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Yanagi@TPIトレーナー&ドラコンプロ

世界の飛ばし屋御用達「Krank Golf」試打レビュー!!

Gridgeをお楽しみの皆さん、こんにちは!! TPIトレーナー&JPDAドラコンプロのYanagiです。

みなさん、「Krank Golf(クランクゴルフ)」というメーカーを聞いたことがありますか?

日本ではあまり知られていないメーカーかもしれませんが、実は世界の飛ばし屋には超有名なメーカーです。

世界のドラコン大会で、なんと22回もチャンピオンを輩出しているメーカーで、昨年までは、カイル・バークシャーという世界No.1ドラコン選手もクラブ提供を受けていました。

Krank Golfの一番の特徴は、「低ロフト」が当たり前のようにラインアップされていること。

公式サイトからでも「ロフト:3度」という鬼スペックを選択できます(笑)。

一方で、「高反発&ロフト14度」のドライバーも用意されているのが面白いところ。

飛距離やヘッドスピードに合わせて、ラウンドを楽しめるドライバーを提供しています。

さて、そんな尖りに尖った「Krank Golf」のドライバーを手に入れることができましたので、今回は早速レビューしていきます!!

「Krank Golf」ってどんなメーカー

KrankGolfは2002年に設立されたゴルフクラブメーカーで、創設者はドラコン選手でもあるランス・リーダー氏です。

ランス・リーダー氏は、選手生活の中で、ドラコン大会で優勝している選手が必ずしもタイトリスト、キャロウェイ、テーラーメイドといった大手メーカーのドライバーを使用していないことに注目しました。

そこで飛距離に特化したドライバーの開発を目指し、Krank Golfを立ち上げたのです。

Krank Golfの最大の特徴は、100%ハンドメイドで鍛造チタンのディープカップフェースという点です。

鍛造で作ることで、鋳造よりもチタンの強度を増やすことができます。ドラコン選手のパワーを効率よく初速に変えるための大きなポイントです。

一方でこの作り方はコストと時間がかかるので、大手メーカーのような「数」を売らなければならないメーカーは真似できません。

また、フェースはバルジをコントロールすることで弾道が左右にぶれることを防ぎ、ロールをコントロールすることで理想的なバックスピン量を目指しています。

ヘッドスピードが上がれば上がるほど、物理的にはバックスピン量が増える傾向になります。

そのため、パワーヒッターにとって、バックスピン量を適正に保つことが、一般的なドライバーだと難しい場合が多いのです。

逆に言えば、大手メーカーのドライバーをパワーヒッターに合わせて設計してしまうと、ほとんどのアマチュアゴルファーにとってスピン量が少な過ぎ、飛距離が落ちてしまいます。

それぞれのメーカーがターゲットを明確にして、すみ分けているのです。

Krank Golfのドライバーってどこがすごいの?

Krank Golfのドライバーは、最近では珍しくなったディープカップフェースが特徴です。

大排気量を誇るマッスルカーのような力強さを感じさせます。

フェースはルール上限ギリギリの反発力を目指し、スプリング効果を最大化するためのマイクロミリングを備えた新しい超硬化ベータチタンX2で仕上げています(Pure Titanium /Grade.4)。

トリプルプラズマ溶接、最新の超硬化ベータチタン、ソールプレートルーバーといった「飛ばし」と「安定性」を目指した設計です。

各メーカーが発表するうたい文句は、いつでも「過去最大の飛び」と「最大級の安定性」ですが、Krank Golfはその実績がずば抜けています。

世界ドラコン選手権で2010年から2013年まで4連覇を果たし、2013年のロング・ドライバーズ・オブ・アメリカ(LDA)の大会では4部門を制覇しました。

2015年にも3部門を制覇して以降、その活躍はとどまることを知らず、2019年の世界ドラコン選手権では、世界トップ10のうち7名がKrank Golfのドライバーを使用しています。

もちろん、2019年の世界チャンピオン、カイル・バークシャーもKrank Golfを使用しています。

※2020年は新型コロナの影響で大きな大会は中止

また、ナイアガラの滝をドライバーで超えた初めての選手としてギネス登録されたモーリス・アレン選手も、Krank Golfのドライバーを使用しており、その当時の記録は426ヤードでした。

このような飛距離自慢・歴史の例が多数あり、世界No.1のぶっ飛びドライバーメーカーであることは間違いないと思います。

パワーヒッターがパワーヒッターのために設計している最大の強みは、適正なバックスピン量の設定でしょう。

一般的なアマチュアゴルファーがターゲットとなると、どうしてもバックスピン量を減らし切ることができません。

物理的にバックスピン量は、ヘッドスピードが上がれば上がるほど増えていくため、パワーヒッターが一般的なドライバーを打てばスピン量が多過ぎて吹け上がりますし、一般的なゴルファーがパワーヒッターのドライバーを打てばスピン量が足りずにドロップします。

ゴルフクラブ作りに制限・ルールがある以上、この対局的なプレーヤーを同時に満足させることは不可能なのです。

Krank GolfのFORMULA 11 Pro試打レビュー!!

前置きが長くなってしまいましたが、いよいよ試打レビューです!

今回購入したドライバースペックは、

FORMULA 11 Pro
ロフト:7.5度(6.5~9.5)
シャフト:Fujikura Flywire/48 inches(56グラム/X/トルク2.6)

です。

クラブを持った瞬間の感想は「えっ……めっちゃ重い……」、素振りをした感想は「えっ……コレ棍棒?」。

Krank Golf恐るべし!! めちゃくちゃハードです。

記念すべき1打目はもちろん特大スライス(笑)。

いつものスイングだとシャフトをしならせることが困難でした……。これは完全にゴリマッチョ仕様のクラブです……。

ただ1点、超絶にオススメできる点はバックスピン量の少なさです。

シャフトをエースシャフトに切り替えて試打してみると、バカ速い初速の棒玉ですっ飛んでいきます!!

シャフト選びは慎重になる必要がありますが、いつもスピン量が多くて悩んでいる方にはめちゃくちゃオススメのヘッドでした!!

打音や初速、ボール軌道は、実際の試打動画をご覧いただければと思います!

今年はKrank Golfをエースに、飛距離アップ頑張ります!!

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