クラブを買い換える時は「重量フロー」も考える!

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クラブを買い換える時は「重量フロー」も考える!

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「ゴルフがちょっと上手くなってきたんじゃない?」とか。

「このクラブだけ変えたらスコアアップするかも」とか。

あるいは「あの選手が使っているドライバーが欲しい!」など。

そんな気分になり始めたらクラブの買い替え時ですね。

あれこれ迷うのは買い替えの楽しみですが、クラブの「重量フロー」も頭の片隅に置いておきましょう。

重量フローってなに?

重量フローってなに?

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フロー(flow)は直訳すると「流れ」という意味ですが、いろいろな分野で便利な言葉として使われています。

IT関係や経済関係はとくに多く、データフローとかキャッシュフローとか。

一般的な事務仕事でも「フローチャートにして」なんて会話も聞かれます。

フローがついた言葉をまとめて簡単に言ってしまえば「流れをスムーズにして効率化を図る」といった意図を持っています。

これをクラブの重量フローに当てはめると「ドライバーからウェッジまでのクラブ重量の流れをスムーズにして常にスイングテンポを同じにする」となります。

ご存知のように、クラブの重量はもっとも軽いドライバーからウェッジに向かって番手ごとに重くなっており、長さは逆にドライバーからウェッジに向かって短くなっています。

長さと重さのバランスを図ることで振ったときの感覚を等しく、つまりどのクラブも一定の力量でスイングできるように設計されているのです。

わかりやすく言えば、どのクラブも同じスイングテンポで振れることが、クラブ重量の理想ということですね。

バラ買いする人は重量フローを考えて!

バラ買いする人は重量フローを考えて!

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クラブを買い替えるなら全取っ替え! なんて大人買いができる経済力を持っている人であれば重量フローを考える必要はほとんどありません。

メーカーが販売しているブランドは(ピンであればG410シリーズとか、キャロウェイであればエピックシリーズとか)は、セットで買えば、重量フローが最初から設計されていることが多いからです(ただし共通ブランドでもモデルやシャフトごとに重量フローは若干変わってきますので注意が必要です)。

しかし、多くの初心者やアベレージゴルファーは「アイアンセットだけ」あるいは「ドライバーやユーティリティだけ」を買い替えるというのが一般的なパターン。

例えば、カーボンシャフトのアイアンを使っている人が、それまでの軽量ドライバーからハードスペックのドライバーに変えるとどうなるでしょう?

ドライバーだけが今までの重量よりも重くなり、重量フローが変わってしまいます。つまりドライバーだけ他のクラブとは違うパワーでスイングしなければならなくなります。

これに気がつかないと「あれ? ぶっ飛びドライバーとか言ってたのに全然飛ばないじゃん!」なんて愚痴が出て、新兵器になるはずがお蔵入りしたり、オークション行きという予期せぬ結末を迎えることになるわけですね。

……予期せぬ、というか、予想通りでもありますが。

ドライバーは5番アイアンの-100グラムが一般的

ドライバーは5番アイアンの-100グラムが一般的

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したがってニューギアをバラで購入する際、重量フローを考えたほうがスイングへの影響が少なくなります。

とはいえ、基準値が分からないとバラ買いする際、参考になる重量が分かりませんよね。

最近のアイアンは5番までのセットが多くなっており、その分、長い距離を担当する番手を7〜9番ウッドやロフト角のあるユーティリティで構成するため、正確な重量フローの構成がやや難しくなっています。

したがってアイアン系とユーティリティを含むウッド系は別々に構成したほうが良いのですが、2つに大きく分けた際、両方に重量差があるとどうしてもスイングテンポが崩れてしまいます。

現在、重量フローの基準は5番アイアンを中心として、ドライバーを5番アイアンの重量からマイナス100グラムに設定することが一般的です。

5番アイアンの平均重量は400〜430グラムですから、ドライバーは300〜340グラム、ユーティリティを含むウッド系はシャフトの長さに合わせて軽くしていけばいいわけですね。

またサンドウェッジ(SW)やアプローチウェッジ(AW)などもバラ買いする際、5〜9番アイアンの重量差に合ったクラブであればスイングテンポを変えることなくショットが打てます。

でも本当に欲しいクラブなら買っちゃいましょう!

でも本当に欲しいクラブなら買っちゃいましょう!

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「せっかく買ったドライバー、たとえ重量フローが崩れても使わないのは俺(私)が許さぬ!」とばかり、練習場でドライバーと格闘する姿、その心意気や感心、感心。

練習場の成果は必ずコースで報われます。

どうしても欲しいクラブがあったときは、あえて重量フローを無視してでも購入しましょう。

あまりデータだけにとらわれるとゴルフがつまらなくなります。

欲しかったクラブを手に入れ、スペックを最大限に引き出したときは、きっとスコア以上の快感を得られるはずです。

新しく買ったドライバーが当たり始めたら、ドライバーを重量フローの基準値として他のクラブを買い替えるという手もありますし、ドライバーのスイングテンポがどうしてもなじめない場合は、シャフトを交換して重量フローを整えるという方法もあります。

クラブはウッド系もアイアン系もヘッドやグリップに重量幅はあまりありませんが、シャフトだけは大きな重量幅があります。

いちがいに軽くすればいいというわけではありませんが、重量フローだけを考えた場合はシャフトを最適重量にすれば必ずメリットが生まれます。

シャフトを重量フローに合わせて交換するなんて、ちょっと上級者っぽく見えるところもいいでしょ?

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Taddy Bear

大手建設会社の月面都市計画から押入れのカビの取り方まで、あらゆるジャンルの記事を書き続け、気がつけばキャリア30年のライターです。 ゴルフ関連ではプロから著名人、アマチュアまで幅広い人物のインタビューを中心に執筆していました。仕事での関わりは長くても、ゴルフの楽しみはまだまだ入り口しか知りません。 皆様と一緒に楽しめる記事を書きたいと思っています。 なお、Kindleにて短編集「アームチェア・ゴルファーの優雅な午睡」などを出版しています。 https://headlock2004jp.wixsite.com/taddybear

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