Gride

gettyimages/1133992117
getty

ゴルフスイング

宮下芳雄@プロゴルファー

これが打てればスコアアップ間違いなし!ミドルアイアンの打ち方

こんにちは宮下芳雄です。

今回はミドルアイアンの打ち方のコツを紹介します。

【本記事の目次】
・ミドルアイアンとは?
・ミドルアイアンの特性
・ミドルアイアンの打ち方とは?
・ミドルアイアンを使う状況
・ミドルアイアンがどうしても打てない時は……

ではご覧ください!

ミドルアイアンとは?

getty

ミドルアイアンとは、5番から7番のアイアンのことを言います。

最近では5番アイアンを使うゴルファーが少なくなってきていることもあり、実際には6番と7番がミドルアイアンと言ってもいいでしょう。

ルールで使えるクラブは14本以内と定められています。

その14本のクラブ中で、真ん中に位置するクラブがミドルアイアンということもあり、ウォームアップで一番最初に打ち始めるのがミドルアイアンだったり、スイング作りの練習でよく使われるのがミドルアイアンなことが多くあります。

私もゴルフ初心者だった学生時代はよく7番アイアンで練習をしたものです。

ミドルアイアンの特徴、特性

getty

次はミドルアイアンの特徴や特性を説明しましょう。

■適度にボールが上がる

アイアンの中では上がり過ぎず、低過ぎず、ちょうどいい弾道の高さでボールを打つことができます。

■シャフトの長さがちょうどいい

シャフトの長さが長過ぎないので、振りやすさは良いと思います。そんなこともあり、フォーム作りでミドルアイアンを使うことをオススメします。

■試打クラブの多くが7番アイアンで試しやすい

14本のクラブの真ん中に位置することもあり、アイアンの試打クラブは、ほぼ7番アイアンです。

ミドルアイアンの打ち方とは?

getty

1.ミドルアイアンのアドレス

アドレスの体重配分は左右均等がいいです。スタンスの幅は肩幅くらいでOK。ボールの位置はスタンスの中央がいいですね。

2.ミドルアイアンのスイング

ミドルアイアンだからと言って特別なスイングをすることはありません。他のアイアンと同じイメージで大丈夫です。

3.その他、注意すること

私からの提案は「ミドルアイアンは飛距離より方向性を重視しましょう」です。そんなこともあり、コントロール性を意識してスイングしたいのです。

そのためには「グリップを短く握る」「スタンスを狭くする」「振り幅を抑える」「80%の振り加減でスイング」などをスイングする際に注意していきましょう。

ミドルアイアンを使う状況

getty

ミドルアイアンを使う状況を考えていきましょう。

グリーンを狙う時、当たり前ですがミドルアイアンの距離が残っていた場合は、ミドルアイアンを選ぶと思います。

その他の場所でミドルアイアンを使うメリットをお伝えします。

■傾斜

傾斜からのショットについては、レッスンを受講していただいている多くのお客様にもミドルアイアンの使用をオススメしています。

なぜなら、傾斜からのショットではバランスを崩したり、いつも通りのスイングを行うことが難しいからです。

そんなこともあり、ミドルアイアンの選択をオススメしています。

■ラフ

芝生が長いラフは、ロフト角度がある程度ありボールが上がりやすいミドルアイアンがオススメです。

こう言うと「深く沈んでいるラフはミドルアイアンは無理でしょ!」「冬のラフはフェアウェイウッドやユーティリティでも打てるよ」と思う方もいるはずです。

まさにその通り、そしてゴルファーのレベルや筋力などによってミドルアイアンが良かったり、他の番手でも良かったりなどの違いがあります。

その都度自身の判断でクラブ選択をしてほしいです。

しかし、エンジョイゴルファーさんを中心とした中級者レベルでは、ミドルアイアンを使った選択が正しいと私は考えています。

■フェアウェイバンカー

足場が悪く、砂の上から打たなくてはいけないフェアウェイバンカーからはミドルアイアンで打球することをオススメしています。

その理由は2つあります。

1.ボールが上がりやすい
2.ある程度、距離が稼げる

芝生からショットをするよりもミスが出やすいフェアウェイバンカーでは、ミドルアイアンがオススメです。

ミドルアイアンがどうしても打てない時は……

getty

ミドルアイアンがどうしても上手く打てない時は、無理して5番アイアンは使わなくても大丈夫です。

その理由は、女子プロやゴルフ上級者でも5番アイアンを使わず、その代わりにユーティリティを使う人が増えているからです。

難しい5番アイアンを無理に使うよりも、やさしく打てるユーティリティを使ったほうが良いと私は考えています。

しかし、こう書くと「私は男子プロのように5番アイアンを使いたい」「ヘッドスピードが速いのでユーティリティだとボールが上がり過ぎる」という方もいると思います。

そんな方は、ぜひ5番アイアンに挑戦してほしいと思います。

しかし、多くのゴルファーは簡単に、楽に良いショットを打ちたいと思っているはず。

なので無理して5番アイアンは使わなくでも大丈夫だと思っています。

今回は以上です。

みなさんもミドルアイアンを安定して打てるようになり、ゴルフ上達を目指してください。

ではHave a nice golf !!