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冬の早いスタート時間のラウンドで注意すべき3つのポイント~新ラウンド日記第19回

冬のゴルフでは、その他のグリーンシーズンと違って注意しなければならないポイントがたくさんあります。

中でも、冬の早い時間にスタートする場合には、何も考えずにショットしていると思わぬ落とし穴が待っています!

今回は、新ラウンド日記として、冬の早いスタート時間の実戦ラウンドで、注意しなければならないポイントを解説していきましょう!

冬のゴルフ場は、明け方には氷点下になることも少なくありません!

冬のゴルフは、オフシーズンと言われるくらいですから、厳しい寒さとの戦いになります!

市街地では、2℃や3℃でも、このような最低気温の場合には、郊外のゴルフ場は氷点下になっていることが少なくありません!

今年は暖冬で寒さはそれほどひどくはありませんが、関東でも北の地域や山間部のコースでは、氷点下になっているでしょう。

最低気温が氷点下になったゴルフ場で、朝早くコースを見ると、一面霜が降りたように白くなっていることが多いと思います。

今は、車の中から外気温がわかる車がほとんどでしょう。私もゴルフ場に向かう車の中で、発車時には4~5℃程度だった気温が、コースに近づくにつれて下がり、途中から氷点下になることもあります。

このような時には、ゴルフ場までの道路の両側の畑は、霜で真っ白になっています。

冬のラウンドで早いスタートの場合に、ゴルフ場に着いたらチェックするポイントがあります!

さて、朝早いスタート時間の時は、ゴルフ場到着も早い時間になります。場合によっては、真っ暗なうちに、クラブハウスに入ることもあるかもしれませんね。

朝早い時間にクラブハウスに着いたら、まずクラブハウスの前から、コースを見渡しましょう。ゴルフ場到着の時に氷点下になっていたら、間違いなくフェアウェイやラフは、真っ白く霜に覆われていることでしょう。

ゴルフ場に着いたら、以下の確認をしましよう!

★フェアウェイやラフは白く霜が降りていないか?

また、練習グリーンにビニールシートがかけられている場合もあります。これは、シートを被せないと、練習グリーンが凍って、練習グリーンがその役目を果たさないことを防止するためです。

★練習グリーンでは、歩いてみて、グリーンの状態を確認しましょう。凍っていれぱ、スパイクの踏み具合で感じるはずです。

★練習グリーンにシートが被せてあった場合、シートが被されていた場所とシートが被されていない場所で、霜が降りて白くなっているか、霜が降りておらずグリーンの緑が維持されているか確認しましょう。

★そして、色が明確に分かれている場合には、そのグリーンの色の違いで、速さはどう違うかを確認しましょう。

一般的に、白く霜がついている部分は、霜が多くない限りは、速いはずです。霜が多いと、雪だるまのようになってしまいます。

冬のラウンドで、早い時間にスタートする場合の注意点、ポイントその1〜フェアウェイとラフの状態に注意!

朝一番のティーショットでは、ティーペグをティーグランドに刺す際に、凍っているかどうかを確認します。

ここで、普段通りそのまま刺すことができれば、この先のコースの状態は、カチンカチンではないと思います。

さて、このティーショットで注意することは、真っすぐにフェアウェイに飛んでいけば、ボールは少し凍った地面を転がります!

しかし、少しでもフェアウェイを外れてラフに飛んで行くと、ボールは氷の上のように転がって、通常はラフで止まるのに、林の中まで入って行ってしまいます。

★「ラフは通常のラフではない」、という状態なのだと認識すべきです。従って、朝一番ホールからは、できるだけフェアウェイをキープして、攻めて行きましょう。

冬のラウンドで、早い時間にスタートする場合の注意点、ポイントその2〜グリーン周り

セカンド地点などからグリーンを確認すると、グリーンも凍っていて、白くなっている部分が確認できるでしょう。

そのような時には、グリーン周りのラフも凍っています。硬い芝の上からのアプローチになりますので、上手くフェースに乗せて、上げようとなどと考えずに、凍ったラフを転がすことを考えましょう。

そして、ピッチ&ランのアプローチをする際には、必ず落とし所のグリーンの状態を確かめてアプローチするようにしましょう。

凍っているグリーンに直接落とすと、跳ねて思わぬところまで行ってしまいます。

冬のラウンドで、早い時間にスタートする場合の注意点、ポイントその3〜グリーンに注意・その1

冬の朝早いスタートのゴルフで、最も注意しなければならないポイントは、グリーンです。

フェフウェイやラフが霜に覆われている場合などは、間違いなくグリーンは凍っています。

ゴルフ場では、各ホールのグリーンにシートを被せていて、グリーン全体を覆っていることもありますが、ピンを囲んだ一部だけという場合も少なくありません。

そして、プレーが始まる時にはこのシートが外されていますが、グリーンがシートで被われていたために、緑になっている部分と、まだ凍っていて白くなっている部分があります。

この凍っている部分は、ボールが跳ねるほど凍っているのかどうかがわかりません。

緑になっている部分はそれほど凍っていないと考えられますが、芝の下は凍っている可能性があります。

ですから、緑の芝が見えていても油断は禁物で、思わぬ跳ね方で奥まで飛んでしまうこともありますから、直接グリーンオンをさせずに、手前の花道へ落とすくらいで攻めましょう。

冬のラウンドで、早い時間にスタートする場合の注意点、ポイントその4〜グリーンに注意・その2

また、パットも注意が必要です。凍っているグリーンは、速い場合と霜で遅くなる場合があるからです。

表面の霜がそれほどついていない場合は、氷の上のように滑ります! 逆に霜がついている場合は、ボールに霜が雪のようにつきます。

さらに、白くなっている部分と緑の部分を両方通過する場合は、速さが一定ではなく、距離感を合わせるのが難しくなります。

シートを被せていた部分は緑ですが、基本は凍っています。しかし、陽が当たると溶けて水分が出てきて、濡れた芝の状態になりますので、遅くなります。

このように、凍ったグリーンは、天気の具合と陽の当たり方で、目まぐるしく変化します。これは、実際にプレーしてみないとわかりません。

★グリーンを歩いてみて、凍っているかどうかを確認して、「まだ凍っているのか?」「少し溶けてきているのか?」「完全に溶けているが水分を含んでいるのか?」「すでに乾いているのか?」を把握しましょう!

思わぬ転がりや、ショートで3パットにならないように注意が必要です!