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ゴルフと「心のあり方」を改めて考える!~新ラウンド日記第27回

ゴルフの内容と心の変化については、いろいろと言われていて、私もゴルフと心の持ち方については、これまでも記事を書いてきています。

しかし、ゴルフは本当に奥が深く、自分がコントロールできない心の深い奥底で、「心」がプレーの内容に影響を与えることが、少なくありません!

今回も、そのことを改めて感じるラウンドだったので、ご紹介します!

見知らぬメンバーとのラウンドの緊張感が、プレーにどのような影響を与えるか?

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「ゴルフは仲間と楽しくラウンドする!」と思っているゴルファーが多いことでしょう。

私もそのような一人でした。しかし、ホームコースを持ち、そのコースでラウンドをするようになると、組み合わせで見知らぬメンバーとラウンドすることが多くなります。

私も一つ目のホームコースで、そのようなラウンドを繰り返して、さらに月例競技に参加するようになって、初めての方とラウンドする機会が増えました。

そして、知らず知らずのうちに、いろいろな方とのラウンドで、挨拶をする方、言葉を交わす方が増えてきました!

それは、自分のゴルフの輪を広げることになり、ゴルフで学ぶことが多くなり、自分のゴルフの上達にもつながっていると思います。

しかし、そうは言っても、見知らぬメンバーとのラウンドはとても緊張します。

腕前もわからず、失礼がないようにプレーしたり、会話したりしなければなりません。最初は緊張して、なかなか話もできないというのが、正直なところでしょう。

少なからず自信を持って臨んだラウンドだったのに!

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今回も、最近のゴルフの調子を考えると、期待半分不安半分という中でのスタートでした。

今日の同伴者3名はいずれも、初対面でした。

まず、その人達がどんなクラブを使っているのかを観察すると、一人は明らかに練習をしっかりとやっている感じの道具でした。さらに、キャディーバッグもいわゆる上級者の雰囲気を感じさせるモノでした。

スタートまでの会話は、同伴者を分析するうえでとても貴重な時間です。

ここで新たな発見がありました。上級者と推察される方と同年代と思われる方は知り合いで、談笑していました。また、コースで行き来する方との会話も、明らかにベテランで、ゴルフの腕前を推察するうえでは、十分な内容でした。

さらに、その上級者は少し神経質そうで、やや話難い相手だと感じました。

やはり、相当な上達者を入れた組だということで、心してプレーする必要があると覚悟しました。

ゴルフは同伴者の影響がとても大きいと改めて認識!

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ゴルフでは、やはり同伴者がプレーに大きな影響を与えます!

もちろん、それは精神力の問題です。それが強くないと、様々な競技で良い成績を上げることは難しいのですが、それ以前に見知らぬメンバーでも強い精神力でラウンドできる力をつけなければ前に進めません。

仲間との楽しいゴルフばかりではなく、見知らぬ人たちとのゴルフでも物怖じせずに自分のプレーを堂々としていけることが必要です!

しかし、自分の腕に自信があればそれもできるでしょうが、特にまったく個人の4人の集まりであれば別ですが、二人が知り合い、あとの二人はまったくの個人という関係では、どうしても意識過剰になってしまいます。

この日は、上級者と目される方を意識し過ぎてしまい、なかなか自分本来のプレーをすることができませんでした。

最初から相手の素性がわかっていれば、胸を借りるつもりで臨めばいいのですが、「上手いだろう」とは推察できても、どのぐらいの腕前かが不明な中では、恐る恐るというのが実態でした。

これが今の自分の甘さ、精神力の弱さだと思いました!

なかなか自分のゴルフができないことに苛立つ!

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特にこの精神力の弱さがプレーに影響しますが、通常のショット以上にパットに影響することがわかりました。

それは、ここでこのパットを決めれば、ショットをミスした上級者に勝って、オナーを取ることができると意識したりすると、短いパットでも入らなくなります。

それも意識過剰で、少しでも良いところを見せたいと思う欲が、心を乱しているのだと思いました。

こうして、前半は淡々とプレーすることを忘れて、上級者を意識して、チグハグなラウンドになっていました。「心」を自分で乱してしまっていました!

それは、パット、アプローチなど、繊細なプレーに多大なる影響を与えて、不本意な前半の結果に結び付いていました。

昼食を挟んで目の前のプレーに集中しよう! と心に誓って後半をスタート!

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前半も終わりに近づく頃には、上級者と積極的に会話をして、これから迎えるこのホールの攻め方について、指南をしてもらうという態度に変わっていました。

それは、前半のプレーぶりでは、自分の良いところをまったく出せないままに終わってしまうという不安があり、今日はこの上級者から何かを得たいという謙虚な気持ちになったからです。

それが、前半の最終ホールで、短いパットを外してダボ(ダブルボギー)になってしまった際の、「惜しいねぇ!」という言葉にも現れていました。

さて、昼が少し時間があったので、アプローチの練習で、タイミングを思い出そうとしました。

その練習の成果がスタートホールから出てパーのスタートとなりました。もっとも、他の3人もパーでしたので、みんなに付いていけたということになります。

上級者の目が変わってきたことを感じながら、淡々と、しかし和気あいあいとプレー!

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後半になると、少しずつ、上級者とも話をするようになりました。

今度は私が調子が良くなって来たために、上級者の方は負けられないという意識が、出て来たように感じました。

6番を終わって上級者、私ともに2オーバーで二人のマッチレースの様相でした。

7番を終わってもお互いに2オーバーのままでした。

迎えた8番はショートホール(パー3)で、お互いにパーを狙えるところでした。

カートで移動しているところで、私が「今日はご一緒できて、本当に勉強になりました。ありがとうございました」とお礼を言いました。

これは、結果として、胸を借りて戦うことができたという感謝の言葉でしたが、後半の好調なプレーは、目の前のショットに集中するということに、徹したことで実現できたものです。

最終ロングホール(パー5)は、私が3打目をミスしてボギーとし、パーを奪取した上級者はハーフのスコアが38でした!

あとから調べてわかったことですが、上級者はHD(ハンディキャップ)11でした。このコースはとても厳しいコースなので、ここでのHD11は他コースではシングルクラスの腕前です。

さらに、連れの一人はHD15でした。

最後は連れの方に、「あなたの実力はどちらが本物ですか?」と聞かれるほど、私の前半と後半は別人だったのでしょう!

これも、ゴルフにおける「心のあり方」を考えさせられる、ラウンドの終了に相応しい言葉でした。

本日は、お世話になりました。ありがとうございました!