タイガーは随所にタイガーでした~世界のゴルフ界の面白情報を拾い読み#188
超ローーーングパットで初バーディ
今年の「ZOZO選手権」の舞台=シャーウッドCCは彼がホストを務める「ワールド・チャレンジ」のかつての開催コースで(2000年~13年まで)、彼はここで5度の優勝を果たしています。
それだけ良く知るコースでしたから、タイガーには大会連覇の期待も大きかったのですが、結果は72位タイと振るいませんでした。
初日からティーショットが安定せず、インスタート2ホール目の11番パー4でボギー。さらに、13番パー5ではダボ。早くも3オーバー。
ところが、続く14番パー4で見せてくれたのが、上掲ツイッター動画の超ローーーングなバーディパット。
正確にはグリーン手前“花道”からの第3打アプローチパットですが、距離は約27メートル。
むろん本人は狙ってはいなかったのでしょう。
そこで浮かべた、この何とも言えない笑顔。タイガー・マニアの心をくすぐる?
ところが、同じホールで翌日
タイガーは翌日もこの14番パー4で2オンを逃し、前日と同じようにグリーン手前の“花道”からアプローチを放つことになりました。
ただし、この日はグリーンエッジからやや距離があったのでしょう。ウェッジで狙うことに。
残念ながら、その模様はオフィシャルにはアップされていません。下記リンク先に貼られてある動画をご覧ください。
でも、タイガーがすごいのは、続く7.3メートルほどのパーパットをきっちり沈めたこと。
見せてくれるのです。
木の陰からスーパーリカバリー
最後は、ネット上でも熱く盛り上がった3日目のこのプレー。
4番パー4の第3打は、グリーン左サイドの樹木の陰からのスクランブリング。タイガーの狙いは大きなロブショットで、この木の上を越すこと。
ところが、ボールは……。そして、結果は……。
アメリカには「木の90%は空気=隙間」という“決まり文句”がありますが、それを実証した形になりました。
さて、2週間後は、昨年タイガーが制したマスターズです。パトロンのいない寂しい大会を、彼が盛り上げてくれることに期待しましょう。
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こせきよういち
かれこれ30年もフリーランスのライター稼業をやっています。活動のフィールドはゴルフ雑誌がメインですが、ゴーストライターとして単行本を執筆したり、某出版社の運営を手伝ったり、テレビ・ラジオのスポーツ番組の構成を手掛けたり……。昨年(2016年)はトランプ大統領をテーマにした単行本の一部執筆もしました(笑)。でも、目下一番忙しいのは、日々SNSにアップしているゴルフ関連の話題を収集する作業かな。ゴルフ界、スポーツ界がもっと元気になれるように、との視点から有益な、あるいは面白い情報を集め、発信しています。
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