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ゴルフコース・練習場

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【バブル崩壊?】減少を続ける日本のゴルフ場【少子高齢化?】

実は、日本は世界有数のゴルフ場大国。

なんと世界第3位です。バブル期にゴルフ場を建設しすぎたことが原因で、ゴルフ場が供給過多に!

あまりハッピーな話題ではないですが、ゴルファーとして日本のゴルフ場業界を見つめましょう。

コース数減少の実態

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まさに日本のゴルフ場は超供給過多です。

バブル期に建設を始めたゴルフ場が開業できたのはバブル崩壊後。その後、日本は少子高齢化や出生率の低下もあり、ゴルフ人口が減少してきました。

最近では、ゴルフ場が閉鎖された後、太陽光発電施設や、土砂・産廃置き場として転用されている例もあります。

写真は太陽光発電施設(メガソーラー)です。

立地の影響が大きい

ゴルフ場の閉鎖は北関東エリアを中心に起こっています。コース数が多く、首都圏からのアクセスのよくないことが原因です。

2016~2017年閉鎖(もしくは閉鎖予定)コース 抜粋
◆トミーヒルズゴルフクラブ 栃木コース(2016年閉鎖)
◆KENTO'S GOLF CLUB(2016年閉鎖)
◆日光プレミアゴルフ倶楽部(2017年12月閉鎖予定)
◆大田原ゴルフ倶楽部(2017年12月閉鎖予定)

立地条件が不利な北部のゴルフ場は営業が苦しくなるのため、今後も減少が続くと予想されています。


写真は大田原ゴルフ倶楽部(旧チサンカントリークラブ黒羽)
栃木県大田原市八塩517
(最寄高速道路)東北自動車道西那須野塩原

ゴルフ場特有の膨大な固定費

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ここへきてゴルフ場が続けて閉鎖する要因としては、膨大な固定費があげられます。

バブル崩壊後はプレー料金が安くなってゴルファーとしてはうれしい限りですが、ゴルフ場にとってはプレー単価が最盛期の約半分になっているので、利益が出にくい体質になっているのが現実です。

以下がゴルフ場の固定費の抜粋です。

◆借地代
ゴルフ場によって借地割合が違いますが、借地料がかかります。

◆肥料代
本来日本の気候は芝生の生育に適していないため、肥料に多額の投資が必要になります。
年間数千万円~1億円

◆芝生・バンカーの砂
芝生やバンカーの砂も定期的に購入する必要があります。

◆コース整備器具
グリーンを固める機械や、コースの芝刈り機、バンカー洗浄機など特殊な機材が多いためかなりの費用が掛かります。

まとめ

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ゴルフの予約時に値引き交渉する場合もあるかと思いますが、ゴルフ場も大変な状況なので、できるだけ控えめにしたいものですね・・・。

とっても暗い話でしたが、この記事を読んでくださるようなゴルファーが増えることが何よりもの打開策です。

ぜひ皆さんどんどんラウンドに出かけましょう!