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お寺仕込みの集中力!笑顔と落ち着きが魅力の辻梨恵プロを紹介します

最近の試合で優勝した選手ばかりご紹介していたので、たまには初優勝が期待される有望選手も紹介したいと思います。

そこで、まずご紹介するのが辻梨恵選手です。

キリリとした目元の印象的な、笑顔が素敵な女子プロゴルファーです。

プロゴルファー辻梨恵ってどんな人?辻梨恵のプロフィール情報

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辻梨恵は、1994年1月28日生まれ、神奈川県南足柄市出身です。

ゴルフを始めたのは13歳のとき。キッカケは、父の勧めというものでした。

もともとバレーボールを得意としていた彼女でしたが、身長169cmの恵まれた体格を活かし、ゴルフの腕もメキメキ上達。

出身校である埼玉栄高校では、2011年に出場した全国高等学校ゴルフ選手権大会の女子団体の部で、見事優勝。

その団体メンバーは、渡邉彩香、保坂真由、江澤亜弥という、のちに全員プロゴルファーになる人たちであったというから、驚きです。

2012年のプロテストでは合格ラインに届かなかったものの、翌年には単年登録でプロゴルファーに転向。2015年には念願叶い、プロテストで合格を果たし、晴れてプロゴルファーとして活躍しています。

優勝はまだ無いものの、予選速報などで首位に立っているニュースを届けてくれるなど、期待される選手です。

実家はお寺!その環境はゴルフにも活かされる

辻梨恵は、ゴルフ開始からわずかな期間で頭角を現したことからもわかるように高いゴルフセンスの持ち主ですが、それに加えて、高い集中力や冷静な判断力を併せ持っています。

そのような力をどのようにして養ったのでしょうか。

実は辻梨恵の実家は長福寺というお寺です。

そのため幼いころから月1回のペースで座禅や茶道などを経験しており、遠征前には50帖もある本堂で十一面観音菩薩に手を合わせ「頑張ってきます」「車で移動するので事故なく無事に帰ってこれるよう」など、お祈りしてから自宅を出ることもあったようです。

座禅や茶道を学ぶことが集中力アップや精神力の基礎となっていて、フェアウェイでうまくいかないことがあっても、持ち前の精神力と笑顔でプレーする力に変えてしまう、そんな女子プロゴルファーといえるでしょう。

師匠はYoutubeでも人気の三觜喜一プロ

そんな辻梨恵ですが、ジュニア時代には、三觜喜一プロにゴルフを師事します。

三觜プロといえば、PGAティーチングプロA級の資格を持ち、ツアープロコーチとしても活躍しているベテランプロゴルファー。

Youtube上でも「MITSUHASHI TV」という自身のチャンネルを持ち、多くのアマチュアゴルファーのゴルフに影響を与えている人物です。

ゴルフを教える際は、ゴルフスコアの上達方法だけではなく、挨拶や礼儀を特に徹底して教えるという三觜プロ。

彼に習ったことで、辻梨恵も無理のないスイングを身に着け、プロゴルファーへの道を駆け上がっていったのですね。

辻梨恵のスポンサーは?

辻梨恵の所属は、「大和証券」です。

所属契約とは、よく耳にする「スポンサー契約」の内容から、より内々な関係を結ぶ内容となっています。

その企業に入社をするというわけではありませんが、空いた時間にその企業の仕事を手伝ったり、プロゴルファーを引退したあとは、その企業で仕事をするといった契約を結んでいる人もいます。

大和証券は資本金1000億円の超大手なので、そこの所属になっている辻梨恵はすごいという見方ができてきますね!

他にも、スポンサーとして、ゴルフメーカーである「プロギア」、全国に多くのゴルフ上を保有し運営している「Pacific Golf Management(PGM)」ともスポンサー契約を結んでいます。

辻梨恵のスイングを見てみよう

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辻梨恵のスイングの特徴をご紹介していきます。

彼女が賞金ランキング31位に入った2017年当時のパーオン率は全体の19位、ドライバーの平均飛距離は230~240ヤードとされており、ドライビングディスタンスで18位に入っています。

辻梨恵のテークバックは「理想的」と言われています。その要因が、テークバックでクラブをインサイドに引きすぎず、なおかつフェースが開かない、という点にあります。

アマチュアゴルファーはテークバック時、インサイドにクラブを引いてしまいがちです。その原因は手首のローリングとコックが使えていないことにあります。

テークバックでクラブをインサイドに引いてしまうことで、振り遅れに繋がり、ボールが捕まりにくくなってしまいます。

辻梨恵のテークバックを真似ることで、飛距離アップも望めるでしょう。

辻梨恵のクラブセッティングをチェック!

辻梨恵は、ゴルフメーカー「プロギア」とスポンサー契約を結んでいます。(2020年7月現在)

その関係もあり、ドライバーからアイアンまで、すべて新「RS」シリーズで統一されています。

プロギアのwebサイトに、辻梨恵のクラブセッティングが記載されていましたので、それを参考にご紹介していきます。

使用クラブはコースセッティングによって変えていく場合がありますので、基本となるクラブのセッティングですね。

1.ドライバー:RS F ドライバー

左へのミスに強く、しっかり叩けると評判の「RS F ドライバー」。

以前は同じプロギアの「iD nabla RS-02」を使用していたようですが、スピン量がかかりすぎ、飛距離が出なかったため、こちらに変更したようです。

ロフトは9.5°、シャフトはツアーAD BB-6(S)の45.25インチ。バランスはD1.5となっています。

辻梨恵に限らず、男性並みのスペックのドライバーを使って、しっかりと飛距離を出していくのは、体幹を使い、しっかりと振り切っていっている証拠でもありますね。

2.フェアウェイウッド:RS(2018)

フェアウェイウッドは、3番と5番を入れています。

共にRS フェアウェイウッドを使用しており、3番は15°、5番は18°のロフト角です。

シャフトはドライバーと同じくツアーAD BB-6(S)の、3番が42.75インチ、5番が41.75インチ。

バランスはD1です。

低重心化をすすめ、重心を浅くしたことで強弾道設計が実現。

初速が上がる設計となっており、弾いて飛ぶ、ということを実感できるフェアウェイウッドとなっています。

3.ユーティリティ:RS(2018)

ユーティリティは19°、22°の2本でセッティング。

クラブはフェアウェイウッドと同じ、RS(2018)を使用しています。

それぞれの長さは40.25インチ、39.75インチで、バランスはD1。

フェアウェイウッドからユーティリティまでを統一することで、クラブごとの違和感が無くなり、飛距離だけを考えて、同じように打つことができるというメリットを得られますね。

プロゴルファーの試合では、女子とはいえ、ラフも長く伸ばして難易度を高くしていますので、小ぶりのヘッドを有してラフからの抜けをよくしているこちらのクラブは、大きな武器のひとつとなっているでしょう。

4.アイアン:RS フォージドアイアン(2018)

最近は女子プロゴルファーでも、ユーティリティを増やしてアイアンを7番から入れるなどのセッティングをしている人も多いと聞きますが、辻梨恵の場合は、6番からピッチングまでをセッティングしています。

軟鉄鋳造中空であるこのアイアンは、ボールが適度に上がり、飛距離も出ます。

ミスヒットにも強く、アマチュアゴルファーにもおすすめの仕上がりになっています。

小顔で構えやすく、ターゲットにしっかりフォーカスしやすいため、弾道のイメージを強く持ちやすいメリットがあります。

5.ウェッジ:iD nabla RS TOUR WEDGE

プロゴルファーの試合で活躍するよう要望を受けて設計されたツアーモデル。

ウェッジは直接グリーンを狙っていくクラブのため、構えやすさ、操作性に重点を置いた設計となっています。

構えてから顔を見ると、ほぼストレートネックで、ヒール側のくぼみでボールを包み込んでくれそうな安心感があります。

柔らかい打感で、狙った場所まで、ボールを運んでくれるウェッジですね。

6.パター:オデッセイ ワークスレッド 2ボール

辻梨恵の使用するパターは、根強い人気を誇る2ボールパター。

2001年の発売以来、マイナーチェンジを計りながら現在まで、基本設計はそのままで、利用され続けているクラブです。

2ボールパターは広いスイートエリアと高い重心が特徴。

その特徴のあるデザインにより、狙った方向への打ち出しが容易にでき、パターの役割である「ボールをカップに入れる」ということに、見事に応えたクラブとなっています。

現在も2ボールパターを使用しているプロゴルファーは多く、辻梨恵もその一人ということですね。

使用シューズはどこのもの?

辻梨恵の使用シューズはアシックスのものです。

ゴルフをする上で、シューズ選びはとても大切です。

あまり足元のグリップ力の無いシューズを選んでしまうと、トップの形で上半身と下半身の捻転差ができたときに、しっかりとホールドせず、ふらつきが出てしまうデメリットも出てきてしまいます。

その点アシックスは、独自の「モノソックシステム」により、包み込むような履き心地で、やさしいフィット感をもたらすことに加え、クッション性に優れたシューズを使用することで、ゴルフシューズに求められている性能を高くクリアしているシューズと言えます。

ちなみに辻梨恵は、右足からシューズを履くことをジンクスとしているそうです。

辻梨恵の最新成績は?賞金ランクは何位?

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2020年7月現在、辻梨恵の最新成績は、6月末に行われたアース・モンダミンカップで残念ながら予選落ちとなっています。

賞金ランクは、107位、獲得賞金は0円です。

と言うのも、新型コロナウィルスの影響で、アース・モンダミンカップが2020年度の唯一の試合となっているからですね。

今後の情勢次第ではありますが、試合が開催されたあとの活躍を期待したいですね!

イマドキ女子な一面も

そんな辻梨恵ですが、最近の若い女性らしく、インスタグラムもやっています。

ブログはしていないようなので、日々の様子はインスタグラムで写真や動画をチェックできますよ。

普段の練習風景だけでなく、試合の前夜祭で着飾った写真や、写真加工アプリ「SNOW」を使ったかわいらしい自撮り(トップ画像)など、人柄や魅力が伝わってくる写真や動画を更新しています。

いつか初優勝の報告をインスタでしてくれるかもしれません。