Gride

gettyimages/1131662460
getty

ゴルフスイング

ノザ@ゴルフライター

【小平プロから学ぶアイアン!】練習で調子良いのに、ラウンドになるとダメになる理由を解説!

妻と子が実家に帰省中でモーレツに寂しい!

どうも~ノザ@ゴルフライターです!

コロナ禍でステイホームが続き、YouTubeやインスタライブなど多くの人達がネット配信をしてくれています。本来有料のはずのコンサートやライブだったりが観られて、ある意味お得な期間が続いていますよね。

そんな中、ゴルフ界隈でもYouTubeに参入する人達の動きが見え始め、僕のようなゴルフ好きには大変ありがたい状態になっています。今回紹介するのは、YouTubeでの活動を始めた小平智プロです。

その日も横田真一プロの動画などいろいろと拝見していて、たまたま関連動画で小平プロが出て来たんですよね。好きなプロなのでクリックしてみると、かなり有益な情報がありました。

簡単に言えば、「朝イチの練習で調子の良かった人が、コースに出るとスコアを崩す原因」について説明してくれています。

理由も簡単で対策も簡単。すごい有益な動画でした。

動画で見ていまいち理由がわからない人は、当記事を合わせて読んでもらえれば理解が深まると思います。

【動画で解説】50人いたら50人がなるアマの悪癖とは?

まずは上記動画をご覧ください。世界最高峰のPGAツアーで活躍する小平プロのレッスン動画です。

この動画で小平プロはアマの悪癖について説明しています。

練習場で調子が良いのに、いざコースに出るとスコアを崩す人。これ結構あるあるじゃないですか? 僕自身も思い当たる所があります。

練習場ではキレキレなアイアンショットが、コースに出るといまいちでパーオンもなかなかしない。練習場とスイングを変えている訳でもないし……何でだろう? と思うことも多々ありました。

実はこのタイプ、50人集まれば50人とも同じ原因でなることが研究結果で明らかになったそうです。

結果から言えば、練習では球筋や距離感だけを意識して、目標物に対してアドレスを取って打たないからです。

「ん? どういう意味?」という方。これより詳しく説明していきます。

ポイント1.練習場でのアイアンは目標を作って打ってない。気にするのは距離感ばかり

getty

小平プロは「ドライバーは何となくあの辺りに飛べばいいと考える。けどアイアンはピンを狙うクラブ」と仰っていました。

簡単なことほど気づかないもの。

確かにその通りですよね。ドライバーは飛べばいいクラブなので、ぶっちゃけフェアウェイ内にあれば右端だろうが左端だろうが関係ない。むしろOBにならなきゃラフでもOK。

しかしアイアンはグリーンやピンを明確に狙うクラブです。そう考えればしっかりアドレスして打ち出す方向のイメージも慎重に行わなければならない。

なのに朝イチの練習では明確な目標を決めず打ってしまう。

・芯に当たっているか
・番手通りの飛距離が出てるか
・曲がっていないか

そんなことばかりに気を取られ、目標物に対してどこまで近づけて打てているかを意識していない。

では目標物を意識しない練習をした場合、どんなミスを誘発するのか?

ポイント2.人は目標物を多く視界に入れたがる=体が開く

getty

目標物を意識して練習をしない人がコースに出るとどうなるか?

無意識に体が開くそうです。理由としては、人は目標物を多く広くとらえるクセがあるので、どうしても目標が見えやすい状態にアドレスしてしまう。

そうなると体が自然と開いてしまい、スライス系の球が多く出ます(だから初心者の7割がスライスするんだと思いました……)。

目標物を決め、しっかりしたアドレスを取らないと自動的にオープンスタンスになってしまう。ここが非常に重要です。

この理由がわかれば、付け焼き刃な対処方法ですが、気持ちクローズスタンスで構えるとピッタリ合うかも知れませんね。

ポイント3.ラウンドになると前傾も深くなる

getty

動画ではもう1つのポイントを挙げています。それは前傾の角度です。

コースに出ると数字を追いかける、争っているという状態から興奮状態にあります。ましてアイアンショットとなるとグリーンに乗るかどうかの状態。

アマの人は力みが強くなるあまり、前傾姿勢が深くなる傾向が強いようです。

一度アドレスを解き、軽く素振りをして肩の力を抜きましょう。前傾が深くなるのは力みからです。

ギリギリのクラブを持たず、少し余裕のあるクラブで対処すると前傾の深さも取れるかも知れません。

ポイント4.クロスハンドで打とう! 体の悪癖がわかる

getty

小平プロは動画の後半でアイアンショットが良くなるドリルを1つ紹介してくれています。

それは「クロスハンドで打つこと」です。このドリルの何が良いか? 「体の動きがよくわかる」とのことです(クロスハンドとは、左手と右手を逆にしてグリップすることです)。

通常のショットの際、多少軸がズレても右手で勝手に補正します。頭が動いても腰が回らなくても、多少のことなら右手がそのミスを補うんですよね。

だからと言って軸がズレるのは当然よくありません。それはスイングを誤魔化してるに過ぎない訳です。

軸のブレに気付くために、クロスハンドで打ちます。クロスハンドにすることで右手の自由が奪われるので、嘘偽りないスイングが出るはずです。

もしそこで良いショットが打てたなら、右手に助けてもらっていない正しいショットということ。反対にショットが散らばってまともに当たらないなら、それは右手で調整しているスイングということになります。

ぜひクロスハンドで打つ練習をして、右手に助けてもらわない、軸のあるスイング作りをしましょう(僕もやってみたけど結果は散々でした……)。

まとめ・アイアンは目標物を作って打つこと! クロスハンドで素振りし、自分の軸の傾きを見つけよう

上記で挙げたように、朝イチでの練習は良いのに、コースで悪くなる50人。50人全員がなるアマの特徴は2つ。

1.目標を多く取るため、体が開く
2.力が入り、前傾が深くなる

以上の2点です。

練習場では、アイアンも目標に向かって打つようにしましょう。そして体が開くクセがある、前傾姿勢になる可能性があるということを頭の隅に置いておけば、自身で気付くことができるはずです。

打つ前に気付ければ直せます。

さらにクロスハンドの練習もし、自分の軸も確認しましょう。

それではまた!