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ライフスタイル

飛太郎

そのアドレス「反り腰」になってない?ゴルファーの腰痛、原因と対策!

こんにちは! 飛太郎です。

今回はパーソナルトレーナーとしての観点から、ゴルファーに多い「腰痛」の原因を考察していきます!

なぜゴルファーには、腰のケガが多いのか?

ジムトレーナー時代の経験談と知識、そして自分の腰痛体験を元にお話ししていきます(苦笑)。

読んで字のごとく、腰は身体の「要」ですから、特に大事にしていただきたいと切に願っています。

それでは参りましょう!

重たいものを持った時だけじゃない! 日常に潜む腰痛の元

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一般的に腰痛は、重いものを持ち上げたりする際に負荷が掛かって起きる、というようなイメージをお持ちの方が多いです。

もちろんそれも正解の一つなんですが、たまに耳にするのが「重たいものなんて持ってないのに腰が痛くなった」という言葉。

なぜでしょう? 不思議ですね。

実は腰には、僕らが考えている以上の負荷が日常的に掛かっているのです。

それは何も持たず、立って歩いてるだけでもです。もっと言えば、椅子に座っている時も寝ている時も。

そのため、負荷を分散させるという意味でも、同じ姿勢で何時間も固まるような事は避けるべきだし、適度にストレッチなどして、ほぐしてあげる必要性があるんですね。

そして何より、1か所に負荷が集中する状況は最小限に抑えるべきとも言えるでしょう。

ただ、そうは言ってもお仕事などの理由で、思うように負荷を分散できない時もあります。

どうすれば良いのでしょう・・・?

正しく筋肉をつければ、腰痛は予防・分散できる!

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整形外科などに行ってお医者さんのアドバイスを受けた事がある方なら、耳なじみのある言葉かも知れませんね。

「腰痛対策には、体幹部分に適度に筋肉を付けましょう」という言葉。

体幹部の筋肉、特にインナーマッスルをバランス良くつけることで、負荷や衝撃を分散してくれる効果も生まれるので、お仕事などでなかなか動けない状態が続く方は特にこれを心がけて頂きたいですね。

ただ、ここで一般の方にとって分かりにくいのが、この「適度に」という言葉ですよね?

体幹って主にどこのこと? 腹筋が割れるほど鍛えればいいの? 腰が痛いのに筋トレなんてやっていいの? などなど、いろいろ疑問が生まれるでしょう。

明確な数値や答えはありませんが、腹筋が割れるほどのトレーニングは必要ありませんので、ご安心を。

まずは体幹部分を始めとしたストレッチ、そしてヨガや自重トレーニングなどで十分です。

重たいバーベルもダンベルも必要ではありません。

実施回数や頻度は、1日の内に5~10分でも構いません。

大切なのは習慣付ける事で、腰背部まわりの筋肉を柔軟に保ち、活性を上げる事です。

ただし、腰に強い痛みが走っていたり、足にしびれが出ている最中はトレーニングは控え、様子を見てください。

※体幹トレーニングについては、後日動画をご紹介する予定ですので、ぜひ参考になさってくださいね♪

腰痛の大敵!!アドレス時の「反り腰」

では最後に、本題の「なぜゴルファーには腰痛が多いか?」です。

ご存知の通り、ゴルフには前傾姿勢が必須ですね。

当然、限定された姿勢下では、負荷がピンポイントに集中する事はご理解いただけるかと思います。

そこへ遠心力が加わり、ショット時の衝撃も加わるため、ゴルフは第三者が思うよりもずっと、身体への負荷が大きいスポーツと言えるのです。

しかしそれだけでは「ゴルファーに腰痛が多い」という確かな理由にはならないと考えています。

問題となるのは、「正しくない姿勢のままスイングをする」事で、腰部への負荷が倍増してしまうこと。

その「正しくない姿勢」とは???

ズバリ、“反り腰”です。

今一度、姿勢を見直して腰痛知らずになりましょう!

ゴルフだけでなく、ジムトレーナー時代に本当に多くの方が「反り腰」になっている事に危機感を覚えたため、ぜひこれはお話ししておきたいと思いました。

どういう事かと言いますと、多くの方が勘違いをなさっているのは「胸を張る」のと「腰を反らす」のをセットと考えてしまっている事。

「アドレスで胸を軽く張る」と言われると、お尻を突き出した形で、反り腰を作ろうとする人が本当に多いです。

同じように、高重量トレーニングでも胸を張る種目が多く存在するのですが、一様に皆さん腰を反らそうとします。

絶対にやってはいけないのは、欧米のプロゴルファーのアドレスやスイングを参考にすること!

彼らがお尻を突き出しているように見えるのは、大殿筋・中殿筋・ハムストリングス等をよく鍛え込んであるため、隆起しているからです。

腰を反らして構えてしまうと、まず間違いなく回転・捻転運動に対して「不正解」となる動きをすることになります。

人体の構造上、身体が回らなくなるからです。

ところが、そこでさらに無理をして身体を捻ろうとするため、身体には矛盾が生じた動きを強いる事になり、椎間板が圧迫され、ヘルニアなどの大怪我を招くことになるのです。

背骨・腰骨は1本ものです。

そこを踏まえて今一度、腰痛でお悩みの方は、姿勢を見直してみる事をオススメします!

信頼できる整骨院や整体師に、姿勢や骨盤矯正についてご相談されるのも良いかと思います。

身体も姿勢も、理に適った状態で心地よくゴルフを楽しみたいですね♪

それではまた! 飛太郎でした。