『ヘッドが走る』ってどんな感じ?どうすればできる?

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レッスン番組などを見ていると、『ヘッドが走る』という言葉を耳にすることがあると思いますが、この感覚を実感されたことはありますか?

写真の原英莉花プロの状態がヘッドが走った直後のものです。

比喩的な表現なので、よくわからないと言う方もいらっしゃると思います。

では、『ヘッドが走る』感覚とはどんなものなのか? また、どうすれば『ヘッドが走る』のか、紐解いてみましょう。

ヘッドが走るってどんなこと?

ヘッドが走るってどんなこと?

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写真は、小祝さくらプロのインパクト直後の状態です。これがヘッドが走った直後です!

ダウンスイングではグリップが先行してヘッドは後からついて来ないといけませんよね! そのグリップをヘッドが追い越して行く時に加速する感じが『ヘッドが走る』ということです。

これができていないアマチュアはとても多いようです。

『ヘッドが走る』と、飛距離が伸びて方向性も良くなります。

一般男性よりも小柄で腕力もない女子プロが250ヤードも飛ばせる大きな要因は、ヘッドを走らせることができるためです。

そして、ヘッドを走らせることができるようになると、反対にヘッドを走らせないことも意識的にできるようになります。

これはショットのバリエーションを広げる上でとても有効です。

ヘッドを走らせる大前提とは?

ヘッドを走らせる大前提とは?

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昨シーズン前半は苦しんだ渋野日向子プロ。

好調時の伸び伸びとしたスイングは、ヘッドを走らせることに適しています。一方で、ボールを置きにいくようなスイングの場合は、ヘッドが走りません。

飛距離・方向性ともにレベルダウンしてしまいます。

前半戦の渋野プロには、その傾向が見られたように思います。

一昨年に大活躍したため、昨年渋野プロにかかったプレッシャーは並大抵ではなかったことと思います。そのために本来の伸び伸びとしたプレースタイルやスイングを見失っていたものと思います。

ヘッドを走らせるための感覚をつかむ大前提は、伸び伸びとスイングできる心の状態が必要です。

『飛ばそう』『ピンポイントで狙おう』として、動きに制約が入る状態ではなく、伸びやかにスイングできるようなリラックスした状態であることが大前提となります。

身体の動きに置き換えてみましょう!

身体の動きに置き換えてみましょう!

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今回は、黄金世代のプロの写真で構成しています。

この写真は、世界ランクでは黄金世代で一番上位にいる畑岡奈紗プロ。

身長は158センチと、アメリカのツアーでは小柄な部類に入ります。

しかし、2020年のUSLPGAのドライビングディスタンス(平均)では261ヤードと、計測した136人中27位と上位にランクされています。

その飛距離は、トレーニングによる筋力の強化は大きな要因となっています。それに加えて、効率の良いスイングの持ち主であることが求められます。

畑岡プロのこの写真の状態を分析しましょう。

1.ヘッドはグリップを完全に追い越して、身体の左側に振り抜いています。
2.両脇は軽く締まっています。
3.顔の向きは、ほぼアドレス時と変わりません。
4.両肘が引っ張られるように伸びています。
5.右手が左手を追い越しています。
6.グリップエンドは、飛球線の真逆を指しています。
7.前傾はまだ保たれています。
8.グリップ位置は身体の正面にあります。

『ヘッドが走る』状態を特に表しているのは、上記の1、5、6です。注意しなければいけないのは、この1、5、6の状態は『意図的に作る』ものではなく『結果的にできる』形であることです。

どうすればヘッドが走るのか?

それでは、またまた黄金世代の勝みなみプロの動画をご覧いただきながら、『どうすればヘッドが走るのか?』について、『おっ3』なりのポイント分析をしてみましょう。

まず、動き出しで手先を使わないことです。

トップからの切り返しは、左足の踏み込みからスタート。勝プロは左膝のニーアクションがとてもダイナミックで、わかりやすいと思います。左膝を踏み込んだ後、膝と太腿が左回転しているのがわかると思います。

この時点では右肩はまだ動かないような意識が大切です。

そして上半身。リラックスしたまま、左足踏み込みの直後にグリップ位置が真下に落ちます。

その時、ヘッドの位置は変わらないようにします。

ここまでができてしまうと、あとは下半身の動きにつられるように振り切れてしまいます。

一つだけ感じてほしいのは、ヘッドの重さです。ハンマー投げのように、ヘッドの重さを感じながら遠心力に任せてしまいましょう。

手先で形を作ろうとしないことが重要です。

副産物もあります!

副産物もあります!

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昨シーズンはメジャー2勝と大躍進した原英莉花プロ。『おっ3』は、その要因を小技の進化にあると思っています。

元々飛距離に定評のある原プロは、アプローチとパターが安定したことでプレーに安定度が増しました。

この写真はグリーン周りからのアプローチです。これはヘッドを走らせていません。

方向性重視で、打ち出したい方向にヘッドを送り出しています。

師匠のジャンボ尾崎譲りの右手の甲に角度をつけたままボールを運ぶアプローチは、躍進の要因となっていたかもしれません

ヘッドを走らせることができると、反対にヘッドを走らせないことも意図的にできるようになります。

これは、アプローチのバリエーションが増えるという『副産物』です。

『ヘッドが走る』感覚をつかみ、この冬ワンランクアップを狙ってみませんか?
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