リンクスの本来の意味とは
ゴルフ発祥の地はスコットランドですが、実はスコットランドにあるゴルフ場のほとんどは、リンクスという名で呼ばれているのです。
では、なぜこのように呼ばれているのでしょうか。それにはスコットランドの地形が大きく関わっています。
スコットランドは内陸に耕作地がいくつもあり、その耕作地とスコットランドを囲む海岸で構成されています。そして、内陸の耕作地と海岸の間には、土と砂が混じった、耕作地と海岸を結ぶ、リンクさせるような独特の土地ができています。
現地の人々その土地をはゴルフをするのに利用したのです。リンクスとは本来そういった場所のことを言います。
一般的に使われるリンクスの意味は
リンクスとは一般的に、木が比較的少ないコースという意味で使われます。
この言葉の意味も時が経つにつれて移り変わっていき、今後もさらに変わっていくことかもしれませんが、現在はこのような意味で使われることが多く、少し前は海沿いのコース全般にこの名が良く使われていました。
海沿いのコースは土の割合よりも砂のほうが多いという特徴があります。そのため、植物の割合も少なく、木があまり生えていなかったのです。
この、木が少ない、という特徴だけが意味として伝わってしまい、リンクスの意味が移り変わっていったのです。
リンクスと呼ばれるコースの条件
先程、リンクスとは比較的木が少ないコースということで説明しましたが、本来リンクスとはスコットランドの伝統的なコースであり、呼ばれるためには数々の条件が存在するのです。
例えば、海沿いであることはもちろんのこと、土壌が砂質であること、自然の地形を生かしていて傾斜などを人工的に平らにしていないことなど、他にも数多くの条件があります。
端的に言えば、人の手があまり加えられていないコースと言えます。
こういった条件を知っておくと、実際にプレイするときのヒントになるかもしれません。
コースとして見たときの、リンクスの特徴は
リンクスは自然の地形を生かしているところが特徴的なコースですが、通常のコースと比べると非常にトリッキーなコースと言えます。
まず、バンカーが数多く点在していることが非常に問題となるところです。リンクスと呼ばれる条件は先程挙げたものに加え、バンカーが多く点在していなければならないというものもあるのです。
しかもそのバンカーは小さくて深いため、入ってしまえば出ることは困難を極めます。
リンクスを攻略するには、この点在するバンカーを避けることが第一であると言えます。