『PHANTOM X 12.5 パター』は渋く進化したパター!
『PHANTOM X 12.5 パター』は、タイトリスト、スコッティ・キャメロンが2020年2月28日に発売したパターです。
“スコッティ・キャメロンは、6角形の基本ヘッド形状から着想し、軽量6061エアクラフトアルミニウムボディと303ソフトステンレスウイングを自由にコンビネーションすることで、すべてのマレットプレーヤーを満足させる5種類のヘッドを誕生させました”と『PHANTOM X パター』の説明をしています。
『PHANTOM X 12 パター』は、その中でも最も慣性モーメントが大きいパターです。形状は、いわゆるスパイダー型と言えます。
新しくラインアップに加わった『PHANTOM X 12.5 パター』は、まず名前の「.5」の部分が特徴です。
通常の「シングルミッドベンド」ではなく、ネックの形状が少し短い「シングルショートベンド」だという意味です。
そして、アドレスしたときに見えるイエローのドットやラインがすべて消えて、ブラックで、色が入っていないサイトラインだけになっている「グロスブラック」が『PHANTOM X 12.5 パター』のわかりやすい個性です。
ツアーからの要求を活かして作られた『PHANTOM X 12.5 パター』は、なかなかカッコイイのです。
【試打クラブスペック】
ロフト 3.5度
ライ角 70度
長さ 34インチ(33インチ、35インチもあり)
ネック ローベント
オフセット ワンシャフト
グリップ ピストレロ プラス
価格 オープン価格
『PHANTOM X 12.5 パター』を構えてみた第一印象は、丁寧に作られているパターだなぁ、です。
きれいなのです。狙いに合わせて構えた時に、何一つ無駄がないように見えます。つまり、変なクセとか、個体差とかが見えません。元々のデザインが良いだけではなく、精密にチェックされつつ製造されたことが想像できるパターです。
パターマットで打ってもわかるのは、ソリッドだけど微かに感じる反発感です。
先行に発売されている『PHANTOM X 12 パター』と中身は同じはずなのに、『PHANTOM X 12.5 パター』には、比べると、少ししっかりとした弾き感がありました。
個人的には、サイトラインを含む補助的なラインはいらないタイプなので、シンプルな見た目は、狙いやすく、集中しやすいと感じました。