過熱するマスターズ出場資格争い~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#199

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「マスターズ」は先日、今年(2021年)4月8日から始まる第85回大会を、パトロン(=ギャラリー)数を制限して開催する予定であると発表しました。

同大会は、昨年(11月)は選手と運営スタッフの他は、選手の家族、クラブメンバー、メディアだけの入場を認め、かつコロナ感染予防の厳しいガイドライン(プロトコル)を採用して実施。無事大会を終えることができました。

今年も同様のガイドラインを採用するため、それでスムーズな運営が可能なパトロン数を算出したうえ、限られたパトロンにチケットを配布するとのことです。

一方、出場する選手の数ですが、昨年末までに84選手が確定。

あとは、大会前週の「バレロ・テキサスオープン」までの米ツアー競技の優勝者、3月29日発表の世界ランキング50位以内の選手、そして場合によっては特別招待の選手が加わりますが、いずれにしても限られた数の出場枠をめぐってこれから熱い戦いが展開されることになります。

対象トーナメントは12試合

対象トーナメントは12試合

getty

まず「バレロ・テキサスオープン」までの米ツアー競技ですが、すべてのトーナメントの優勝者に出場資格が付与されるわけではありません。

フェデックスカップポイントが優勝=500ポイント以上の大会――具体的には「プエルトリコオープン」と「コラレス・プンタカナ リゾート&クラブ選手権」を除く、12試合(今週開催の「ソニーオープン」を含む)が対象です。

このうち「ソニーオープン」と来週の「アメリカン・エキスプレス」は、フィールドが比較的弱い(強い選手の出場が少ない)ため、出場資格を持たない“ダークホース”が勝つケースが少なくありません。

実際に昨年は、「ソニーオープン」でキャメロン・スミス(写真上)が米ツアー初優勝を果たすとともに、オーガスタ行きのチケットをゲット。そして、11月のマスターズで2位タイの大活躍につなげました。

多数ひしめく有力候補

多数ひしめく有力候補

getty

次に、3月29日発表の世界ランキング50位をめぐる争いですが、今年は有力選手が多いのです。

1月10日発表の同ランキング上位から、主だった選手を列挙します。

51位:ロバート・マッキンタイア(24歳)
52位:エリック・ヴァン・ローエン(30歳、写真上)
53位:ケヴィン・ストリールマン(42歳)
57位:アンディ・サリバン(34歳)
58位:ラッセル・ヘンリー(31歳)
59位:リッキー・ファウラー(32歳)
61位:ウィル・ザラトリス(24歳)

※年齢は2021年1月14日現在

改めて紹介しませんが、50位入り目前は、まさに有力候補が犇(ひし)めく状況です。

しかも、20~30代の上昇トレンドのプレーヤーも多い。

はたして、ここから何人が4月のオーガスタに歩を進めるのでしょう。

日本選手が加わる可能性は?

日本選手が加わる可能性は?

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最後に、気になる日本選手の出場ですが、すでに決まっているのは松山英樹ひとり。ちょっと寂しい状況です。

2014年~16年の3年間も、やはり日本選手は松山だけでしたが、その後は毎年2~4人がオーガスタ・ナショナルGCでプレーしています。

世界ランキングの現状は、

76位:今平周吾
91位:石川遼
109位:星野陸也
118位:金谷拓実

ここからの50位入りは少し厳しいと思いますが、金谷は「ソニーオープン」のあとも欧州ツアー競技のビッグタイトル「オメガ・ドバイ・デザートクラシック」(1月28~31日)と「サウジ国際」(2月4~7日)に招待出場することが決まっており、ランキングを大きくアップさせるチャンスがあります。

そして、日本選手には特別招待の可能性があります。

最近では、2018年の賞金王=今平周吾が19年大会に特別招待されています。

ただしマスターズには、明文化はされていませんが、出場選手数は90人程度に抑えるという方針があるようです。

しかし、今年はすでに84人が確定。これに、前述のように出場資格に手が届きそうな有力選手が多数ひしめく状況です。

いずれの道も相当に険しいようです。
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