ミスに強く曲がりが少ない、そして飛ぶ!ゼクシオ エックス ドライバー試打レポート【PR】

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みなさんこんにちは、LITTLE RED BOOK(リトルレッドブック)です。

今日は、ゼクシオ エックス(XXIO X -eks-)ドライバーの試打レポートをお送りします。

ゼクシオ イレブン(XXIO 11)シリーズの若者向けニューブランドとして誕生したゼクシオ エックス。

2019年12月7日の発売から約10ヶ月経ち、コースでもよく見かけるようになりました。

今回、試打ドライバーを借りることができたので、自分のホームコースに持参し、ラウンドをしてきました。

1.基礎からのゼクシオ

1.基礎からのゼクシオ
まずゼクシオというクラブの系譜とゼクシオ エックスの位置付けを確認しておきましょう。

本稿ではゼクシオを「XXIO」、ゼクシオ エックスを「XXIO エックス」と表記します。XXIOの11代目(ゼクシオ イレブン)は「XXIO 11」、そして先代の10代目(ゼクシオ テン)は「XXIO 10」と表記します。理由は後述します。

XXIOは、現在販売されているゴルフクラブの中で最も歴史の長いブランドの一つです。

初代XXIOは西暦2000年に発売されています。それからおよそ2年ごとにモデルチェンジされており、これまで11代で20年間続いた(そしてこれからも続くであろう)超長寿ブランドなのです。

XXIOに比肩されるブランドは、ミズノのMPシリーズと、マジェスティゴルフ(旧マルマンゴルフ)のマジェスティシリーズくらいです。

MP(「ミズノプロ」の意)が文字通りプロ/アスリート向けブランド、マジェスティは威厳あるグランドシニア向け高級ブランドであるのに対し、XXIOは日本の平均的ゴルファーの「ど真ん中」を狙った製品であることが最大の特徴です。

いわば日本中のアベレージゴルファーに20年以上寄り添ってきたブランドなのです。

このブランドイメージは、XXIOの大事な資産であると同時に、次の展開のための足かせともなっています。

20年前に50歳で初めてXXIOを購入した人が70歳になり、そろそろゴルフ人生の締め括りを意識せざるを得ない時期に入っているためです。

そもそもゴルファーは何歳まで日常的にゴルフができるのでしょうか。個人差が大きいとはいえ、65歳を超えると「ドライバーの飛距離が出なくなる」ことから、ゴルフ場から足が遠のく人が増えると言われています。

このままではXXIOブランドを長年支えてきた購買層がゴルフから引退してしまう。その前に手を打たなければならない。

ということで、2019年発売のXXIO 11シリーズから製品系列が二つに分かれました。

一つが従来からの60代以上に寄り添うXXIO 11、そしてもう一つが少し若い世代(40代から50代)向けのXXIO エックスです。

実は先代のXXIO 10がローマ数字で「XXIO X」と表記されていたので、XXIO エックスを「XXIO X」と表記すると訳がわからなくなってしまいます。

そのため本稿では10代目をXXIO 10といい、11代目をXXIO 11といい、11代目の若手向け製品ラインをXXIO エックスと表記を分けているのです。

実はXXIO エックスには、先代(XXIO 10)のシリーズ中に類似モデルがあり、これは「XXIO 10 Miyazakiモデル」と呼ばれていました。

ヘッド構造は基本的にXXIO 10と同じなのですが、ヘッドを黒く塗装し、Miyazakiシャフトと呼ばれる少しハードなシャフトを装着することで、セミアスリート向けのスペックに変えていたのです。

なおダンロップゴルフには「スリクソン(SRIXON)」というプロ/アスリート向けブランドがあります。

XXIO エックスは、普通のXXIOとスリクソンの間を埋める役割を担っているのです。

2.テスターのスペック

2.テスターのスペック
知識編はこのくらいにして、そろそろ本題の試打に入りましょう。

まず試打者本人のスペックを記載します。

ひとことで言うと、リアルアマチュアです(ゴルフ部出身でも、元研修生でもありません)。

年齢50代後半、男性、ゴルフ歴13年、身長・体重は日本人の平均、ハンディキャップは8です。

ドライバーのヘッドスピードは、42メートル/秒(m/s、ユピテル製の計測器で測定)。

マイドライバーはブリヂストンのJGR(2019年モデル、ロフト9.5度)にSpeeder 474 Evolution VI(フレックスS: 50グラム)のシャフトを45.5インチで装着して、総重量を288グラムにしています。

シャフト選択の基準は、ヘッドスピードだけではなく、実際の試打により球のばらつきが最も少なかったものを選んでいます。

ヘッドスピード42m/sで打った場合の平均データは

・練習場ボール使用で、ボール初速58m/s、ミート率1.37、推定飛距離205ヤード
・コースボール使用で、ボール初速62m/s、ミート率1.45、推定飛距離215ヤード

毎週の練習で100球ほどのデータを採取し、平均値を出しています(この推定飛距離は「キャリーとランを含む」とメーカー仕様書に書いてあります)。

推定飛距離は平坦・無風なコースでの実際の飛距離とも合っており、大体210ヤードほど飛んでいます。350ヤードのパー4ホールでは良い当たりのティーショットの後、残り140〜150ヤードを7番あるいは6番アイアンで狙うことが多いです。

球筋はドロー系ですがほとんど曲がりません。柔らかい球(ディスタンス系のアマチュアボール)を使うと少しドロー、硬めの球(スピン系のツアーボール)を使うと良い具合のフェードになります。

ドライバーのOBはほとんどありません。ドライバーもアイアンも、球筋を意識的に曲げるのが割と得意です。

3.試打クラブのスペック

3.試打クラブのスペック
今回の試打クラブとして9.5度、10.5度の2種類のロフトをお借りできました。

シャフトはどちらも純正のMiyazaki AX-1カーボンシャフト(フレックスS)。

メーカーホームページ掲載の「目安適応ヘッドスピード」は40m/s〜48m/sと書いてあります。

謙虚に考えれば私にはフレックスSR(37m/s〜45m/s)の方が合うかもしれませんが、試打クラブは与件なのでこの条件下で最善を尽くすしかありません。

XXIO エックスのシャフト重量はSで47グラム、トルクは4.9です。ドライバーの総重量は299グラムなので、マイドライバーより11グラム重くなります。

練習場では、ロフト9.5度と10.5度の2本で球筋を比較しました。翌日のラウンドでどちらを使うか決めるためです。

最初にロフト10.5度から打ち始めます。弾道は高く、球には右方向の回転が少し掛かっています。ミート率は練習球で1.30程度とやや低く、球が浮く感じで、飛距離もあまり出ません。

次にロフト9.5度に切り替えます。今度は強い中弾道で、球がまっすぐにライナーで飛んでいきます。ヘッドの反発が心地よく感じられ、球を前に長く押している感じがあります。

携帯型のヘッドスピード計測器によるとミート率も1.37にアップし、初速が上がり、飛距離も出ています。

練習場で気づいたことは、なぜかヘッドスピードが速くなるということです。

9.5度の純正シャフトSは、マイドライバーより11グラム重いのですが、ヘッドスピードが普段の42m/s台から、43m/s台へアップしているのです。

ユピテルは毎週使い続けている自前の計測器なので、このヘッドスピードの変化はちょっとうれしいポイントです。絶対値は少し甘めに出るのですが、変化を見るための相対値としては十分参考になります。

平均ミート率は練習球では1.32とあまり思わしくなく、これはゴルフコースで再度チェックする必要がありそうです。

なお、XXIO エックスの打音は意外にカン高く、練習場では目立ってしまったことを申し添えます。

練習場での試打の結果、明日のラウンドではロフト9.5度を選ぶことにしました。中弾道の球筋でフェアウェイキープを優先し、ランを含むトータルの飛距離を狙っていく作戦です。

4.ラウンドにおける試打

4.ラウンドにおける試打
ホームコースの月例競技会に試打ドライバーを持参しました。

一応クラブ競技なので、クラブ本数はルール通り14本以内です。そのためドライバーはどちらか1本に絞る必要があったのです。

遊びのラウンドであれば2本のドライバーを持参して「打ち上げホールでは10.5度を使う」などのトライアルもできたのですが、今回は止むを得ません。

1番ホール、370ヤードのパー4、レイアウトはやや右ドッグレッグ。スタートホールでは力量以上の飛距離は求めず、フェアウェイに球を置ければ良しとします。

本日のグリーンが左の高麗グリーンなので、球に少し右回転をかけてフェード系の球でフェアウェイ右サイドを狙います。XXIO エックス ドライバーを素直に振ると、球は狙い通りフェアウェイ右サイド、グリーンを狙いやすい位置に止まりました。

そこからグリーンまで残り140ヤード。打ち下ろしなので8番アイアンを選んで2打でグリーンオンです。

2番ホール、475ヤードのパー5。レイアウトは一旦右に曲がりそこから左に曲がる、S字型のやっかいなホールです。

1打目は右に曲がるフェアウェイの道なりにフェード系の球を打ち、フェアウェイの中央右寄りに球を置きます。次に左に曲がるフェアウェイにそって、7番ウッドでドローボールを打ち、グリーンの70ヤード手前に球を置きます。そこからサンドウェッジで3オンです。

XXIO エックスは、素直に振れば自分の力量通りの飛距離が出ます。球筋もまっすぐなので、安心して打つことができます。また意図的に左右に曲げることも容易です。

いくつかのホールで、フェースのヒール側に球が当たる大きなミスショットもあったのですが、球は左のラフに向けて低く飛び出し、そこからスライスしてフェアウェイに戻ってきました。

XXIO エックスが打点の狂いのミスに強いというのは本当のようです。

打点の狂いのミスが出ると、ミート率も飛距離も落ちます。しかしそこそこ前方に飛んでくれるので、致命的なミスにはなりません。アプローチとパターに自信があれば、そこからでも諦めずにパーを取りにいくことができます。

XXIO エックスドライバーは、スコアをまとめることに高い意識を持っているゴルファーには力強い武器となります。

ドライバーの球筋はまっすぐで、左右への曲がりも小さいので、この日のラウンドでは同伴競技者を常にアウトドライブすることができました(余談ですが、同伴競技者よりもティーショットが飛んだことを「オーバードライブした」というのは誤用です。念のため)。

さて、プレー中にXXIO エックスの美点に一つ気が付きました。

最近のカーボン複合素材製のドライバーはヘッド設計の自由度が増して、球を打った際にクラウン(ヘッド上部)に「たわみ」を持たせることができます。

このたわみがクラウンの反発力を高め、SLEルール適合範囲内でフェース周縁部に最適な反発力を持たせることができるのです。

最新ドライバーの中にはクラウンが「たわむ」ためのメカニズムをあえて外から「筋や段差」として見せるようにデザインされているモデルもあります。

一方、XXIO エックスのヘッドデザインが昔風のオーソドックスな丸型をしており、「たわみ」機構を備えているにも関わらず、クラウン部分に筋や段差がまったく見えません。

オーソドックスなデザインが好きなベテランゴルファーは、このようなすっきりした段差のないクラウンのデザインを好むでしょう。

この辺りは各社のクラブデザイナーの考え方が現れて、面白い部分です。

5.まとめ

5.まとめ

getty

最後に総評です。

XXIO エックスの“○”

・カーボンコンポジット製なのに、伝統的で素直な奇を衒(てら)わないデザイン
・素直に振れば、素直に飛んでくれる、高い飛距離ポテンシャル
・当たり損なっても、そこそこ飛んでくれて、パーを諦めずに済む
・なぜかヘッドスピードがちょっと上がる、純正シャフトとのマッチング

XXIO エックスの“×”(△かな?)

・混乱を招く、XXIO X(テン)とXXIO X(エックス)のネーミング、いまさらだがあえて指摘したい
・カン高い打音は、好みが分かれると思う
・あとは……値段かな(笑)

最後に蛇足を一つ。

これまで国内専用ブランドと考えられていたXXIOのゴルフクラブが、2018年頃から米国のゴルフ関係のビジネスショーに出展されるようになりました。

その展示会場で「アメリカ人はXXIOをゼクシオと読めるのか?」を試している動画がありました。面白かったので出典を明らかにして引用します。

「自分だったらZIO(ズィオー)と読むかなあ」

「これは……ZEX TEN(ゼックス・テン)だね」←XXIOの「IO」を「10」と誤読

「わたしならDouble X Ten(ダブル・エックス・テン)と発音しますね」←同じく誤読

「うーん、OINXS(オインクス)とも読めるね」←「OIXX」と逆読み

「いやー、OWICKS(オウイックス)だろう」←同じく逆読み

「これは、ECKSIO(エクシオー)だね。間違いない」←惜しい

そして、『正解はZEK・SI・OH(ゼク・シィー・オー)です』と聞かされた皆さんのリアクションは

「うーん、(それは読めないだろう……)。で、これってどこの国の製品?」

最後に字幕で「It’s From Japan.」と締めるという、なかなか興味深い動画でした。

米国のゴルファーにも、早く「ZEK-SI-OH」と読んでもらえるようになれば良いですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。
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50代後半になって飛距離がガクンと落ちてきました。年齢に応じた90台のゴルフを楽しむのも一つの考え方ですが、私はいつでも80台でプレーして時々70台も出る、そんなプレーヤーで居たいと思っています。体力の低下が避けられない中、いかにしてゴルフの質を維持・向上させるのか。いろいろと試行錯誤してみようと思います。

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SRIXON ZX201007-1107
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