Gride

gettyimages/79572521
getty

ゴルフスイング

しんたろう

「手打ち」はデメリットだけじゃない?正しい手打ちとは?

ゴルフスイングの打法の1つ(?)である「手打ち」はダメって、教わってきませんでしたか?

手打ちは、体の回転を止めてしまうので、飛距離が伸びないというデメリットがあります。

ですが、「正しい手打ち」を身に付けることによってメリットも生まれます。

そこで今回は正しい手打ちの方法を紹介します。

初心者は手打ちを重点的に練習するのがおすすめ!?

getty

初心者にとってゴルフスイングの練習はとても大事ですよね。

その後の長いゴルフ人生の基盤となってくるため重要なのですが、そんな初心者だからこそ、積極的に手打ちを練習することがおすすめという理論があります。

なぜなら、初心者は下半身を使い慣れていないため、腰を回して打とうとしても、軸をぶらしてしまう元になり、スイングが安定しないからです。

最初に大きな体の動きを覚える、というのが王道ですが、「球をとらえる」という感覚をつかんでから、微調整をしていくのも手です。

ただ、ここで述べている「手打ち」とは、「手で調整する打ち方」ではありません!

「手打ち=腕打ち」と覚えて!

一般的に「手打ち」というのは、体全体を使わずに手だけでボールに当てようとしにいくため、手首や肘をくねくね曲げてしまうことを指します。

しかし、ここで推奨する「手打ち」というのは「腕を振り回す」という意味で、「手打ち=腕打ち」とも言うことができます。

それでは、どのように腕を使ったらいいか、ご説明しましょう。

まずクラブを持った腕を胸の高さまで上げて、下半身を固定した状態で、左右に振ってみましょう。

体の正面で腕とフェースがローテーションするのがわかるでしょうか?

わかりにくい場合は、右手と左手を少し離して、クラブを握ってみてください(スプリット・グリップというやつです)。

初心者の方は、この動きを恐る恐る、ぎこちなくしてしまうと思いますが、肩の力を抜いて、肘を適度に折って振ってみましょう。

手打ちは、手首を使ってスイングを調整するというよりも「腕を振って打つ」ことを意識するほうが安定するので、手首を使って調整するというクセがつかないようにする必要があります。

正しい手打ちを意識してハーフショット

getty

正しい手打ちの方法とは「肘から上を体幹につけて、肘から先でフェースを開閉してボールをひっぱたく」というイメージになります。

「体重移動」「捻転(ねんてん)」は、いったん横においておきましょう。

また、手打ちを意識したハーフショットも、とても有効な練習方法です。

ハーフショットでダフったりトップしたりすることなく、球にキレイに当てられるようになれば、フルスイングを築く上で非常に楽になります。

この練習を徹底してやって、腕の使い方を覚えたら、フルスイングでブンブン素振りしてみましょう。

素振りをたくさんすることで、無駄のないスムーズなスイングに近づいていくのがわかるはずです。

徐々に「クラブを振る体力」がついてきますので、あとは自然に肩や腰を回していってみましょう。

意図的に回す必要はありません。


いかがでしょうか?

ゴルフ初心者の方は腕を振り回す、手打ちの練習で感覚をつかんでから下半身のことを考えましょう。

中級者や上級者の方にとっても、ハーフスイングなどは基本に立ち返る大事な練習ですから、ぜひお試しください。