Gride

ゴルフクラブ

風と草の大地

“神の衝撃”キャスコ「ゼウスインパクト」後継モデルが登場!

体力も落ちてきてヘッドスピードが落ちて飛ばなくなり、ゴルフがつまらないと感じてきてしまっている人たちへ作られたルール度外視の高反発クラブ。

前回投稿した「ゼウスインパクト」の後継モデルが出ました

実際に打ってみてのインプレッションです。

ゼウスインパクトが簡単になって帰ってきた

今回紹介するのは、前回投稿したルール非公認高反発クラブ「ゼウスインパクト」の後継モデルになります。

モデル名は「ゼウスインパクト イージースペック」。

すでにネーミングから簡単そうなイメージが湧いてきます。

前作はとにかくボール初速が出て飛びそう! って感想でしたがこのモデルはどんな感じなんでしょうか?

高反発クラブのおさらい

getty

ボールの飛び過ぎを抑えるためにR&AやUSGAで決められたSLEルール、専用の機器で測定してCT値257=COR値0.8301が上限となっています。

これらの数値を完全に無視してヘッドスピード35~40メートル/秒(m/s)くらいの人が最も飛ばせることを目標に設計されたクラブが高反発クラブです。

フェースの反発性能だけでなくヘッド体積も規制の460ccを大きく上回るモデルも多数出ています。

まずは反発性能をさらに高めた

それぞれ進化した性能を見ていこうと思います。

まずは高反発クラブの醍醐味である反発性能がさらに進化したということです。

前作ゼウスインパクトではCOR値0.851となっていましたが、今回のゼウスインパクト イージースペックは、何と0.855とさらに反発性能をアップさせてきました。

フェース自体も少し大きくなり、前作以上に大きくたわみ反発力がアップしました。

また「ドライビングブースター」というクラウンをたわませない技術が盛り込まれており、インパクト時のパワーロスをさらに減らすことに成功したようです。

打音を向上させた

打音って、ゴルファーにとってとても重要なファクターです。

大きなフェースが大きくたわんで弾き感がありながらも、低く締まった良い打音になりました。

打音は聞いたほうが早いですよね?

記事最後の動画の、ヘッドスピード40m/sでのインパクトを数回分BGMなしで切り取りました。

実際の打音をぜひ聞いてください。なるべくその場にいるような打音を聞いていただくために外部マイクを設置して打音を拾っております。

実際に聞いてみていかがでしたか?

ゼクシオのような「カキーン」という甲高い音でもなく、かといってツアーモデルのような「バシッ」という感じでもない。

弾き感もありながら低く締まったパワフルな打音となっています。

ギターをやっている方ならイメージできるでしょうか? どこも弦を抑えずに弾くと低い音が響きますよね。フェースやヘッド体積が大きいので、振動する幅が大きく、低音の弾き音がすると予想されます。

実はシャフトもルール非公認モデル

これには「え?」と思う方もいるかと思います。

R&Aルールにはシャフトにも厳格にルールが決まってます。

今回ルール内のどの部分を無視したかというと、「シャフトは全方位に同じだけたわまなければならない」という部分です。

シャフトの剛性差によってつかまりを良くするのは違反とされています。

これを活かしシャフト内部の剛性に差をつけ、トウヒール方向のしなりを抑え、飛球線方向へのしなりを大きくしてヘッドが自然に返りやすくした特別なシャフトなのです。

これによって45インチに慣れた人が長尺を初めて振ってもしっかりつかまり、スライスするのを抑える効果があるのです。

当然前作と同じく、シャフト繊維には東レの高性能炭素繊維「トレカT1100G」、「NANOALLOY」を採用し、強度を維持しつつ軽量のシャフトを作りました。

スペックを見てみよう

今回は10.5度と11.5度の2種類のロフトをラインアップしてます。前作は10.5度のみでしたが、さらに高弾道を打ちやすくするために寝たロフトが追加されました。

シャフト全長も46.25インチと45.5インチをラインアップしています。

ヘッドスピードを向上させるための長めと、一般的な長さをラインアップしたということでしょう。

クラブ総重量が一番軽いモデル(46.25インチのR2フレックス)で270グラムとなっており、スイングバランスがD1と若干増加しています。

シャフトも専用の非公認シャフトを設計したことによりカスタムシャフトを廃止し、純正シャフトのみとなっています。

それでは試打インプレッション動画をご覧ください。

自分がアップしたゼウスインパクト イージースペック純正シャフトの試打インプレッション動画です。

ヘッドスピード35m/s以下、ヘッドスピード40m/s、ヘッドスピード38m/sカット打ちで試打しています。

今回の最大のビックリポイントは球のつかまりの良さ。

どう打っても左にしか行かず、本当に右に行くイメージがまったく沸きませんでした。

シャフトが特殊な動きをするので、慣れずにややミートが悪く初速が出ませんでしたがこのつかまりの良さは大注目です。

ある程度シャフトに慣れれば重度のスライサーでも飛距離が爆発的にアップするかもしれません。

競技会等では使用できませんが、プライベートのゴルフで使用する分にはどんどん使ってほしいと思ってます。

飛距離が落ちてきたという理由だけでゴルフから離れてしまうのは非常に悲しいです。ここは道具の力をフルに使ってもう一度楽しいゴルフを体験してほしいと思います。