ゴルフトーナメントの情報発信基地、プレスルームの裏側を紹介!(JTカップの場合)

ゴルフトーナメントの情報発信基地はプレスルーム。その裏側は……。

2019年賞金王は2年連続今平周吾

2019年賞金王は2年連続今平周吾

男子ツアーの最終戦、ゴルフ日本シリーズJTカップが東京よみうりカントリークラブで開催された。

最終日は8597人のギャラリーが押し寄せ、盛り上がりを見せた。

JTカップ最終日は、今平周吾、ショーン・ノリスの賞金王争いに加え、石川遼、ブラッド・ケネディが終盤までデッドヒートを演じ、見応えのある白熱した試合となった。

ノリスは優勝すると賞金王。今平はノリスが優勝しなければ賞金王となる。

一番スッキリするのは、今平がこの試合に勝って賞金王になることである。

今平は最終日4アンダーで首位と2打差の5位タイからスタート、5つスコアを伸ばし、トータル9アンダーで、トーナメントリーダーで18番ホールを迎えた。

18番は227ヤードのパー3で、グリーンの傾斜が強く難易度の高い名物ホール。

ここで今平はまさかのダブルボギーで、7アンダーと首位陥落、3位となった。ただ、ノリスが5アンダーの4位タイで終わり、今平の2年連続賞金王が決定した。

JTカップ優勝はプレーオフを制した石川遼

JTカップ優勝はプレーオフを制した石川遼

優勝争いは、最終日3アンダーでスタートし、5つ伸ばしたケネディと4アンダーでスタートし、4つ伸ばした石川がともに8アンダーで、プレーオフにもつれ込んだ。

東京よみうりCCの難易度の高い18番の繰り返しでプレーオフが行われた。

両者2ホール目までパーで譲らず、石川が3ホール目にバーディーを決めて、2015年以来自身2度目となる日本シリーズJTカップを制した。

トーナメントの情報発信基地 プレスルーム

トーナメントの情報発信基地 プレスルーム

このJTカップで、男女を含めて1年間のツアー競技が終わった。

この競技の興奮を世の中に伝え、情報を発信し続けているのが、各大会に設けられているメディアが集まるプレスルームである。

プレスルームはクラブハウスやその大会のために特設されたプレハブなどに設けられている。

JTカップの場合はクラブハウスの1階に設置されていた。

プレスルームには新聞、スポーツ紙、テレビ局、ゴルフ雑誌、WEBなどの各ゴルフメディアの記者が詰め、トーナメントに関する記事を現場で書き、リアルタイムで情報発信している。

試合の状況が刻一刻わかる

試合の状況が刻一刻わかる

試合の状況が刻一刻分かるように大きなディスプレイで、リーダーズボードが速報で表示される。

また、テレビモニターも設置され、中継局の編集前の画像がリアルタイムで見られるようになっている。

記者はもちろん、コースに出て、優勝争いや注目選手の組について、試合の状況を生でチェックする。

ただ、ゴルフの場合18ホールあり、各ホール、各組にまたがって取材することは難しい。

各メディアは、通常各1名の記者、カメラマンで試合をカバーするので、特に終盤になると試合全体の状況を把握することが難しくなる。

そこで、プレスルームで各選手のスコアのアップダウンや試合全体の状況を、スコアボードの情報やテレビモニターの映像から確認し、記事にしていく。

試合に関する細かい情報も提供されている

試合に関する細かい情報も提供されている

選手のコメント、メディアの掲載情報、各日の結果詳細、平均パット、パーオン率、フェアウェイキープ率などの部門別一覧、各ホールの難易度、ギャラリー数、天気状況などの資料が用意されていて、すぐに記事に反映できるようになっている。

ほかにも、上位選手や、優勝選手のインタビューをするためのインタビュールームが設置されていて、選手の話をじっくり聞けるようになっている。

JTカップでは、賞金王を取った今平周吾や、優勝した石川遼の記者会見が開かれた。

石川遼の優勝への思い!!

石川遼の優勝への思い!!

石川遼は優勝の思いを45分間にわたり会見をした。

石川は最年少で生涯獲得賞金10億円を超え「勝てると思わなかった。18番でバーディーを取って優勝できたのは一生の思い出です」とコメントした。

それらの情報が記事となって配信された。

昼食のお弁当も用意され、至れり尽くせり(おいしい!!)

昼食のお弁当も用意され、至れり尽くせり(おいしい!!)

実際その試合を担当する記者は、ほぼ1週間プレスルームで仕事をする。

ゴルフトーナメンの取材の場合、各組のスタートが7時から10時なので、試合が終わり、記事を書き終わるまで10時間近くコース、プレスルームにいることになる。

すると食事の問題が出てくる。

食事はコンビニで買ったり自分で用意したりすることもあるが、プレスルームで朝、昼の食事を用意してくれる場合がほとんどである。

朝は簡単なおにぎりなどを準備してくれるが、昼はお弁当のことが多い。

また、食券が配布され、コースのレストランやギャラリープラザで食事をできる場合もある。

JTカップでは、昼はお弁当が用意されていた。無料のことが多く、記者にとってはありがたいことである。

また、水やお茶などのドリンク類やコーヒ―も用意されている。

プレスルームの大事な役割

プレスルームの大事な役割

これらのプレスルームの運営は、PR会社が担当していることが多い。

もちろん、ツアーの広報担当もいて、各種の情報や選手に関する情報を提供して、記事を書きやすいようにしている。

特に、トーナメントでは、有力選手が次々に試合を終了した場合、選手のコメント取りや、テレビや紙メディアの取材の順番など、取材がスムーズにいくようにプレスルームの運営担当者が調整する。

日本の男女のゴルフツアーはこの男子のJTカップで終了した。

2020年はオリンピックのゴルフ競技もあり、今年以上にゴルフが盛り上がることが期待されている。

その中で、競技の情報が発信されているプレスルームは大事な役割を果たしている。

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ゴルフライター嶋崎

ゴルフライター嶋崎 スポーツ用品メーカーでクラブ・ボールの企画開発、広報・宣伝・プロ・トーナメント運営等を担当、退職後、ライターのほか多方面からゴルフ活性化活動を継続。日本ゴルフジャーナリスト協会会員。

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