練習グリーンでは速さだけでなく、硬さもチェックする

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練習グリーンでは速さだけでなく、硬さもチェックする

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午前8時過ぎの練習グリーンは、真夏の市営プールのように混雑していますよね。

その中で、スタート前からパット合戦などと、お金を賭けている輩もたまに見かけます(100円賭けても犯罪行為ですよ)。

まぁ、たいていの人が、カップインを狙った練習に没頭していますが、スタート前からカップインにこだわった練習をしても、あまり意味はないのです。

グリーンのデータを活用しましょう

グリーンのデータを活用しましょう

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プロゴルファーにスタート前の練習グリーンで何をするかと質問すれば、ほとんどのプロが口を揃えて、「主な作業はグリーンにタッチを合わせることです」と答えます。

タッチとは距離感です。

グリーンの速さに自分の感覚を重ね、その日のグリーンにあった距離感をつかむといったところですが、すべてのプロが普通にやっていることです。

練習でもカップインを狙うアマチュアゴルファーとは違い、適当な目標を定めて、リラックスしてボールを打っています。

毎日のようにラウンドしているプロゴルファーは、グリーンの速さを感覚でつかめます。

自分の中にしっかりとした物差しがあり、それを基準に速いか遅いかを判断しています。

ラウンド数が少ないアマチュアはこうはいかないので、速さを知るために情報が必要になります。

そのひとつが、グリーンの速さと硬さの表示です。

最近はキャディーマスター室の近くに、毎日データを表示するコースが増えてきたので、ぜひこれを活用したいものです。

表示が2桁なら速いグリーン

表示が2桁なら速いグリーン

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グリーンの速さを測るのは、一定の角度に傾けるとボールが転がり出すスティンプメーターという計測器です。

滑り台からボールを転がして、転がった距離(単位はフィート)を測ると考えればいいでしょう。

原則として平らな場所で3回、同じ場所から反対方向に3回の合計6回計測して、その平均値を示します。

私たちが普段プレーしているコースの場合、速さは大体9フィート前後です。

表示が2桁になっていたら、速いグリーンだと思って間違いありません。

ちなみにプロのトーナメントでは、平均で11~12フィート。

国内男子ツアーでは14フィートという超高速グリーンもあり、この数字はマスターズが行われるオーガスタ・ナショナル以上の速さです。

グリーンの硬さもチェックしておこう

グリーンの硬さもチェックしておこう

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グリーン面の硬さ(コンパクション)もボールのスピードに変化をもたらします。

こちらも専用機器のコンパクションメーターで計測します。

バネ仕掛けの円錐状の針で、垂直にグリーン面を押して数値(単位はミリ)を割り出します。

私たちがプレーする一般的なグリーンで11~12ミリ、大きなピッチマークがつく10ミリ以下になると、相当柔らかいグリーンといえます。

プロトーナメントでは12~14ミリ、それ以上になりますと、ピッチマークがつかないほど硬いグリーンになります。

データでは、硬くて遅いグリーンや柔らかくて速いグリーンはありません。

速さか硬さ、どちらかの数値が大きいときほど、グリーンは速いと思っていいでしょう。

ただし、グリーンは生き物ですから、練習グリーンを含めて、すべてがその数値通りではないことも頭に入れておきましょう。

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Nick Jagger

元某ゴルフ雑誌編集長。ゴルフ取材歴30年以上。現在フリーランスのライターとして、単行本、ゴルフコミックの原作など多数執筆中。

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