特にアイアンだと、それ(フルショットの6割)でも距離も弾道も大して変わらないし、打点も球筋も安定するんですよね。

そして、このスタンスだと打ち急ぐこともないためリズムも安定し、一気に「振り過ぎ」と「リズムが早い」という原因を2つとも解決することができました。

リズムのイメージは……

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ゆっくり大きく振る。

素振りではできても、実際にゴルフ場で、そしてボールを目の前にすると、意外と難しいんです。

しかし、徹底してそこにこだわることにしました。

スイングのリズムでイメージしたのは、「The Big Easy」ことアーニー・エルス。

驚異的な身体能力を生かして全身のバネを爆発させてスイングしていたタイガー・ウッズとは違い、ゆったりとした優雅なイメージでスイングする選手です。

端から見ていたら、大した違いはないのかもしれませんが、自分の中では大きく変えました。

いつもの6割程度のスイングで、いつもよりも安定したショットが打てる訳ですから、今後も意識的に取り組みたい部分です。

走らせるのは腕じゃない……

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すぐに改善したアイアンと違って、ドライバーの不調はもう少し続きましたが、これもあることがきっかけで一気に改善しました。

今までは飛ばそうとして腕を速く振ろうとし過ぎていたんです。

実は腕を振ると手元が先に出るだけで、ヘッドはまったく走ってなかったんですよね。

逆に、あえて腕を減速させると、ヘッドがパーンと走ることに気付きました。

テレビでコマ名人がコマを回す時、最後に腕をピュッと戻す動きで紐を引き付けてコマを回していて、そこからヒントを得ました。

このイメージを持って練習場へ行くと、1発目から球筋が変わりました。

計測はしていないので実際のところはわかりませんが、自分の中ではヘッドスピードをかなり落としています。

数値がどんなものか興味はありますが、それよりも腕を減速させることでミート率が上がって、さらにヘッドも走ってる感覚もあります。

それが何よりも最大の収穫です。

悪夢から半月後のラウンド

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ラウンドだと、勝手に力が入ってしまうと思ったので、この日意識したのは「4割スイング」。

4割(実際にはもっと力入れてるんでしょうけど)スイングなので、アイアンも番手を全部上げてみました。

これは冬だからということも含みますけどね。

前回とまったく同じコースで、前半はトラブルになったホールでトリプルボギーを叩きましたが、その他は1バーディ・1ボギーと安定して39。

スループレーの後半は、さすがに疲れて集中力が切れてしまい、終盤4連続ボギーとなりましたが40。

リハビリだと思って臨んだラウンドでいきなり70台。

たまたまかもしれませんが、たった半月で20打以上も改善に成功しました!

やっぱり、ゴルフはやめられないですね(笑)。